イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます
[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




MVPは当ブログの予想通り浅尾が選ばれた。予想外だったのは票差である。

実質、吉見との二択とあってかなりの僅差になるだろうと思われていたが、
蓋を開けてみれば1位票の差が170対70のちょうど100票差という大差だった。
救援投手としての受賞は98年の佐々木以来、13年振り史上二人目の快挙。
岩瀬でさえも経験のない勲章の獲得により、名実ともに浅尾は球史に残る名投手となった。


さて開票内訳によると、今回1位票を得たのは六人。
うち二人が浅尾、吉見で、あとの三人が内海、長野、阿部の巨人勢だ。
まあこれは毎年恒例のキチガイ巨人命記者による捨て票なのでどうでも良いのだが、
「おや」と思ったのが残る一人。最多勝の内海よりも1位票を多く取った選手がいるのである。

まだ答えをご存じでない方は予想してみて欲しい。正解は以下の通り。







浅尾と吉見をリードしたのは確かに谷繁だ。谷繁なくして連覇があり得なかったのもまた事実。
そして13年前にMVPを獲得した佐々木の女房役も、やっぱり谷繁だった。
谷繁という男は、こういう予期せぬとこでちょくちょく存在感を見せてくる男だなと改めて感心した。

なんにしたって浅尾、吉見、谷繁。今回のMVPは役割の異なるこの三人全員のものだと思う。




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「きのこ・たけのこ論争」という有名な争いがある。
お菓子「きのこの山」「たけのこの里」のそれぞれのシンパ間で戦われている不毛な議論のことだが、
どちらの陣営につくかでその者の価値観まで測り知ることができるとさえ言われており、
この論争が夫婦間で加熱してしまった折には、最悪離婚問題にまで発展することもあるとされている。
ちなみに私はサクサク部分の多い「きのこ」派なのだが、どちらかというと少数派らしい。


また似たような争いに「ビアンカ・フローラ論争」というのもある。
人気ゲーム「ドラクエⅤ」の冒険途中、主人公たるプレイヤーがどちらかとの結婚を迫られるのだが、
主人公の幼馴染で気立てのよい農民ビアンカに対して、フローラは大国の令嬢にして許婚もいる立場とあって、
どこかの調査によると実に7割弱のプレイヤーがビアンカを選ぶのだという。
しかし私のように「フローラのが可愛いじゃん。金持ちだし」と、迷うことなくフローラを選ぶ鬼畜もいるので、
(そう、この話をすると映画「鬼畜」(1978年/野村芳太郎監督)での岩下志麻の妾の兄弟へのそれのような猛烈な
軽蔑のまなざしを飛ばされるのだ)なんだかんだでこの論争は発売から20年近く経った今もなお、終結をみていない。



これらのように、二択は時として人を大いに悩ませるものである。
おそらく今、多くのスポーツ記者は新たなる二択に頭を悩ませているのではなかろうか。
もうお分かりだろう。





浅尾・吉見論争である



12月1日、コンベンションで発表されるシーズンMVP。
もう投票は終わっているのかどうかは知らないが、有権者の記者は相当迷ったと思う。
何しろこの二人、役割が異なるため単純比較のしようがない上に、各々の役割を文句ない成績で全うしているため、
どちらにもあげたい!というのがファン心理だが、どちらか選べと言われたら…、やはり簡単には答えが出ない。
もはや最後は用紙に名前を書くときのフィーリングに頼るしかないだろう。

ちなみに私は悩み抜いた挙句、浅尾に一票を投じることにした(記者だったらの話)。
理由は79試合0.41という化け物じみた成績。全盛期の佐々木をも凌駕したのが決め手である。
吉見の18勝1.65も凄まじいのだが、過去30年で最強かと言えば、もっと上は何人かいる。
よって歴代球界で類を見ない好成績を挙げた浅尾に軍配を、というのが私個人の意見である。


まあ今年に限ってはどちらが選ばれても最高に嬉しいので、発表が楽しみで仕方がない。
ワーストMVPがあったら迷う間もなく森野に100票。



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今季怒涛のごとき活躍でMVP候補筆頭ともいわれる浅尾拓也。
79試合・防御率0.42という成績は過去の錚々たるリリーバー(佐々木、藤川など)と比較しても
歴代最高の数字であり、先発投手なら25勝、打者なら55本に換算できるのではと個人的には思うほどだ。

一方ではほぼ毎日のように厳しい場面で登板する浅尾の起用法については酷使との声も聞かれ、
高橋が離脱のため仕方ないとは言え、確かに大丈夫なんかいと不安になるほど投げまくっていた。
スター性もさることながら、戦力としても向こう10年は欠かせない存在となった浅尾。
登板過多による故障で再起不能なんてなったら冗談じゃ済まされないわけだが、
当の浅尾が優勝会見で口にしたシーズン総括を聞き、驚愕した方も少なくないだろう。



浅尾「連投も少なく、大切に使って頂き、ここまで来れた」



とにかく驚いた。酷使だなんだと周りが騒ぐ中で、ベンチではきっちり意志疎通のできた起用が成されていたのだ。
確かに79登板の内訳を見れば、4連投はラスト13連戦で一度あったのみで、その他は最低3勤1休が守られている。
上辺だけの数字で物事を見てはいけない好例だ。

それでも中日ファンが過剰に酷使を心配するのは、過去に苦い経験を幾度も味わっているからに他ならない。
古くは権藤博に始まり、与田剛、森田幸一、今中慎二あたりが有名どころだろうか。
若くして抜群のセンスを持っていたがために、チーム事情から登板過多を強いられ、故障。
ファームでの徹底的な体力づくりなど下積み練習をする間もなく潰されるという悲劇である。

これらの悲劇を繰り返してはならないと、ファンは浅尾の登板が続くと非常に神経を尖らすが、
よくよく考えてみれば入団時点で既に能力的には一線級だった上記の投手たちとは異なり、
浅尾のルーキー当初はそれはそれは頼りのない、顔採用と揶揄されるほどの貧弱な投手だった。


そのことを象徴しているのがこの一面記事だ。







4年半前の中スポ一面。当時から人気は抜群だった新人・浅尾クンが初めてフリー打撃に登板したところ、
いきなり148キロを連発するも20球投げたら10キロ以上球速が落ちたとか、そんな内容だったと記憶している。
確か同じ記事で腹筋が30回しかできないことやご飯はお茶碗1杯しか食べないことも暴露されていた気がするが、
とにかく当時の浅尾はプロ野球選手としてはあまりにも課題の多いモヤシっ子だったのだ。
そこから体力をつけるためどれだけ必死で努力してきたかは想像するに難くない。


今や球界随一の登板数にも耐えうる鉄腕・浅尾の体力は下積みに裏打ちされたものであり、
権藤権藤雨権藤で知られる酷使の代名詞の権藤や、高卒ながら2年目には144イニング投げていた今中、
イニング跨ぎが日常茶飯事だった与田、森田とは違い、浅尾はステップを踏まえた上で進化してきたのだ。
だからどんどん投げさせろとは言わないが、そこまで心配することもないよという話。


ところでバリバリの酷使コースを歩みながら結局壊れなかった岩瀬って、真の化け物だと思う。




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今日の試合後、トーデンが緊急記者会見を開き、国民に必死の訴えを投げかけた!





 「どうも、皆様のトーデン社長です」
              「本日はこのクソ暑い中お集まり頂きまして誠にありがとうございます」



 「んだんだ!分かってんならさっさと要旨言いやがれ!」



 「ええ、他でもない、本日は重大なお知らせと、併せてお願い事を申したいと思います」





ざわ・・・ざわ・・・




 「なんだ?まさか真夏の計画停電実施と更なる節電の要求か!?」
             「だとすれば熱中症患者の激増は確実!東京は大パニックになるぞ!」




 「ゴホン……、実は現状および今後想定される激しい供給過多に伴い……」



 「……ゴクリ」



 「なるべく浅尾を使わずに勝てるよう選手諸君には頑張って頂きたい」
              「名付けて節タクへのご協力をこの場でお願い申し上げます」



 「せ、節タクだとぉ!なんちゅー安易なネーミング!」
             「……てことは4回途中でさっさと引っ込みやがった朝倉は……?」






 「ハハハ、ありゃ最悪。昼時に冷房21度でつけっぱにするくらい最悪」
              「ま、今日は打線と後続のリリーフに助けられたけどね」



 「この野郎、自分らのこと棚上げやがって!でも朝倉が最悪なのは同意」




というわけで猛暑、これ以上浅尾に負荷をかけないよう節タクにご協力ください。



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ゲームセット。
村田のバットが空を切った瞬間、二ヶ月以上ぶりに3勝目を挙げたチェンは満面の笑みでナインを出迎えた。
が、しかし、チェンよ。本当に手放しで喜んでいいのか?今日の内容なら完封が絶対条件だったはず。
あろうことか8回にもなって無駄な2点を献上したことを、第一に猛省すべきではなかろうか。


と言うのは、チェンの成長を思ってのことではなく、あくまでチームの今後を考えての意見。
結局のところ、こんな簡単に勝てるゲームで浅尾を使ってしまったことが誤算なのである。



今季の浅尾は61試合目で早くも35登板。このペースでいくと80試合前後は投げる計算だ。
勝ってても負けてても接戦ならとにかく浅尾、というのがここまでのパターンであり、
最近は衰えた岩瀬をカヴァーするために事実上クローザーの役目まで負わされてしまい、
その過労っぷりは財務、金融、経済財政大臣の三役を兼務していた一時期の与謝野馨のようである。


このままでは勤続疲労でぶっ壊れかねないとの警告もちらほら聞こえてくるのだが、
高橋聡が離脱している今季に関してはおそらく最後までこの連日連夜の登板は続きそうな気配だ。
しかし浅尾も辛けりゃもう少し辛そうな投球をすれば首脳陣も考えるのだろうが、






スバーン!




ズドーン!



こんな投球されたら、分かっちゃいるけど使いたくなるのは当然である。
でももしこれで怪我したら、浅尾にだけ特例で労災おろしてもいいと思う。