イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます
[中日ドラゴンズ] [スポーツ]






石川、館山の二枚看板を山井、川井で連破し、いよいよ明日勝てばマジック点灯までこぎつけた。
数字上は圧倒的な中日有利。各メディアでも中日優勝で決まりといった空気が大勢を占めてきた。

だが昨日も書いたように、このカードは4タテしなければまだまだ油断ならないのである。
特に解説者なんかはテキトーなもので、明日から2連敗すればたちまちヤクルトの逆襲を声高に言い始めるだろう。
中日にとって、間髪いれずに東京へ移動しての巨人表ローテとの対戦というのも厄介だ。
内海を明日の阪神戦にぶつけてくれれば良いのだが、そうでないなら内海、澤村と対さなければならない。


だからこそ「勝って兜の緒を締める」の格言通り、明日は鬼の集中力で増渕を打ち砕いてもらいたい。
そうなるためには、やはり4番の破壊力が不可欠になってくる。
一時期に比べれば打線全体もずいぶん活発になってきた感があるが、すべてはブランコの復帰から始まったのだ。








初回、館山の立ち上がりを襲った逆方向への一発。昨夜の平田弾に続き、今日も序盤早々に試合を決めた。
両リーグ断トツの18個目の勝利打点は、わずか72試合の出場としては異常な数である(日本記録は1985年バースの21)。

ブランコといえばかつては、2ストライクから外の変化球を追いかけて空振りするパターンがお決まりだった。
この弱点さえなければ完全無欠の恐怖の4番になれると言われ続けながら、結局2年間同じ失敗を繰り返した。

ところがシーズンの半分を棒に振った今季、久々に戻ってきたブランコは、なんとこの弱点を克服していたのだ。
一体休養中にどんなトレーニングを積んだのか分からないが、今のブランコはめちゃくちゃ頼りになる。
また守備・走塁面すべてにおいて極めて強い闘志でチームを牽引する姿は、助っ人の鑑と呼ぶにふさわしい。


荒木、井端にブランコがいて、和田も谷繁も好調で、平田、大島が元気とくれば点も入るはずだ。
あれ?7人しかいない。まあいいや。




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一発長打型の外人助っ人の存在は、例えるならギャンブルのようなものである。
基本的に彼らは「遠くへ飛ばす」ことに関してはケタ外れの能力を持っているが、
それ以外の野球センス(選球眼等々)は高校球児レベルか、それ以下というのが定番だ。

特にDH制のないセリーグでは守備をそれなりに無難にこなしてもらう必要もあるわけで、
見るからにまん丸とデブって復帰した現状のブランコなんてのは、ハイリスクの塊この上無いのである。


案の定、復帰後のブランコときたら毎度ポロポロとザル守備を連発し、
09年の来日直後に聞かれた「捕球はウッズより巧い」との前評判は完全にぶち壊れている状況だ。
今日も序盤から早々と簡単なゴロを逆シングルで捌きに行って失敗してしまい、ファンのイライラは募るばかり。

だが、その直後だった。











打った瞬間それと分かる打球は、台風すらも抗えぬ圧倒的な威力で曇天の雲を突き破り、場外へ。
数秒前までのスコアがたった1球でひっくり返る「これぞ4番」という逆転3ランだった。

エラーもする。三振もする。だけど、ブランコにはこれがある。
これがあるから、ギャンブルは楽しいのだ。




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●3-8楽天





各球団、一斉にOP戦が始まりいよいよ気分は球春到来。
連覇を狙う落合竜は、何かと関係の深い星野楽天との初戦を迎えた。


OP戦というと、つい粋の良い若手や新人の活躍に目が向けられがちだが、
本来の趣旨は主力の調整ならびに若手や新人の「ふるい落とし」の場であると私は考えている。
今日でいえば吉川のマルチ、中田亮のタイムリー、武藤の好投などは確かに見ていて楽しいし、
おそらく明日の中スポもその辺りを中心に記事が書かれるのだろう。

しかし今日の試合、最大のポイントは言うと、私が見た限りはブランコの三振だったように思うのだ。
落ちる球に空振り、直球をファール、また落ちる球に空振りで三球三振。
一見、なんの変哲もない「あー、やっぱブランコだな」とため息が出るだけの空振り三振。
されども問題は、昨年嫌になるほど見せられたのと"同じパターン"で料理されてしまっていた点にある。


今季はブランコと同タイプのグスマンと、謎の多いカラスコという2人の外人野手が新加入したわけだが、
ブランコが一昨年のように期待に応える可能性が高ければ、この2人を獲る必要など一切なかったはずだ。
にも関わらず2人も獲得したのは、それだけブランコのウィークポイント、つまりは落ちる球を空振りする、
あのおなじみの光景が改善される余地が少ないことの表れでもある。

言いかえれば実績がある分、そこさえ治れば優先的にスタメンで起用されるのだろうが、
あの空振りを見る分には、なんも変わっちゃねえなと言わざるを得ず、現時点ではグスマンが一歩リード。
昨年ならそれでもブランコを使い続けなければ仕方なかったのだが、今季は代わりにグスマンがいる、
カラスコがいる、さらには中田亮も平田も控えており、いくらでも対処できる状況が整った。


今日の最大のポイントがブランコの三振であるというのは、まさにその部分であり、あの三振を見ても心配になるどころか、
代役の選手たちが多く見られることへの期待の方を強く感じたのは層の薄かった昨年では考えられなかったことである。
その点において、確実に昨年より中日は強くなった。
それが確かめられただけでも、今日の試合は充分に意義のあるものになった。


ブランコに中田亮のような柔らかい打撃が備われば最強なのだが、それは無いものねだりってやつか。



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中日4-16SC



なんでもかんでも「努力すれば報われる」という格言を信奉すりゃいいってもんじゃないわけで。














時には諦めも肝心



今日のブランコを見ていてつくづくそう感じた。



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2戦を終えて1勝1敗。
とりあえず本拠地で連敗スタートという最悪の形にならなかっただけでも御の字と言えるのではないか。

落合監督も言うように、良くも悪くも普段着野球ができているな、というのが率直な感想で、たとえば初戦のようなあっけない
敗戦はシーズン中にも幾度となく見せられた光景であり、1999年の日本シリーズ初戦で工藤に13三振を喫した際に感じた「明
らかに日本シリーズ独特の雰囲気に飲まれての異常な敗北」ではない分、淡々とした気にするまでもない負けであった。

こういう負け方をした翌日に大勝するのも実にありがちというか、シーズン通りの展開である。
ぶっちゃけナゴヤドームとは言え、そう易々と連勝できるとは思っていなかったのでここまでは予想の範囲内。
両軍にとって互いの野球の形みたいなものがある程度見てきたところで、いよいよ明日からが真の本番だといえよう。



ここで移動日が挟まり、一息ついたところで苦手なビジター球場、しかも鬼門といわれる千葉マリンで戦うわけだが、何しろ
どちらかの3連勝で終わらない限りは、この3試合で勝ち越した方が王手をかけて土曜日のナゴヤドームに行けるのだ。
そう考えると千葉での3連戦の持つ意味合いは非常に大きくなるし、土曜にナゴヤで西村胴上げという、6日のチケットを取
った人間として最悪な展開だけは何がなんでも避けなければなるまい。


そのためのキーマンに私が挙げたいのは、(荒木は引き続き最重要として)並んで重要な選手が、








昨日ホームランを含むチーム最多の4打点を密かに挙げていたブランコである。

今のところ、ブランコの状態は極めて悪いと言わざるを得ない。
インコースの直球と変化球で追い込まれ、外の落ちる球を空振りという今季150回以上も経験しなが未だに釣られるか!と、
毎度おなじみ「パワプロ配球」に学習能力など微塵も感じさせずやられ続ける姿には、怒りを通り越して呆れるしかない。


ところが、バットにかすりもしなかったそのブランコが、ダメ押しながら唐突にタイムリーとホームランを放ち打点を稼いだ。
これがまぐれか、あるいは大差のついた展開でようやく緊張が解れたのかは分からないが、とりあえず一本出た事は大きい。

先日のトーチュウによると渡辺俊介について「大振りはしない。当てにいくことだけ考える」的なことを話していたらしいが、
幸い渡辺俊介はその投法の性質上、ブランコが最も苦手とする縦に落ちる球を持たない投手である。
ゆる~い球を、引きつけて捉える…これができるようならば、とうとう眠れる怪物もお目覚めなのかもしれない。


とか期待してると平気で3三振とかするのがこの人なのだが。
合言葉は脱「ブルン!ブルン!」