イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます
[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





思い起こしてみれば2月のキャンプ中、メディアの注目は堂上直が掻っさらっていた。
昨季チームを優勝に導いた実績、天性のスターの素質…。周囲がさらなる進化を期待するのは当然である。
落合監督もキャンプ序盤からあからさまに井端と競争させることで意識と技術の向上に成功。
キャンプ終盤を迎えた時点の評価としては、「開幕は堂上直」との声が井端を推す声に勝っていたほどだ。

さあ、あとは実戦で最終調整に入り、来る開幕スタメンに名を連ねるのみ―。
誰もがそれを期待したキャンプ最終クールの2月23日。対外試合で悲劇は起きた。






サード守備時にイレギュラーしたゴロが跳ね返り、鎖骨に直撃。
骨折の疑いで再調整を余議なくされ、あえなく離脱。開幕セカンドの座を井端に譲った。
結局、精密検査ではただの打撲だったことが判明したのだが、わずかな遅れが致命傷に繋がるのがこの世界の厳しさ。
スタメンどころか開幕してから今日までのほとんどを二軍で暮らすハメになったのだ。


まさかこんなことになろうとは本人さえも予想だにしていなかったであろうシビアな展開。
「今年は堂上直の年になるぞ!」なんて息巻いていたのが嘘のように、今週静かに一軍へ上がってきた。
とは言え、成績を残しての昇格ではなく、不甲斐ないチームへのカンフル剤としての昇格なのは明らかだ。
実際、7月の二軍での成績は42打数7安打と好調どころか絶不調の部類に入りそうな数字である。

それでも"何か"を期待されて昇格してきた堂上直は、昨日に続いてスタメンを張った。
ダメならいつでも落とされる立場で、昨季優勝の立役者がどのような動きをみせてくれるのか。
最悪なチーム状況に少しでも光を射してくれることを願い、その打席に注目した。







天敵バリントンを打ち砕く2本のタイムリー。充分だ。充分すぎる。

思うに堂上直という選手は、二軍で100打席立つことよりも一軍で1打席立つことで成長を遂げるタイプなのだろう。
昨季もそうだった。不慣れなセカンド守備も打撃も、目を見張るほど日進月歩で進化していた。
要は完全なる超一軍向きなのだ。


ちなみに、真逆の超二軍向きの選手も存在し、金剛なんかは二軍成績だけで7年間も食ってる典型例である。




スポンサーサイト
[中日ドラゴンズ] [スポーツ]

○3-1広島



昼ごろ、twitterを見てたら東海ラジオの大澤広樹氏がこのようなつぶやきをしていた。





(ケータイからの方、読みづらくてすいません)



「特ダネ」「明るい話題」・・・。
仕事中だった私は、もう仕事など手につかないほど気になって気になって仕方がなく、
15時のドラゴンズ情報がただただ待ち遠しく、もはやそれしか考えられないほどに。

これで「ブランコ、フリー打撃で特大弾連発!」とかだったら、なんだかなぁ~とか思ってたのだが、
15時に舞いこんできた待望のニュースは、予想の遥か遥か上を行く最高のグッドニュースだった。






直倫、ただの打撲だった!




鎖骨骨折で全治一カ月とはなんだったのか。
精密検査の結果、ただの打撲で当然ながら開幕も充分狙えることが判明したというのだ。

あー、なんかこの一週間くらいの沈んだ気持ちが一気に吹っ飛んでった。
きっと全国ネットのスポーツニュースでは一秒も報じられないだろうが、これは間違いなく今日最高のニュースである。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]

「この惑星の住人は、なぜか上を向くだけで元気になる」


缶コーヒーのCMでそんなフレーズがあったが、高度成長期の真っただ中に発表された坂本九の
「上を向いて歩こう」という曲は、戦後日本人のマインドの象徴であったと言えよう。

基本、ネガティブかつ自虐的な国民の多い日本があれよあれよと世界有数の経済大国へ成長したのは、
悲観的でありながらいざとなると「上を向いてれば大丈夫!」という根拠なき楽観を併せ持っていたからだと思う。


その時代に比べ、最近の日本は随分元気がなくなったといわれる。
長引く不景気や、山積する社会問題に解決の目処が立たなかったりと、色々問題を孕んでいるのは確かだ。
しかしそんな今だからこそ、我々はかつての右肩上がりの時代のマインドを取り戻すべきではなかろうか。

辛いこと、受け入れたくない現実を目の当たりにしたときこそ、空を見上げて口ずさむのだ。
さぁ、諸君もいつまでも暗い顔をしてないで、共に顔を上げようではないか!






今こそ…上を向いて歩こう!





ボキッ!!




あーあ、反り返りすぎて鎖骨折れた。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




堂上直倫、沖縄に散る。

惜しい男を失くした。ファンの期待を一身に受け、今季は井端とのガチンコ勝負が注目されていた最中。
まさかキャンプの序盤も序盤、朝飯前のノックで力尽きるとは。所詮はこの程度の男だったとは言え、
尊い若者の戦死はいつの時代も悲しいものである。安らかにお眠りください。アーメン。





・・・。







「おいコラ、こんなもんで死んでたまるかよ」




そう、こんなもんで死んでもらっちゃ困るのだ。
これから一ヶ月間、彼には死よりもヤバい生き地獄を見てもらわなくちゃならないのだから。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




その昔、山口百恵・桜田淳子・森昌子の同期3人をまとめて「花の中三トリオ」と称したそうだ。


ある世代に優れた才能が集中する現象は球界でも10年に一度ほどみられ、近年では松坂世代が、
そして今年はご存じのように、いわゆる「ハンカチ世代」の大卒組がいよいよ球界入りするということで
坂本、田中、前田健ら既に一線で活躍する選手たちとのライバル対決が各所で注目され、煽られている。

要は2006年夏、あの伝説の甲子園大会の当事者たちがプロの舞台に揃ったわけだが、あの夏の主役は、
世間的には斎藤と田中で間違いないにせよ―、東海地方的には堂上直のための大会という認識だったはずだ。
秋のドラフトでは三球団競合の末にくじ引きで中日に入団し、高校野手ナンバーワンの触れ込みでプロの扉を叩いた。

そこから4年経った今、あの世代の野手のリーダーの座は、外れ1位で巨人が指名した坂本にすっかり奪われている。
全試合出場も、3割も、30本も…、堂上直が目標と語る数字を坂本はことごとく達成済で、昨年堂上直がようやく
一軍に定着したのを尻目に、坂本はイチロー、松井に匹敵するスピード出世を果たしている。
現時点では、堂上直と坂本とでは比較にならないほどの差をつけられてしまっていると言えよう。
普通に考えれば、この立場をひっくり返すのはそう容易いことではない。



だが、人の人生がどういう風になるかなんて誰にも分からないもので。
たとえば1984年、高卒でプロ入りした山本昌と渡辺久の例がおもしろい。

入団時から将来を嘱望されていた渡辺久は順調に成長し3年目には16勝で最多勝を獲得、
一方のドラ5山本昌が整理対象の崖っぷちから這い上がって初勝利を挙げたのは5年目、1988年のこと。
この年、山本昌がようやく5勝を挙げたとき、渡辺久は既に通算50勝に到達していた。
この時点でどちらが優れた投手だったかなど、火を見るよりも明らかだ。
そこから1998年の引退までに渡辺久が積み上げた通算勝利数は125。一方で山本昌は…。


こんなことが現実に起こるのがプロ野球の、ひいては人生の面白みである。
堂上直と坂本。今はまだ遠い存在なれど、逆転は充分可能だと私はみる。
そのためにも、2011年は堂上直にとって「飛躍しなければならない」一年である。
ライバルは多い。だが落合監督も堂上直の育成については前向きに取り組む旨の発言をしている。


2011年。ハンカチ世代の本命打者が球界の主役を狙いにいく。




A HAPPY NEW YEAR!