イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます
[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




ヒヤヒヤ健太


○中日2-1広島

いやぁ~、心臓が止まるかと思った。

1点リードの9回裏、二死一、二塁でバッターは代打の森笠という場面。
ここでカープは二塁走者の前田智に代走を出し、勝負を賭ける。
一方の中日もライトに強肩の藤井を入れ、前進守備を敷き必勝態勢。

まさにクライマックス中のクライマックス。
数十秒後に待つフィナーレは、ハッピーか、それともバッドか・・・。

選手もファンも息を飲んだ緊張のラストプレイは、
















藤井の肩が唸り、捕殺でゲームセットォ!


正直、廣瀬が三塁ストップして二死満塁になってたら負けてたと思う。
まさに紙一重での勝利とはこの事だ。腕を回した三塁コーチに感謝。


さて見事9回1失点完投勝利を収めた朝倉は、チームでは中田に並ぶ11勝目をゲット。
ヒヤヒヤしながらも「あと一本」を打たせない投球はお見事の一言だ。

そういえば、週刊現代に合コンお持ち帰りをすっぱ抜かれたばかりの朝倉。
この問題が投球に影響することが懸念されたが、杞憂に終わって一安心。
待望の第一子が産まれて間もない時期での不倫発覚なだけあって、
きっと奥さんに、今夜の試合並にヒヤヒヤものの説教を受けたに違いない。

ちなみに捕殺を記録したのは上半身裸でアゲ♂アゲ♂な夜を過ごした藤井。
もうね、合コンで調子が上向くなら、毎晩でもやって良いよ。



↓昨日の試合の分もアップしときました。
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[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




背信のエース


○中日5-6横浜

まるで悪夢を見ているようだった。

立浪の犠打により、一点勝ち越しで迎えた8回裏。
本来ならセットアッパーに繋ぐべきところだが、体調不良により岩瀬がベンチ入りしていないため、
先発の川上憲伸はアップアップの状態で続投を命じられる。

黙ってチームを勝利に導くのがエースの仕事であり、使命。
昨年の川上ならそれを遂行できていたのだが、今季は何かがおかしい。

なんとか二死までこぎつけるも、ランナーは一、二塁となり、バッターは内川。
ここで痛恨の同点打を浴び、さらには続く相川に逆転打を許してしまう。
誰もが僅差での勝利を期待した矢先の、ノックアウト降板。
年俸3億円のエースの仕事としては、あまりに寂しい内容である。

だがフラストレーションを溜めているのはファンだけではない。











降板直後、ベンチに戻った川上は大いに荒れた。
グラブ、ヘルメットを叩きつけ、さらにはバットまで手にとる怒りよう。
長いこと川上を見ているが、ここまでキレた川上を見るのは初めてかもしれない。
エースの名を背負いながら、不甲斐ない投球を続ける自分自身に余程腹が立つのだろう。


そういえば、昨年も川上は、グラブを叩きつけたことがあった。







2006年5月16日、オリックス戦@ナゴヤ。
9回表、思い通りの併殺ゲームセットができなかったことに怒り、
マウンド上でグラブを激しく叩きつけたのを記憶している方は多いだろう。

だが同じ怒りでも、その理由は大きく異なる。

あの時の怒りの理由は、

「完璧を求めるが故に、寸分の狂いも許せないアスリートとしての美学」。

しかし今回の怒りの理由は、

「最低限の仕事もできない自身への憤り」。


明治魂を宿した熱い男・川上憲伸に、後者は似合わない。
「俺達の憲伸」が帰ってくるのは、いつになるのか・・・。

早くしなくちゃ、今季はもう終わっちゃう。


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復活の山井


ここにきて、山井が完全に先発ローテに定着した。

昨夜の登板ではあわや完封の好投で、先週の巨人戦に続く2勝目をゲット。
7月の昇格以後、なかなか勝ち星が付かず苦しんだのも今は昔。
あのエグいスライダー使い・山井がようやく本来の姿に戻ってきた。

きっかけは、21日の巨人戦、初回の無死満塁を1点で切り抜けたシーンにあると思う。
開始早々に四球→死球→四球→適時打で1点を献上したあの場面。
結果的に後続の二岡、阿部を抑えて追加点を許さなかったが、
もしあそこでヒットがもう一本出ていれば、山井は降板させられていただろう。
その後のイニングは初回の乱調が嘘のようにアウトを積み重ね、見事2年振りの勝ち星を挙げた山井。
そして勢いそのままに昨夜の横浜戦では8イニング2失点の好投・・・。
つくづく人間の人生とは、紙一重なのだと感じずにはいられない。


さて山井の宝刀といえば、前述したようにエグいスライダーである。
普通、スライダーは横に滑るように曲がるのが特徴の球種だが、山井のそれは違う。

今から紹介する連続画像は、2004年の日本シリーズの第4戦、
先発した山井が西武の主砲・カブレラから空振りを獲った際のものである。

スライダーの曲がりに注目して欲しい。
















どうだろうか、このエグさ


当時、今よりはるかに能力の高かったカブレラをして、この上体の崩され方。
もはやスライダーってより、横滑りのカーブと表現した方が適切かもしれない。

同系統のスライダーは松坂大輔も得意球として持っているが、
曲がりの大きさは山井の方は数段上のように感じる。

大袈裟かもしれないが、野茂のフォーク、伊藤智の高速スライダー、
そして今中のスローカーブに匹敵するほど、山井のスライダーは衝撃度が高いと思う。



山井のポテンシャルはとんでもなく高い。
怪我さえなければ、常に二桁勝てる実力を元々持っているのだ。

いよいよレギュラーシーズンも、残すところあと32試合。
ここにきての山井復調は、他の何物よりも頼もしい。


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神の一閃


それは一瞬のできごとだった。

6回表、繋ぎの野球で寺原を攻め立て、一死満塁。
ここで監督は、英智に代えて早くも切り札を投入する。

"バッターは、立浪"

ウグイス嬢がそう名を告げると、青く染まったスタンドは一杯の歓声に包まれる。
昨年から何度も見てきた、英雄を迎えるための「儀式」である。


一本出ればたちまち相手を引き離せる絶好のシーン。
だがもし凡退に終われば、流れは一気に相手へと渡る。
まさに打席の結果次第で試合展開が大きく変わるターニングポイント。

並の選手ならプレッシャーにやられて満足なスイングが出来ないものだが、
18歳から第一線でプレイし続けてきた男にとっては、これも「オイシイ場面」でしかなかったようだ。


寺原の投じた初球。














放たれた閃光は、瞬く間にライトスタンドへ突き刺さった。


立浪にとって実に一年四ヶ月半振りとなるホームランは、
CSマジック27点灯を呼び込む貴重な代打満塁アーチとなった。

夏の終わり、ハマの夜空を彩った現御神の打ち上げ花火。
その弾道の先に、53年振りのハッピーエンドが見えた・・・気がした。


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珍プレイ大賞、早くも決定


ドラゴンズのお家芸である堅守が、ここにきて復活してきている。

26日の試合で失策の無かった中日は、これで11日の巨人戦から14試合連続の無失策を記録。
03年につくられた球団記録「13」を抜き、新記録の樹立となった。

開幕から、らしからぬ凡ミスの連発でなかなか勢いに乗り切れない時期が続いた。
落合政権の根幹であるディフェンス野球の揺らぎはチームバランスを崩し、
特にミスの多かった李炳圭が守備の不振が原因で二軍に降格したこともあった。

だが、その李炳圭の守備が安定してきたことに加え、英智がスタメンを張る機会が増え、本来のスタイルが復活。
一時はリーグワーストだった失策数も、3位にまで復調してきた。

チーム本塁打数(96)、打率(.263)は共にリーグ4位。決して攻撃型ではない。
だが地味ながら「E」のランプを灯さぬ仕事人がバックを固めるチームスタイル。

ここ数年、セ界のダイヤモンドを堅く守り続けてきた"堅守の強竜"が、
ここにきてようやく「長い春」から目覚めつつあるようだ。



さてそんな記録継続の真っ只中の24日の巨人戦で、事件は起きた。

場面は4回裏、二岡の打ち上げたフライをレフト森野とセンター李炳圭が追ったシーンだ。
結局、打球はレフト森野のグラブにおさまる事になるのだが、
この時カメラは、李炳圭の「隠れた珍プレー」を激撮していた。










!?




・・・。




なんかコケてるぅーーっ!!!



早くも07年度の珍プレイ大賞内定の笑撃のスーパープレイ。
捕球したのは森野であるため、もちろん記録には表れない。

だが久々に、良くも悪くも「ビョン顕在」を印象付けるプレイだった。


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二重人格の綱渡り


○中日6-3阪神

先々週の記事でも書いたように、中田の中には二つの人格が存在する。

まず表の人格は、クールな表情とノビのある直球が魅力のエース候補・中田賢一
そして裏の人格は、ダラついた投球とテンポの悪さが目立つ三流投手・中田いまいちである。

どちらの人格が現れるのかは全くのランダム。
いわゆる"投げてみるまで分からない"というやつだ。
最近はやや賢一の出現率が高いようにも思えるが、油断はできない。


そして今日も、午後17時20分頃、球場にバッテリー紹介のアナウンスが響き渡る。



「ドラゴンズのピッチャーは、中田!



大方の予想通り、先発投手は中6日での中田。
しかしここで、球場に何とも言えない緊張感が走る。


「どっちだ・・・」






「今日は賢一か?それともいまいちか!?」



そして午後6時、ついにプレイボール。
初回は二つの三振を含む三者凡退と上々の立ち上がりをみせた中田だったが、
二回に早くも絶体絶命のピンチを迎える。

一死満塁で打者は藤本、ダーウィン。
だがここは藤本を三振に斬り、P打者のダーウィンも打ちとって無失点。

「良かった、今日はどうやら賢一だ!」
そんな安堵の歓声が、球場の至るところで聞かれた。

しかし、安心したのも束の間、魔は続く3回に待っていた。
先頭の鳥谷がヒット、さらに赤星も続き、シーツを抑えて金本は四球。
そう、2回に続き、今日早くも一死満塁のピンチである。

この時、私の目に映った中田は、紛れもなく






いまいちだった。



だがここも後続を断ち、なんと二回連続での一死満塁乗り切り。
さらに3回にも1,2塁のピンチを抑えるなど、結局6回投げて1失点に抑えた中田。

どうやら今夜の中田は、基本はいまいちながら、ピンチを迎えると賢一に切り替わるという、
二重人格揃い踏みの珍しい登板だったように思える。

ってか心臓に悪いから、今度からは最初っから賢一で頼むぜ、中田くんよ。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




また借りを作っちまったよ。


さすがに、今夜の負けは堪える。

先発の小笠原は8回投げて無失点、奪った三振は実に15を数える神がかり的な好投。
今季、ここまで消化した110試合のうちでも先発投手の内容としては最高レベルの内容であった。

特に八回の、無死三塁からの三者連続三振は猛烈に痺れた。
いくら下位打線とは言え、相手は実績のある矢野、関本、そして売り出し中の狩野だ。
川上でも、朝倉でもなく、小笠原でなければ、あの三者三振はあり得なかっただろう。







・・・だが、力投虚しくチームは敗れ去った。
どんなナイスピッチを披露しても、味方が点を取らずして勝てるわけはない。

そういえば、先々週の巨人戦でも打線が小笠原を皆殺しにした事があった。
これで二度目・・・、打線は小笠原に、八月だけで二度も借りを作ったのだ。

偶然なのか、それとも小笠原の投球に、打線を湿らす何かがあるのか。
いずれにせよ、受けた借りは返すのが道義というもの。
仏の顔も三度まで。もう三度目の「借り」は許されない。


それにしても、8点取っての快勝の翌日に零封負けとは・・・。
もうちょい計画的に点を分散できんもんか。

タイムリーのご利用は、計画的に。


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圧巻、併殺ショー


○中日8-1阪神

夏に入ってからというもの、朝倉の安定感が抜群だ。

後半戦は今日を含めて四度先発し、防御率が2.57、平均被安打数がわずか5本という安定振り。
一時期は好投しても味方の援護がなく敗戦するケースが多かったものの、
その呪縛からも、自らが好投を続ける事によって完全に解き放たれた感がある。
まさに今、朝倉は次代を担うニューエースとして、一本立ちの時を迎えているのだ。


さて今夜の先発投手は、その朝倉。
1.5差で猛追してきている阪神が相手なだけに緊張感もあったとは思うが、
今の朝倉にとっては、そんなものは朝飯前に過ぎなかった。




昨夜はエースで負けたから、今夜は絶対落とせない。

でも





そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!



はい、





おっぱぴー。




阪神打線は絶好調、7点取っても逆転する。

でも





そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!



はい、





おっぱぴー。




投げてる途中に豆がつぶれて手が痛い。

でも





そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!



はい、





おっ・・・。



ぱっぴー・・・。

7回途中・87球で豆がつぶれて無念の降板。
だがこれも、真のエースになるための試練なり。

ところで広島市民では巨人がサヨナラで敗れ再び首位奪回。
だがペナントレースはあと一ヶ月残っている。
この時期の首位だとか2位だとか、そんなのまだまだ関係ねぇ!

はい、おっぱぴー。


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稲川淳二のホームラン奇談


●中日3-6巨人

以下、稲川淳二調でお読みください。


 「今日は東京ドームにまつわる怪談を話しましょうかね」


ちょっとホントに恐い話でもしましょうかねぇ、ええ。

みなさんの中には、ご存じのかたもいらっしゃるかも知れませんがねぇ、

コレはとある有名球団のホーム球場にまつわる話なんだけどもね、

名前聞いたら、みんな「ああ、あの球団」って分かっちゃうんで、

まぁ、仮にGとでもしておきましょうかね、ええ。

そのGがね、首位攻防なもんですから、気迫が違うわけですよ。

みんなが勝ちたい勝ちたい、て言ってるんですよね、ええ。

その中に高橋・・・あ、これも仮名ですよ。

うん、高橋って奴がいましてね。

そいつが

「憲伸ちゃ~ん、もっと甘いコース投げてよ~」

ってやけに話しかけてくるもんだからね、

憲伸もアホじゃないし、さすがにイラつくってんで、

絶対に打たせるものかとばかりにキャッチャーと相談したわけですよよ、ええ。

それでマウンドでもってあーでもねー、こーでもねー、って

直球投げたりカーブ投げたり試行錯誤してね。

とにかくホームランだけは打たせまいとばかりに外角投げたりもしたなぁ。

でもって、予想通り高橋が内野フライを打ち上げてくれた。

青い服着た観客は「ワーッ」ってな風に喜んで、Gはうつむいちゃって。

そしたら・・・打球を見上げた選手達が突然、

「えっ?何だ!?」って大声あげて急に血相変えだしたんだ。











それで落合監督もフッと打球の方を見たら、

打ち上げたはずの打球がグググググって、どんどん伸びてくわけ。

さすがの落合監督も、

「あれ?まさか入らないよね?」ってなもんでね。

・・・でもな~んかおかしい。何かおかしいな、違うぞ、

何か違う、理由は分かんないけど何かおかしいんだ。

この打球がそんな伸びるわけない・・・うん、あり得ない、あり得ないんだ、

逆方向の打球がそんなに伸びるわけがないんだ。











・・・でもね、次の瞬間アタシ分かったんですよ、

それに気づいた瞬間背筋がゾクーッとしたな・・・。

ハッと気付いたの、「あ、ここ東京ドームだった!」って。

そんな球場で、案の定直球なんて投げるもんだから、

うわぁぁ、待ってくれ!ナンマンダブ…ナンマンダブ……って、

憲伸ももう必死ですよ。

フッと見るとスンヨプとか阿部までがどんどん打っちゃってるわけだ。

うわぁぁぁってな具合に。

で、人間ってのは面白いもんで、

一旦打たれ始めると本当に止まらなくなってくんですね。

もう止まらないんだ。

で、落合監督も急いでリリーフを投入しましたよ。

そしたら、そのリリーフも打線の餌食になって。

ウソだろぉーウソだろぉーって、

そのあとは間髪いれずにダメ押しも決められちゃって。

その瞬間、中日の戦意がスゥ~・・・っと消えてったんだ。

あとでその筋に明るい知人から聞いたんですけど

「あれ間違いなくドームランだよね」っていうんですよ・・・。

いやぁ、こんなことってあるんですねぇ・・・。




真夏の夜に飛び出した、こわ~いドームランの嵐。
この球場で野球やる時は「ポマードポマード」とでも言わなきゃならんのか。


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ベジータ様の野球観戦


●中日1-3巨人


「俺の顔面に一撃でも喰らわせることができたら野球観戦へ連れて行ってやる」。

修行中のこの一言がきっかけとなり、愛息トランクスと野球観戦をするハメになったベジータ様。
今夜はそんなベジータ父子の初めての野球観戦を密着リポートしよう。



 「わーい、パパ、すごいや!本物の選手だよー!テレビで見るより大きいなぁ!」


 「チッ、この俺様がガキの球遊びの観戦か。まったく、お気楽なもんだぜ」


 「パパ、もうすぐ試合始まるよ~!ドキドキするなぁ~!」


 「おい!トランクス!そんな事よりさっさとビールを買ってきやがれ!」


 「いいよ、じゃあビール代800円ちょうだい」


 「な、なんだと!たかがビールに800円だと!?ふ、ふざけやがって!」



そんなこんなでプレイボール。



 「わーい!中日が先制したよ!パパ!」


 「ふん、1点くらいで喜ぶのはまだ早いぜ。ここは東京ドーム。まだ流れは巨人にある」


 「な、なるほどぉ!パパ、すごいや!さすが悟空さんの次に強いだけあるね!」


 「・・・おい、トランクス。次同じ事を言ってみろ。殺すぞ」


 「ご、ご、ごめんなさい・・・」
         「あっ!谷がいきなり2ベース打った!どうしよう、逆転されちゃうよ~」


 「ネクストは・・・、脇谷?・・・戦闘能力たったの2か。ふん、ゴミめ」






脇谷、バント失敗




 「ふん、誇り高きサイヤ人の王子、このベジータ様をナメるなよ」



そして試合は6回裏を迎えた。



 「ひぃー。一死一、三塁で小笠原だよ!パパァ!」


 「・・・な、なんなんだ、この凄まじい気は!こ、この俺が、震えているだと・・・!」






小笠原、同点タイムリー




 「あぁん。やっぱ打たれか・・・」


 「・・・ち、ち、ちくしょう、ふ、ふざけやがって・・・・ゆるさんぞ・・・」


 「もう許さんぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」


 「パ、パパ。熱くなりすぎだよ。周りのお客さんが怖がってるよ・・・」



さらに、巨人の攻撃は7,8回にも続く。





カキーン




コキーン




 「ちっ、汚ねぇ花火だぜ」



そして試合終了後。



 「あーあ、負けちゃった。ちぇっ。でも今日は楽しかったね、パパ・・・(クルッ)」



トランクスが満足気な笑顔を浮かべ振り返ったその時、ベジータは・・・、






悔しさのあまり、泣いていた



 「パパ、いくらなんでも泣くこたぁないじゃん」



ベジータはともかく、山本昌に目処が立ったのはとても大きい。
もう明日は、人造人間19号を倒した時くらいの勢いで巨人をやっつけちゃおうぜ。


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結果良ければ全て良し


○中日3-1巨人

野球の不思議さを改めて思い知らされたゲームだった。

初回裏、山井の出だしはこれ以上ないほど最悪。
開始早々から四球→死球→四球→適時打ではどうしようもない。
阿部の併殺に救われなんとか1失点に抑えたものの、この内容じゃ降板は時間の問題だろう。
おそらく試合を見ていた10人に9人がそう感じたに違いない。

だがその後、どういう訳か立ち直った山井は、結局6回投げて1失点の好投をみせた。
それどころか終わってみれば今季初白星とお立ち台までゲット。
まったく、野球はどうなるか分からんものだ。


また、今夜は打線もなんだかおかしかった。
相手先発は投手二冠王に君臨する高橋尚成とあって、戦前の予想通り攻略に苦労し、
チャンスらしいチャンスも無くわずか3安打に抑えられてしまった。
だが、放った3本はすべてソロホームランで3得点。
まったく、野球はどうなるか分からんものだ。


そもそも、高橋尚vs.山井という時点で勝てる確率など僅かなものだったはず。
正直言って、私は勝てれば儲けもの程度にしか考えていなかった。
それが、終わってみればこの結果である。
「蓋を開けてみなければ分からない」とは、まさにこの事か。
まったく、野球はどうなるか分からんものだ。


「結果良ければ全て良し」の考え方はあまり好きじゃないのだが、
この時期になれば内容よりも結果を重視して構わないだろう。
こういう不思議な勝ち方ができるのも優勝するチームの強みかもしれない。



ところで今日の試合を見ていて、一つだけはっきり分かった事がある。






掛布の「予感」は、信頼性ゼロ。


「何かもうひと山ある気がしてならないんですよ」(8回裏)。
解説者は、自分の発言にもっと責任を持つべきだと思う。


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スナック信子


名古屋の場末に佇む一軒のスナック「信子」。
そこには疲れた身体の男たちが、
心のオアシスを求め、日々訪れるのだという。

おやおや、今夜もお客さんがやってきたようだ。
大人の夜の物語、とくとご覧あれ――。




~第四夜・山井、緊張する~


 「ち、ちわーっす」


 「あら、山井君。来る頃だと思ってたわよ」


 「ほ、本当っすか?!」


 「まぁ女の勘ってやつよ」


 「じ、実は明日からの巨人戦、初戦の先発を任されちゃったんですけど・・・」


 「いいじゃない、初勝利のチャンスじゃない」


 「い、いえ、でもボクなんかに巨人打線を抑えられるか不安で仕方なくて・・・」


 「まぁ無理でしょうね」


 「そ、そんな~・・・(泣)」


 「ぶっちゃけ、誰もあんたなんかに期待してないわよ。」
         「でも期待されてないって事は、かえってダメ元で臨めるって事でもあるのよ」


 「ダメ元で臨める・・・?」


 「えぇ。あんたの短所は、丁寧に投げようとし過ぎて自滅するとこでしょ?」


 「・・・」


 「でも投手なんて、本当は丁寧になんか投げなくても良いのよ」


 「どういう事ですか?」


 「投手の仕事は、ミットめがけて思いっきり腕を振ることだけ」
         「それで打たれりゃ捕手のせいなんだから、気にしなくても良いの」


 「な、なるほど!」


 「昔、野口って子が勝つたびに『中村さんのおかげです』って言ってたのよ」


 「あぁ、野口茂樹さんですね」


 「でもそれは、言い換えれば打たれた時は『中村さんのせい』って事でしょ」


 「た、確かに・・・」


 「投手は、そのくらいの気持ちでいる方がちょうど良いのよ」


 「な、なんかよく分かりませんが自信わいてきました!」


 「ならよかった。とにかく明日、頑張ってね」


 「はい!」


 「ところで最初っから思ってたんだけど・・・、」






 「あんた、山井じゃなくてヤクルトの田中浩康でしょ」


 「やべっ!やっぱ気付かれてましたか!」



―その頃ホンモノの山井は・・・。




▲巨人戦を前に、半べそかきながら足を震わせていた。



とにもかくにも、首位攻防6連戦いよいよ開始。
初戦の山井が、めちゃくちゃ心配だ。

[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




一夜で天国と地獄の両方を味わった男。


○中日6-3横浜

昨夜の試合で、痛恨の三球見逃し三振を喰らった英智。
普通なら、即降格でもおかしくはない内容である。

だがその翌日、今夜の試合で英智はスタメンに名を連ねた。
「汚名返上を期して臨め」という落合監督なりの檄なのだろう。

本人が語るように、もう後がない状況でのスタメン出場。
しかし英智は、汚名返上どころか恥の上塗りをするかのようなプレイを連発してしまう。






▲2回裏、土肥の牽制に引っ掛かり挟まれアウト(記録は盗塁死)。



▲4回表、森野とお見合いしてしまいフライを二塁打に。


勝利に直結する痛すぎるイージーミスの連発。
それも、走塁と守備に定評のある選手が最もやってはならないミスである。

「もはやこれまでか・・・」

チャンスをつかめない男に、居場所はない。
いよいよ英智も二軍降格か―。

誰もがそう嘆いた、次の瞬間。






奇跡の勝ち越し1号ホームラン。


神様だけは、英智を見放してはいなかった。
その後勢いづいた英智は、7回にも適時打を放つなど猛打賞の活躍。

昨夜から幾度となく地獄を見てきた男が辿り着いたのは、
ヒーローインタビューという名のこれ以上ない天国だった。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




恐るべし、球界の高齢者


●中日3-5横浜





三振・・・。





三振・・・。





また三振・・・。





手玉に取られること計9三振・・・。



滑稽なまでに手玉に取られた今宵の「高齢者介護サービス打線」。
うちの打線、コムスンよりしっかりサービスしてんじゃん。


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壮大なるコント


○中日6X-5横浜

色々な出来事が起きたゲームだった。
忘れた方も多いと思うので、まとめて振り返っていこう。





①久々に一軍復帰した先発・浅尾が好投。






②6回、山本昌が大誤算で逆転を許す。






③7回、無死一、二塁フルカウントから謎の三振ゲッツー。






④同じ7回、ウッズがまさかの守備妨害。チャンス逸す。






⑤8、9回、聡文が二夜続けてのスーパリリーフ!






⑥9回、清水将、流れ引き寄せる盗塁刺で存在感示す。



おそらく各局のスポーツニュースでは、かなり端折ってダイジェストされるのだろう。
そりゃそうだ。こんなに沢山のプレイを数分で編集するのは難しい。

だが、どれもが試合の流れに大きく影響を与えるプレイであり、
気付けば両チーム合わせて12人の投手を送り込む総力戦となった。

「この激戦のピリオドは、どんな形で打たれるのだろうか」。

「勝つにせよ負けるにせよ、シーズンのハイライトになるような劇的なラストが待っているに違いない-」。

一野球ファンとして、素直にワクワクした気持ちで迎えた9回裏。
二つの四球と鶴岡の失策で場面は無死満塁となり、バッターは代打の谷繁。
この日、一番の大歓声がスタメンを外れた正捕手に送られる。
そう、スタンドの誰もが数分後に訪れる「歓喜の瞬間」を夢見ているのだ。


そしてその「瞬間」は、カウント1-0の二球目に待っていた・・・。






ゴツン。



まさかのサヨナラデッドボール。

なんとも気の抜けるあっけない結末である。
4時間越えの激戦も、こうなるとまるで壮大なコントのようだ。

苦笑交じりの微妙な歓声に包まれるナゴヤドーム。
だが、当の谷繁は・・・、






めちゃんこ誇らしげだった。


これもまた、谷繁クオリティ。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




左のリリーフエース、颯爽と登場。


○中日3-1阪神

聡文が、正真正銘のヒーローになった。

2点リードで迎えた8回、好投の川上に代わってマウンドに立ったのはリリーフエースの岡本。
だがその岡本は、稀に見る散々な内容でアウトを一つもとれず満塁のピンチだけを残して降板。
ここで堪らずベンチは岡本を降板させ、急遽登場したのは左腕の聡文だった。

申し訳ないが、聡文のイメージはあくまで「敗戦処理」レベルのものである。
しかも迎えるは鳥谷-赤星-シーツと続く上位打線とあって、誰もが同点、逆転を覚悟したはずだ。

しかし、ここで聡文は神がかり的なナイスピッチを披露する。

まず先頭の鳥谷を誤審絡みの二ゴロに打ち取り、一死。
その間にランナーが生還し、場面は一死一、三塁となる。

続く赤星の打球は、サードの正面を突くゴロとなり、三塁ランナーが三本間に挟まれ、これで二死。
だが鬼ごっこの間に打者走者の赤星が二塁へ到達し、状況は二死二、三塁。

ここでボックスには、最近調子を上げ始めている怖いシーツが入る。
ヒットが出れば逆転もあり得る絶体絶命の大ピンチ。

だが聡文が、落ち着いていた。
初球こそ外れたものの、そこから空振り、ファールで有利なカウントを作り、
続く4球目、聡文が投げた渾身のストレートは・・・、













シーツのバットに空を切らせ、谷繁のミットに吸い込まれた、148㌔の直球。
和菓子屋の息子が、竜の窮地を見事に救い、チームは再び首位に返り咲いた。



ところでこの三振の直後、空中回転しながら喜びを爆発させた聡文は・・・、






まるで高橋大輔のようだった。


薄氷を踏むような勝利なだけに。なんちて。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




さぁ来い、健太の全盛期!


○中日2-0阪神

なんだかいつまでも若いイメージが付きまとっているが、朝倉は入団8年目の26歳。
世間的に見ればまだまだ若手の部類に入る年齢だが、
野球キャリアとしては立派な中堅、いやベテラン選手の域に入りつつある年齢である。


さて朝倉の8年間のプロキャリアを振り返ったとき、
最初にハイライトされるのは2002年の二桁勝利達成だろう。
この年の朝倉は、すり足投法なる変則投法で打者を翻弄。
山田監督の期待に応え、見事11勝を挙げたのであった。
この時、入団3年目の若干21歳。怖いもの知らずの行き当たりばったりな印象が強かった。

そして次なるハイライトは、ここから4年も後の2006年に訪れる。
開幕当初こそロングリリーフ要因に甘んじていたものの、地道に結果を残したことでシーズン途中から先発に転向。
シュートでバットの芯を外させる投球術を習得し、自己最多の13勝を挙げたシーズンだった。
この年は入団7年目の25歳。
本格的に将来のエース候補との呼び声が高まってきたのも、この頃であった。

そして今年も昨年に続き結果を残しているわけだが、
近代野球において投手の全盛期は29~31歳頃にやって来ると言われている。
肉体がプロ仕様に仕上がり、経験を積むことで技術的にも精神的にも、
最も脂が乗り切るのがこの辺りの年齢なのだろう。

という事は、現在26歳の朝倉は、なんと全盛期まであと3年も余裕を残していることになる。
今でもコンスタントに二桁勝利を狙えるだけの実力が備わっているというのに、
これで全盛期なんかを迎えてしまったら、一体どんな怪物へと進化するというのか!

まったく、末恐ろしいピッチャーである。
とりあえず私は朝倉健太の野球観を少しでも知ろうと思い、
興奮とゾクゾク感で胸を一杯にしながら、本人の公式ページへ飛んだ。


そこで、私はとんでもない画像を目にする事となる!







・・・。


うーんと、やっぱこの人、怪物なんかじゃないわ。
ただの岐阜出身のナルシストだわ。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




守備の人ですから。


●中日1-5阪神

荒木雅博は、ご存知の通り守備の人である。

打率が2割5分台でも、本塁打が1~2本でも全く問題なし。
だって、荒木は守備の人ですから。






初っ端から見逃し三振?

それがどうした、別に良いじゃん。
だって、荒木は守備の人ですから。






中途半端な空振り三振?

いいじゃん、いいじゃん。
だって、荒木は守備の人ですから。






内野ゴロを握りなおし?

ははは、だからなんだってんだ。
だって、荒木は守備の人・・・、






あ、あれぇ!?



宮崎駿の映画の、こんなセリフを思い出した。

「守れない馬は、ただの馬だ」。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




スナック信子


名古屋の場末に佇む一軒のスナック「信子」。
そこには疲れた身体の男たちが、
心のオアシスを求め、日々訪れるのだという。

おやおや、今夜もお客さんがやってきたようだ。
大人の夜の物語、とくとご覧あれ――。




~第三夜・憲伸の苦悩~


 「うっす!」


 「あら、久々のお客さんね。いらっしゃい」


 「ママ~、聞いてくださいよ~、大変なんすよ~」


 「何?何?結婚でもするの?」


 「はい、実は…って違いますよ~、野球の話っすよ~」


 「(ちっ、野球か)どうしたのよ、何かあったの?」


 「いやぁ、最近、もうエース失格なのかなって凹んでるんすよ」


 「何言ってんのよ。まだまだ充分エースやってける年齢でしょ」


 「自分でもそう思ってたんですけど、こないだの巨人戦で・・・」


 「あ~、確かにあんたさえしっかりしてりゃ、3タテできたわね」


 「はい・・・(そんなハッキリ言わんでも・・・)」

 「でもね、本人がどう思ってようと、中日のエースはあんたしかいないのよ」


 「!?」


 「後半戦の開幕試合、何であんたじゃなくて山井が投げたのか分かる?」


 「・・・?」


 「あんたを確実に巨人戦で投げさせるために、わざとローテを組み替えたのよ」


 「ボ、ボクのためにローテを!?」


 「そう。だからシケた顔してないで、自信持って投げなさい!」


 「は、はい!ママ、ありがとうございます!」


 「礼なんて言ってる暇があればとっとと練習してきなさいよ」


 「うっす!」


 「・・・あ、そうそう。そういえば、あんた宛に落合から伝言預かってるの」


 「・・・?伝言?」


 「えぇ。伝言って言ってもたった一言・・・」







 発毛剤には気を付けろ、って」


 「使ってねーよ」


信子の励ましにより、エースの自覚を取り戻した憲伸。
当面の敵は巨人、阪神、そしてドーピング検査だ!



※写真はあくまでイメージであり、ガトームソン投手が実際に使用していた育毛剤とは一切関係がありません。
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二つの顔を持つ男


○中日7-2巨人

周知の通り、中田は極端に異なる二つの顔を持つ男である。

表の顔は、精悍で愛らしい表情のエース候補・中田賢一
一方、裏の顔は、ダラついた投球とテンポの悪さが目立つ三流投手・






中田イマイチである。




表か裏かを占う上で重要となるキーワードは、ズバリ「四球」

四球の少ない日は川上を凌駕するほどの神ピッチを見せてくれるが、
四球の多い日は一転して大炎上必至の三流投手へと変貌する中田。

先日は審判がカウントをミスしたにも関わらず「中田だから」という理由で誰も気付かないなど、
中田=四球のイメージはすっかり世間でもお馴染みのものとなっている。


さて今夜の先発が発表された時、私は真っ先に「あぁ、中田か。負けたな」と思ってしまった。
何しろ相手は重量打線の巨人。ただでさえ逃げ腰の中田がこの打線を前にして、
まともに勝負できるとはとてもじゃないが考えられなかったからだ。

5回3失点なら上出来、ともすれば2回KOなんて事もあり得るぞ。
そんな悪夢のシナリオを思い浮かべながら、試合は始まった。

とにかく、中田イマイチが現れない事を祈りつつ・・・。

・・・だが、今夜の中田は、いつもの中田とは何かが違う。
なんていうか、こう、テンポが良いというか、無駄な球が少ないというか・・・。

そうこうするうちに、あれよあれよと試合は進み、終わってみれば、





122球2失点完投勝利。


しかも代名詞でもある与四球は、なんとわずか1個。
真夏の天王山を迎え、中田の中の何かが吹っ切れたのだろうか。

今夜のマウンドには、巨人打線から面白いように空振三振を取るエースナンバーの伝承者・






中田賢一が仁王立ちしていた。



あ、いかん、今度はまゆ毛つり上げすぎた。


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神通力、伝道


○中日4X-1巨人

スタンドで観戦していた方は、おそらく気付かなかっただろう。

上のひとコマは、顔を強張らせながらネクストで待つ剛裕の元に、
立浪が歩み寄り何かしらのアドバイスを送っていた場面である。

どんな内容を話していたのかは本人達にしか分からないが、
20年目の大ベテランの神通力は、22歳の若武者に確かに受け継がれた。

そして、このおよそ一分後・・・。














12回裏、4時間越えの大熱戦にピリオドを打った若武者の劇的サヨナラ弾。

その時、「伝道師」立浪和義は・・・、





めちゃんこ嬉しそうに笑ってた。



近い将来、指導者と選手の立場になるであろうこの二人。
新時代を創造する名コンビの1ページ目が、劇的に開いた。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




海外ドラマ「フルベース」


●中日5-6巨人


 「だぁ~」


 「ほら、ミシェル。二死満塁で立浪が出てきたよ」


 「おいたん、タチュナミってどのくらい打つ人?」


 「う~ん、そうだなぁ。李炳圭に比べれば、100万倍は期待できるかな


 「李炳圭の100万倍・・・。大して期待できないって事だね」


 「お~、ミシェル。まだ若いのに、随分と冷めたご意見じゃないか。可哀想に。」


 「無理もないわよ。李炳圭の気の無い凡退を散々見せられたらね」


 「まったく、近頃の幼稚園生の不憫だこと」


 「タチュナミ、頑張れ~」






カキーン!




走者一掃タイムリー3ベース




 「タチュナミ、打った打ったぁ~!」


 「あぁ、今日まで生きてて良かった。神様立浪様、ありがとう」


 「さすが立浪ね。李炳圭とは格が違うわ」


 「でも負けたら意味が無いのよねぇ~」


 「・・・一瞬でも夢を見れただけで満足だよ、今夜は。なぁミシェル」


 「だぁ~」



立浪の一撃により、確かに一瞬夢を見たライトスタンド。
「負けたけど、あの場面が見れただけでも満足」と考えてしまう私は、
常勝ドラゴンズのファンとしてはまだまだ甘いのだろうか。

いやぁ、でも、やっぱタツさん、かっこええよ。

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コントロールがよろしいようで。


○中日3-1広島

若きエース・朝倉が巧い投球で8勝目を挙げた。

序盤から制球・球威共に冴えていた朝倉は、右打者への食い込むシュートを有効的に使い、
打者の芯をはずしながら次々と内野ゴロの山を量産。
終わってみれば、8回投げて打ち取った24つのアウトのうち、なんと外野へ飛んだのは2つだけ。
安定感抜群の投球を披露し、明日からの巨人戦へ弾みをつけた。

力任せの投球と、四球から崩れるイメージの強い朝倉は、今は昔。
今夜も四球をわずか1個に抑えるなど、完全に技巧派へと脱皮した感がある。

「投球の基本はコントロール」とはよく言ったもんで、
結局はこれを忠実に守れるかどうかが一流とそうでない選手の違いなのだろう。






ところでワイドショーでしきりに騒がれているように、ダルビッシュがデキ婚するらしい。
20歳でのデキ婚ということで世間じゃ賛否両論巻き起こっているようだが、
驚くべきは相手の女優・サエコと知り合ったのがわずか三ヶ月前という事実だ。

交際三ヶ月で妊娠三ヶ月・・・。
さすが、「anan」のSEX特集で表紙を飾るだけある。夜のコントロールも抜群だったって事だろう。

だがダルビッシュ的には、本当にこれで幸せなのだろうか。
何しろまだ遊びたい盛りの20歳。
ただでさえ遊び好きのダルなのに、なんとなくもったいない気がしないでもない。

同年代の私が言うのもあれだが、ダルならどんな女性でも選び放題なのだから、
何もこんなに早く・・・とついつい考えてしまう。

コントロールが好投手の必須条件であることは間違いないが、
やはりユニフォームを脱げばある程度「荒れ球」の方が良いのかもしれない。

例えるなら、





中田みたいな荒れ具合がちょうど良い。


グラウンドでは朝倉のような丁寧な投球を、
そして夜は中田のような荒れ気味の営みを・・・。

いやぁ、でも制球云々の前に、中田みたいにテンポ悪い男はモテないな。

[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




次世代47番・菊地デビュー!


●中日6-7広島

過渡期のドラゴンズに、また新たなニューヒーローが誕生した。

1点ビハインドで迎えた4回、背信の吉見からバトンを継いだ菊地は、
倉、宮崎、東出を難なく抑えて三凡デビュー。堂々のプロ初マウンドだった。

菊地に使える目処が立つのは、チームにとっても大きな意味を持つ。
中日の左腕リリーフというと、岩瀬を除けば久本、グラセ、聡文など、
お世辞にも頼りになるとは言いがたい微妙な面子がズラリ。

そのため平井、岡本にかかる負担がどうしても大きくなり、
今夜のような継投失敗で敗れる試合が増えてしまうというわけだ。

いわば左腕リリーフは、ここ数年間のチームの泣き所。
だがその役を菊地がパズルのピースをはめるように担えば、
泣き所が解消されるばかりか、平井、岡本の負担減も期待できる。
まさに菊地の登場は一石二鳥以上の好循環を生む可能性があるのだ。



ところでこの人、春キャンプ時の取材でしきりに

 「早く名前を覚えてもらいたい」

と話していたのが非常に印象的だったのだが、
一応言っておくと、彼の名前は「菊地」であって「菊池」ではない。


試しに「菊池正法」でググってみたら、




579件も誤字で検索された。



以前、アナウンサーの福留功男の影響からか「ふくとめ」と誤った呼び方をよくされていた福留孝介。
だが主打者を獲得したあたりからは、世間の認識は「福留=ふくどめ」に変わった。
携帯電話でも数年前から「ふくどめ」で変換が可能になった事がその証拠だろう。

菊地も、このままどんどん活躍すれば、誰も「菊池」なんて書かなくなるに違いない。

とりあえず、久本、聡文よりは活躍することを期待しよう。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




悲しきポジティブシンキング


●中日4-6横浜

打った、剛裕がまた打った。

二回にライト線ツーベースを放ち勢いに乗った剛裕は、四回には中前へ運ぶタイムリーを、
さらに五回にもライト前へ一時は同点打となる貴重なタイムリーを放ち、4打数3安打とまたしても結果を残した。


さて、確かに剛裕が打ちまくっているのはとても喜ばしい事なのだが、
肝心のチームは今夜も惨敗し、またしても横浜に負け越しを食らってしまった。
これではいくら剛裕が活躍しても嬉しさは半減である。

最近は当ブログでも剛裕や新井といった若手選手を扱う記事が非常に目立つが、
言い換えれば本来ピップアップされるべき主力選手が如何に不甲斐ないかという事でもある。

現時点で開幕前の予想通り、あるいは予想以上に活躍している主力選手が森野、朝倉、岡本の三人くらいしか見当たらない現状では致し方ないのかもしれないが、この時期にこれだけ若手を扱う記事が多いというのは、常勝を義務付けられた近年の中日においてはやや寂しいと言わざるを得ない状況だ。

そもそも我々が応援しているのは、あくまで個々人ではなくチーム全体のはず。
いくら個人が活躍したと言っても、消化試合を戦っている訳ではないのだから、
チームが負けたのならそれは本来ならとても悔しい事である。

ところが私は最近、負け試合にもあまり悔しさを感じなくなってしまった。

なぜなら、「負けたけど、若手の活躍が見られたから満足」という風に、
無理にでもポジティブシンキングをする事で、自身を納得させているからである。

なんと悲しい"仮面ポジティブシンキング"だろうか。
ファンがこんな考え方をしていては、チームはますます弱体化の一途を辿っていくに違いない。


首位巨人とのゲーム差は、今夜の試合を終えて3.5差に広がった。
だが今が正念場、ここで踏ん張れば逆転は充分可能。

明日こそは若手でなく主力選手を扱った記事を書ける事を願いたい。
そして、その上で剛裕や新井も活躍してくれれば、そんな良い事はない。

頑張れ、中日ドラゴンズ。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




漂流守備


○中日13-5横浜

森野が凄いことになっている。

今夜の試合にセンターでスタメン出場した森野は、
なんと今季だけで「投」と「捕」以外の全ポジションでの出場を達成。

これだけ色々なポジションを守りながら、失策が4つしか無いのは立派の一言。
さらには打ってもチームトップの打率.303をマークするなど、
今やセ・リーグ屈指の中距離ヒッターとして大活躍をみせている。

まさにウルトラユーティリティーの名を欲しいままにしている森野だが、
これならオフにどれだけゴネても誰も文句はつけないだろう。



さて今夜もホームランを含む猛打賞5打点と大暴れした森野。
試合後のコメントが、また粋だった。


「難しい打球はなかったし、センターは打球が素直なので。」
「7ポジション?あと2つ残ってますよ。それくらいの気持ちで(どこでも守る)ということです」



よし、言ったな。
ならば森野には是非とも全ポジ制覇を成し遂げてもらおうじゃないか。


ちなみに長いプロ野球の歴史を紐解くと、1979年9月29日に高橋博士選手(日ハム)が南海戦で、
「一試合全ポジション制覇」を達成、というとんでもない記録が存在する。

なんかもう、ここまで来ると漂流って言うより遭難って感じだ。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




何かを掴んだ瞬間


堂上剛裕は、おそらく将来日本球界を代表するスラッガーへと成長するだろう。
二軍上がりの選手が数試合だけ活躍する事は時々あるが、
剛裕の場合は結果だけでなく内容も伴っている点が評価できる。

プロ初安打の際に見せたような強引な引っ張り打ちもできれば、
黒田から放った安打は見事な流し打ちであったし、
昨夜の10回には軽く低めの球に合わせて中前へ落とすなど、
まるでイチローや青木のような巧みな技術を早くも習得しているのだ。


今や飛ぶ鳥を落とす勢いで安打を量産する剛裕。
では剛裕は、いつからこんなに凄いプレイヤーになったのだろうか。

その謎を解き明かす鍵となる衝撃画像を今から紹介しようと思う。

これは7月26日に甲子園で行われた二軍戦で、能見と対した際の連続画像である。























どうだろうか。能見は一軍での実績もある実力派投手。
その能見から、なんと剛裕は甲子園の逆方向へとアーチを飛ばしたというのだ。

こんな打球を飛ばせる打者は、一軍を見渡しても数えるほどしかいないだろう。
まさに剛裕は「現時点でパワーA」とも言える凄まじい長打力を秘めた打者なのだ。

これで一軍で実践経験を積み、変化球にも対応できるようになってきたら・・・。
まったく、末恐ろしい22歳である。


[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




将来のための一敗。


●中日4-5X広島

あのフレッシュマンが、早くもスタメンマスクを被った。

昨秋の大社ドラフトで東洋大から1巡目指名で入団した田中大輔である。
通常、キャッチャーはポジション柄成長に一定期間を必要とするため、
ルーキーイヤーは二軍で体力作りと基礎トレに専念するケースがほとんどだ。

思えばここ数年、毎年のようにドラフトで社会人卒の捕手を獲得したものの、
結局今日まで谷繁の牙城をほんのわずかでも崩せた選手は皆無であった。

しかし、田中はそんじょそこらの若手捕手とは一味も二味も違う。
二塁までのスローイングが1.8秒台(谷繁でさえ2.0秒台)という抜群の数字が物語るように、
田中は「超」が付くほどのド強肩の持ち主なのである。


まさに将来の正捕手"候補"ではなく、正捕手になる事が"義務付けられている"男。
ファームでも開幕後からすぐに正捕手として起用されるなど、英才教育を受けてきた田中が、
優勝争い真っ最中のこの時期に、サプライズ先発出場を果たした。

これは二軍でバッテリーを組んできた先発投手の吉見との相性を考慮しての起用だとは思うが、
少なからず落合監督の中に「将来捕手の育成」という意図があった事は否めないだろう。



さて若手バッテリーのお試し的な意味合いを含めて始まった試合は、
戦前の予想通り吉見がカープの一発攻勢に泣き、5回で降板。
その後、久本→鈴木→クルスの粘り強い継投が実り一旦は同点に追いついたものの、
10回裏に平井が力尽き、二戦連続の逆転勝利とはならなかった。

だが8回までマスクを被り、計4人の投手をリードした田中は、
序盤に二本のHRで取られた4失点のみに抑えたという点では充分評価に値するだろう。

むしろ問題なのは、9,10回のわずか2イニングにマスクを被ってサヨナラを許すばかりか、
打者としても10回表の好機で併殺に倒れた谷繁である。

谷繁ファンの方には申し訳ないが、田中にそこそこ目処が付くのなら、
今後は田中優先の起用を続けるべきなのではと私は考えている。

確かに今夜の内容を見ても分かるように、田中は打撃面ではまだまだ三流同然だが、
せいぜい.250で伸びしろもない谷繁よりは、未来の希望があるだけ遥かにマシではなかろうか。

まぁ無いとは思うが、落合監督の大英断を望みたいところである。


さて谷繁ばかりを攻めるのも如何なものかと思うので、
最後にひとつ、谷繁を弁護しようと思う。

10回裏二死二塁から、新井の中前打で走者・栗原が生還した場面。
捕殺狙いのセンター藤井から帰ってきた矢のような送球は・・・、






流れ星となって、地面に落ちた。



うん、さすがにこれは、谷繁は全然悪くねぇや。
(画像の左上、白い棒みたいなやつが送球)。