イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます
[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




プロ野球の世界に身を投じた者のほとんどが何の実績も残さずユニフォームを脱いでいく。
普段華々しいスターたちの活躍ばかり見ているとつい忘れがちになるが、
野手ならヒット1本、投手なら1勝することがどれほど険しく大変なことか。
今日はその第一歩に完全に手が届きながらもスルリとこぼして現役を去ったある男の話。





佐藤亮太



当ブログではこの投手のことを過去に5度ほど書いたことがある。それだけ期待の若手だったのである。
しかし、まさかキャリアを0勝で終えるとは思ってもいなかった。
ポテンシャル的にも技術的にもローテの谷間を任されるくらいの能力は充分持っていたはず。
では一体佐藤亮には何が足りなかったのだろうか。私はずばり「集中力」だと思う。

人生に幾つかの分岐点があるとして、成功を収める選手はそれらの場面を必ず自分のものにする。
"ここが一番大事なんだ、ここをなんとかすれば勝てるんだ"。
いわゆる「持ってる選手」というのはそういうのを感覚的に察知して集中力を増すことができる。
それが佐藤亮には無かった。それどころか、一番の勝負どころでことごとくトチって勝利を逃してきた。


象徴的だったのが08年7月23日のカープ戦。8年間の落合中日でもこれほど残酷な場面はそうそうない。
まだプロ未勝利の佐藤亮は要所を締める投球で4回終わって4安打1失点のまずまずの内容。
1点リードのまま迎えた勝利投手の権利のかかった5回表も、単打を挟みつつ簡単に二死を取った。
二死二塁で打席には元中日のアレックス。

カウント1-2から投じたスライダーをアレックスは空振り。球審が右手を挙げた。三振である。
プロ初勝利の権利を得た佐藤亮は渾身のガッツポーズでベンチに戻ろうとした…そのとき「待った」がかかった。
「ファール」。空振りではなく、ファール。一手遅れて球審が下した判断に、一度は安堵した佐藤亮の心は大いに乱れた。

あいかわらず有利なカウントのはずなのだが、結局アレックスには四球を出してしまう。
二死一二塁となって四番の栗原。







逆転3ランを浴び、続く嶋にもヒットを許したところでお役御免。
あと一球で泣く投手は山ほどいるが、一度は勝ったはずの勝負を仕切り直して泣くのは珍しい。
あまりにも可哀そうな結末。だが打たれたのは佐藤亮自身に他ならない。これが佐藤亮の力なのだ。

もしここで勝っていたらその後の行方も変わっていたかもしれないと思うと、人生とは残酷なものだ。
同じような才能をもってプロの門を叩く大勢の若者たち。
成功するか脱落するかの分岐は、こういう場面で踏ん張れるか否かにかかっているのかもしれない。




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佐藤亮株、暴落↓↓


期待の佐藤亮が、見事に砕け散った。
7日、横浜戦に先発した亮太は、3回途中4失点でKO。

1,2回は多彩な変化球を織り交ぜ、
クリーンアップから三者連続三振を奪うなど上々の立ち上がりを見せていただけに、
3回を迎えての突然の変貌は少々驚きであった。

この回、先頭の相川に初球を中前打された亮太は、
続く土肥の下手くそな犠打をすかさず二塁へ送球。

だがこの時の動作が、まだまだヒヨッ子だった。
あろう事か送球はカヴァーに入ったショートの頭上を越え、
さらにセンター李が捕球を誤っているうちにランナーは三塁へ。

二死を取るつもりが、無視一、三塁とピンチを招いてしまったのだ。
そこからの崩壊っぷりは、スコアの「5点」を見れば想像するに難くないだろう。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」

昔の人はよく言ったものである。

犠打の二塁殺しは、意外とミスしやすいプレイだ。
何せスピードが要求されるため、只でさえ慌てている上に、
正確に野手のグラブへ送球しなければ却って危険が拡大する事も考えられる。

・よほど走者の足が遅く、刺せる余裕があるか。
・もしくはフィールディング動作に自信があるか。


このいずれかでない限り、できれば避けた方が良いプレイである。

川上や山本昌のようなベテランならまだしも、
プロ初先発の半人前が、あの場面で慌てる必要は果たしてあっただろうか。

確かに併殺が取れればその勢いのまま突き進めたかもしれない。
しかしわずかでもリスクがあるなら、
敢えて「二死」を追わず、目の前の「一死」を大事にすれば良かったのではないか。

あくまで結果論であるため説得力は無いかもしれないが、
1,2回と最高の投球を見せていただけに、
たった一度の判断ミスで崩れていった3回の投球が残念でならない。

春先から高騰の一途を辿っていた佐藤亮株も、
とりあえずここで終息。

だが私はやけ売りする気など毛頭ない。
やはり佐藤亮の多彩な変化球とノビのある直球は魅力である。

次回、登板する時は必ずきっちり課題を克服し、
それなりの投球を見せてくれるはずだ。

頑張れ、佐藤亮!
3年後はお前と吉見が左右エースだ!

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亮太なき名簿。


本日、開幕日の各チーム一軍登録選手名簿が発表された。
打者では大方の予想通り澤井と中村公、
そして守備力に定評のある普久原が一軍に残った。

驚くべきは、投手である。
とりあえず名簿を確認してみよう。


〔投 手〕
11 川上憲伸  
12 岡本真也  
13 岩瀬仁紀  
14 朝倉健太  
20 中田賢一  
34 山本昌  
36 デニー  
42 S.ラミレス 
49 F.グラセスキ  
67 高橋聡文
68 長峰昌司  
69 小林正人



パッと見ても分からないと思うが、
なんと鈴木と中里が落選してしまったのだ。

OP戦で滅多打ちを食らった鈴木はともかく、
防御率0.00の中里が落とされたのは驚きである。

ついつい「落選=怪我か!?」と勘繰ってしまいがちだが、
OP戦の内容が悪かったことが原因だと本人がハッキリ述べているので、
とりあえずアクシデントに関する心配は無用のようである。

まぁそれだけ求められているレベルが高い証拠でもあるし、
半月も経てばデニーの代わりに上がってくるだろう。

さて、私がこの名簿を見て最も悲しかったのは、
鈴木でも中里でもなく、佐藤亮の名前が無い事だった。

当ブログでも何度か取り上げたように、
今オフ私はかなり熱烈に佐藤亮をプッシュしてきたつもりだ。

派手さや実績はなく、知名度も低いかもしれない。
しかしこのまま二軍でくすぶるような投手でないのも確かであるし、
実際、OP戦や教育リーグでの登板機会では結果を残してきた。

もう開幕ローテは間違いないだろうと確信していただけに、
今回の落選は我がことのようにショックである。

相当手応えのあった役員面接で、予想に反して落とされる感じ。

まぁでも、開幕一軍なんて大して意味ないか。
要は、今以上の結果を下で残せばすぐにでも上がれるのだ。

そうそう、それこそデニーの代わりに。


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勝ち取れ!6人目の座!


12日、刈谷球場で行われたソフトバンク戦で、
先発の佐藤亮が猛烈アピールを果たした!

まだこの時期は控え選手中心の打線が相手とは言え、
多村・小久保・松中が並ぶクリーンアップは迫力満点。

例え川上であっても5回投げれば2失点は止むを得ないだろう。
だがそんな強敵相手に、佐藤亮はまさかの5回無失点投球。
被安打もわずかに3と、潜在能力の高さを見せ付けた。

先日の記事で書いたとおり、
現在当確している先発の椅子は5席(川上、昌、朝倉、中田、平井)。

つまりローテを無理なく回せる「6席」を満たすためには、
もう一席が空いていることになる。

そんな中での今日の好投は、
まだ瞬間風速的に消えるおそれはあるものの、
とりあえず6席目の最有力の候補として、
佐藤亮が滑り込んだ事を意味すする。

左腕の技巧派投手といえば山本昌だが、
その系統をもろに引き継ぐ佐藤亮。

しかもまだ24歳と若手の類に入る年齢であるため、
将来性も充分である。

いずれ中里らと共に、
竜の新時代を背負う投手に成長するかもしれない。

そして趣味である「レコード」も存分に楽しんで欲しいと思う。
ゴルフを趣味にする選手が多い中、
佐藤亮のような変わった趣味の持ち主というのは非常に目立つ存在である。


そうそう、それこそ・・・


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この人みたいに。


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11月20日の記事で、一度だけ佐藤亮の事を扱ったのを憶えているだろうか。
あるいは佐藤亮という選手の事さえご存知でない方もいらっしゃるかもしれないが、
私は他のどんな中日ファンよりも、佐藤亮に注目しているつもりだ。

11月にも書いたように、佐藤亮は典型的な技巧派である。
しかも球速が遅く、決め球がスクリューという特徴から、
巷では「山本昌二世」で名が通っているようだ。

潜在能力が非常に高いのは、彼の投球を一目見れば分かるし、
またなんといっても貴重な先発サウスポーということで、
今季は大ブレークとは言わずとも、
何試合か一軍で投げることは充分予想される。


そんな佐藤亮の趣味は、「音楽」
とは言っても単なる音楽鑑賞ではなく、
なんとターンテーブルを自在に操る本物の「音楽家」なのだ。

なんでも、寮にまでターンテーブルを持ち込むほどのこだわり振りだそうで、
練習の疲れは「BGM作り」で癒しているとか。

ちなみに夢はナゴヤドームの一軍マウンドを、
自作のR&Bの入場曲をバックに上がる事らしい。

まさに芸術家。まさに天才肌。
マウンドでも趣味同様、
芸術的な投球で打者を翻弄して欲しいものだ。


あ、でもダメか。
うちの近藤真市投手コーチは・・・、



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根っからの演歌好きだもんな。



わざわざ選手名鑑の趣味欄に

「趣味:音楽鑑賞(演歌)」

って括弧付けするくらいだから、
R&Bが好きな若者なんて、生理的に受け付けないに違いない。

しかし近藤コーチ、まだ39歳なのに演歌ってのは、
ちょっと渋すぎやしないか。

ちなみに、かく言う私も演歌は結構好きだったりする。