イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます
仕事の都合により、今季は2試合分しか更新できていない状況ですが、

11月頃から少しずつ連載が再開できそうな見込みです。

全く更新していないにも関わらず平均200アクセス/日ほど頂いているのは驚きの一言です。

常連の皆様、新規訪問者の皆様、ありがとうございます。

当ページの更新は、自分にとっても大切な暇つぶし(いい意味で)なので、

今後もFC2が破産でもしない限り、過去記事の削除などする気は一切ありませんし、

以前ほど頻繁ではないにしろ、ちょこちょこ更新していけたらと考えております。

それでは、今しばらく連載開始までお待ちください。
スポンサーサイト
[中日ドラゴンズ] [スポーツ]

                        



             「本塁打ゼロ」にサヨナラを



○中日5X-4横浜

歓喜と共に舞い上がった打球は、試合を決する劇的な放物線を描いた。
プロ初ホームランが、サヨナラホームラン。
落合監督に「格好良すぎ」と言わしめた打球の主は、弱冠20歳の平田良介だ。

甲子園三連発の実績を引っ提げ大阪桐蔭から入団したのが2005年秋のこと。
以降、怪我に苦しみながらも着々と一軍定着のステップを歩み、
今では堂上兄弟、新井弟をも凌ぐ若手の最有望株にまで成長した。

だが、一見すれば順調な育成過程を歩んでいるように感じられるものの、
本人も周囲も、ひとつだけ満足できていないことがあった。
そう、平田は3年目を迎えて尚、一軍でのホームランがゼロだったのだ。
元々、右の大砲候補として獲得した経緯があるため、
レギュラーを奪うには早く一本を打つことが先決なのだが、
どうしても壁の向こうまで打球を飛ばすことができず、3年目も秋の声を聞く時期にきてしまった。

あと少し、あと少しでレギュラーを掴めるのに、どうしても届かない歯がゆさ。
今年もまた、「本塁打ゼロ」のままシーズンを終えてしまうのか―。
だが、その不安は、最も劇的な形で終焉を迎えることになる。

昼にファームの試合で4号をかっ飛ばしたばかりの平田が代打で登場したのは、
シーソーゲームで同点のまま迎えた9回裏、一死走者無しの場面だった。
ここで立浪兼任コーチが助言をする。「ホームランを狙っていけ」。




                        



その指示通り、得意の右方向へとバットを振りぬいた平田。
「打った瞬間入ると思った」という打球は、竜ファンの待つライトスタンドへ飛び込んだ。

幾度となく行く手を阻んだ「壁」を、ついに破った若武者の一撃。
ニューヒーローの登場を予感させる活躍も、落合監督はこう評する。

「すぐスーパースターにしないでくれ。まだまだこれからだから・・・」

そう、平田の出世物語は、ようやく始まったばかり。
かつての三冠王と同じ特性をもつこの若竜の力は、まだまだこんなもんじゃない。