イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます





平和の街・広島で、フクシ君があの伝説のミュージシャンに出会った!




「あ、あそこで路上ライブしているのは……!」




 「ルルル~♪」 
 



「ジ、ジローズだぁ!!!」



※ピンと来ない皆様へ。ジローズとは、70年代初頭に活躍したフォークグループである!


 
「ピーピー!あれ歌ってよ~!あのお決まりのやつ~!」




チャラチャ~ラ~チャラララ~♪




「ピーピー!きたぁ!このイントロいいねぇ~!」






「勝ち方を~知らない~若手~たち~♪」  



「ヌアァァ!!!中日バージョンになってるぅ!」



若手よ、「僕等の名前を覚えてほしい」なら、もうちょっと頑張ろうぜ。(元ネタ:「戦争を知らない子供たち」




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[中日ドラゴンズ] [スポーツ]








数字はウソをつかないと人は言う。

昔「マネーの虎」という番組の出演者に、異常なほど数字にこだわる社長がいた。
プレゼン力や誠実な人柄を買って投資を決める社長が多い中で、その男だけは徹底して
具体的なビジネスプラン、すなわち成功の根拠となり得る数字の提示を要求し、挑戦者を苦しめるのだ。

この社長のスタンスは出資者としては至極当然だと思う。
人間と違って数字がウソをつくことはない。いくら軽妙なトークで上辺の印象を着飾ろうと、
紙の上の数字はいつも静かに真実を教えてくれる。人間嫌いな偏屈の数学者が数字に恋をするのも無理はない。



さて、今夜、試合の結果だけ見た人は、その数字を見て何を思うだろうか。







7回3失点(自責0)



きっと彼らは「準規がんばった」「また打線が見殺しか」と、伊藤を庇うだろう。
ところがプレイボールから試合を見ていた者は、間違えてもそんなことは言うまい。
どう考えたって今日の試合を早々に壊したのは伊藤である。たとえ数字には表れなくとも。


数字はウソをつかないと人は言うが、野球だけは流れだとか勢いだとか漠然としたものの方が重要なのかもしれない。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





思い起こしてみれば2月のキャンプ中、メディアの注目は堂上直が掻っさらっていた。
昨季チームを優勝に導いた実績、天性のスターの素質…。周囲がさらなる進化を期待するのは当然である。
落合監督もキャンプ序盤からあからさまに井端と競争させることで意識と技術の向上に成功。
キャンプ終盤を迎えた時点の評価としては、「開幕は堂上直」との声が井端を推す声に勝っていたほどだ。

さあ、あとは実戦で最終調整に入り、来る開幕スタメンに名を連ねるのみ―。
誰もがそれを期待したキャンプ最終クールの2月23日。対外試合で悲劇は起きた。






サード守備時にイレギュラーしたゴロが跳ね返り、鎖骨に直撃。
骨折の疑いで再調整を余議なくされ、あえなく離脱。開幕セカンドの座を井端に譲った。
結局、精密検査ではただの打撲だったことが判明したのだが、わずかな遅れが致命傷に繋がるのがこの世界の厳しさ。
スタメンどころか開幕してから今日までのほとんどを二軍で暮らすハメになったのだ。


まさかこんなことになろうとは本人さえも予想だにしていなかったであろうシビアな展開。
「今年は堂上直の年になるぞ!」なんて息巻いていたのが嘘のように、今週静かに一軍へ上がってきた。
とは言え、成績を残しての昇格ではなく、不甲斐ないチームへのカンフル剤としての昇格なのは明らかだ。
実際、7月の二軍での成績は42打数7安打と好調どころか絶不調の部類に入りそうな数字である。

それでも"何か"を期待されて昇格してきた堂上直は、昨日に続いてスタメンを張った。
ダメならいつでも落とされる立場で、昨季優勝の立役者がどのような動きをみせてくれるのか。
最悪なチーム状況に少しでも光を射してくれることを願い、その打席に注目した。







天敵バリントンを打ち砕く2本のタイムリー。充分だ。充分すぎる。

思うに堂上直という選手は、二軍で100打席立つことよりも一軍で1打席立つことで成長を遂げるタイプなのだろう。
昨季もそうだった。不慣れなセカンド守備も打撃も、目を見張るほど日進月歩で進化していた。
要は完全なる超一軍向きなのだ。


ちなみに、真逆の超二軍向きの選手も存在し、金剛なんかは二軍成績だけで7年間も食ってる典型例である。




[中日ドラゴンズ] [スポーツ]




吉見の怪我によりまともに使える先発日本人がひとりもいない現状、表ローテ3枚を
外人で固めざるを得ないのは傍目から見ていてあまり格好良いものじゃない。
2006年頃の川上-山本昌-中田-朝倉で組んでいたローテが懐かしくもあり、羨ましくもある。


さてそんな緊急時に急遽、先発に刈りだされたのがイタリアからやってきた秘密兵器・ソトであった。
リリーフ登板時は目立たなかったが、この男、「外人版・川上」とも言えるほど気合いに満ちた性格で、
前回巨人戦では喜びのあまりマウンド上でTERUの物まねを披露するなど意外におもしろい面を持つことが分かった。


2度目の先発登板となる今回は、そろそろ逆転優勝を本気で狙い始めてそうな阪神が相手。
場所も場所だけに、いけいけドンドンの虎打線につかまることを半ば覚悟していたのだが―。





 

ソトは思ってる以上に強かった



なんと、同じスライダー使いにして2年間1点も取れなかった天敵・岩田に投げ勝つ大金星を挙げてしまった。
阪神としては、連勝で迎えた3試合目に岩田で落とすことは想定外だっただろう。
それも、吉見でもチェンでもなくソトという無名の助っ人を前に沈黙するなんて。これぞ番狂わせ。

天使なんかじゃない。天使どころじゃない。対戦相手を地の底へ落とす堕天使がナゴヤに舞い降りた。




[中日ドラゴンズ] [スポーツ]








後半戦も、また負けから始まった。
今朝の新聞では2勝1敗ペースで優勝だがね!と書いてあったが、いきなり暗雲たちこめる出だしである。

同率とは言え、膨大な借金を完済間近まで返してきた阪神の勢いに対し、五割ギリギリを彷徨いながら
遂に借金に転じた中日の絶望感がそのまま結果に反映された。そんな試合だった。


負け試合の中にも光明が無くはないのだが、正味、残り半分となると「誰々が調子をあげてる」とか
「誰々が昇格する」なんて話題はあまり意味を成さず、今さら感が強くて虚しいだけだ。
ここまでくれば一試合一試合、生死をかけたサバイバルに勝ちぬく覚悟がないと優勝など口にするのもおこがましい。
その点、今の中日は残念ながらそれに勝ちぬく覚悟も戦力もないと言わざるを得ないだろう。


順位こそAクラスの3位を死守しているものの、雰囲気は限りなくダーク。
終わりの近付いてきた落合政権との別れの哀愁なのか、チーム全体から物悲しさが漂っているのが気になる。

長らく続いてきた落合中日も、今季で見おさめの可能性が高いという。
我々が見たいのは、がっかりさせない、期待に応えて、素敵に楽しいいつもの落合中日なのだ。
最後に笑って「ありがとう」を言えるような野球が見られることを、残り71試合は期待したい。




[中日ドラゴンズ] [スポーツ]










荒木は真面目な男である。見るからに真面目な印象そのままに、実際に真面目である。
だからおそらく野球に対しても人一倍真摯に取り組んでいるに違いない。


その真摯な姿勢こそが球界最強セカンドへと導いた要因なのは疑いようがないが、
一年に一度のASのときくらいは、パーッと気を緩めて野球をやってもらいたいと思う。
特に今年は3試合の後に中一日で後半戦開始と過酷な日程が組まれており、ぶっちゃけこんなところで
真面目に野球をやって調子を崩しました、じゃ洒落にならないので、ぜひ楽しんでプレイして頂きたい次第である。


キーワードは、 「楽しむ」 ! 難しいことは考えないで、とにかく楽しんで荒木がバットを振ってみた!






ブルンッ




ポトッ




「デヘヘ、楽しんで振ったら入っちゃった☆」




荒木は真面目な男だが、実は何にも考えない方がうまくいくタイプらしい。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





かつての輝きがまばゆければまばゆいほど、色褪せたときの切なさは強くなる。

声の出なくなった往年のヒット歌手然り、老けこんだ美人女優然り。
痛々しいと表現することも多いこの気持ち。残念ながら今夜も中日ファンの胸にはその感情が渦巻いてしまった。









史上最多の289セーブを挙げてきた鉄腕左腕につきまとう悲哀。
もう今の岩瀬には、かつての輝きは見られない。
登板のたびにガッカリと肩を落としている姿ばかり見ている気がする。


今夜の自責点は河原につくが、それを死守しなければならないのがクローザーの仕事。
無死二塁で登板し、何事もなかったかのようにゼロで戻って来るのがかつての岩瀬の雄姿だった。
だが到底守り切ることができる気配すら感じさせない岩瀬は、もうこの役職を退くべき時なのかもしれない。


前半戦最後の試合は、深刻な貧打に岩瀬背信と、今季のチームを象徴するような負け方で借金ターンが決まった。
問題は山積している。これらをどう処理していくのか、中日史上最強監督の手腕が楽しみな後半戦になりそうだ。





[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





なぜだ!なぜ東海も関東も大荒れだというのに新潟は悠長に野球などやっているのだ。


完全な結果論ではあるが、今日の内容なら中止の方が100倍よかった。
それにしても弱い。やっぱ若手主体の和製打線って限界があるんだね。よく分かったよ。

さて、今日の内容じゃそれと言って取り上げるべきネタも無かったので、とりあえず替え歌うたっときます。






グスマン振れ振れもっと振れ 使える外人つれてこい♪






【余談】





野本が女の子みたいな打ち方になってた。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





吉見が何かしらのトラブルで登録抹消され、今日の先発予想は困難を極めた。


誰であってもスクランブル登板には変わりない状況でマウンドに立ったのは、
つい3日前にリリーフ登板したばかりのソトだった。エンジェルベルト・ソト。
キャンプ中にテストを受けて入団、超安値ながら生活のためにフル回転する28歳のサウスポーだ。

リリーフではかなり安定した投球を見せているものの、まだ未知数な部分が多い。
とりわけ巨人からすれば「謎の外人」という印象だろう。
こちらとしてもまだ信頼するには至っておらず、今日も率直なところ「大丈夫かよ」と思ったものだ。


だがいい具合にバラけた制球が奏功し、5回まで失点は高橋のソロによる1点のみに抑え込む好投。
いいじゃん、いいじゃん、ソト!もっと見たいぜ!と思ったところで降板したのはちょっと残念だったが、
裏ローテがほぼ壊滅している中でのソトの先発成功は今後のチームにとっても非常に意義深い。


ところで意外だったのは、ソトが事あるごとに派手にガッツポーズをみせたことだった。
燃えたぎる闘志。中でも5回裏を抑え先発としての仕事を全うした瞬間に飛び出した快心のポーズが凄い。






「うわぁー!」


まるでそんな雄たけびが聞こえてきそうなガッツポーズ。
だがこれは本当にガッツポーズなのだろうか?私は別のところでこのポーズを見たことがあった。
両腕を翼のように広げ、叫ぶ……いや、歌う!そうだ、思いだした!






GLAYだ!



あなたを想うほど、ウーウー。




[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





おもしろい夢ほど唐突に終わり、一気に現実に引き戻されるものである。


今まで25年間、私は最後までちゃんと楽しめる夢を見た試しがない。
必ずあと少し、あと少しというところで何故か目が覚め、ひどくがっかりさせられるのだ。
(2年くらい前に見た吉沢明歩とホテル行く夢はマジでむかつき、心から太陽を憎んだ)
人の夢と書いて「儚い(はかない)」と読む。まさにその通りである。



ところで、この日最も盛り上がった5回裏無死満塁のシーン。
貧弱な打線がつかんだ絶好のチャンスにスタンドは大いに沸いた。
ただの無死満塁とはいえ、今の中日とってこんなチャンスはそうそうない。いわばそのもの。

こだまする3万2千の観衆の声。打席には岩崎達が、ネクストには平田。
新しい時代の始まりを予感させるには願ってもない役者だ。
なんておもしろい夢だろう。さあ、夢の続きを見せてくれ――!











やっぱ夢って唐突に終わって、現実に引き戻されるものなんだな。




[中日ドラゴンズ] [スポーツ]

 



「また港に戻ってきちゃったよ」




ペナントレースを航海に例えるなら、貯金ゼロはいわばスタート地点の「港」。

ひとつなぎの大秘宝を手に入れるためにはとにもかくにもまずは港を出なければならないのに、
今季の中日はちょっと船を動かしてはすぐに怖気づいて帰港するのを何度も繰り返している。
「はじめてのおつかい」で数メートル家を離れただけで泣きながら戻ってくる泣き虫のようなものだ。


一方で先頭に立つ燕号は悠々と一人旅をし、猛虎丸もようやく出港の準備を整えつつある。
船底に穴が空いて出港どころじゃない他2球団と、そもそもインドア派の最下位1球団はともかくとして、
出港の意志はあるのに波止場で留まり続けているようじゃ、ファンがそっぽを向くのも無理はない。
今日などは3連休の初日だというのに観衆は3万人に届かず。ギャラリーなき船旅は悲しいばかりだ。


経験のない船乗りが多い中での出港は不安もつきまとうが、まずは海へ出なければ何も始まらない。
海へ出て、激しい戦いを繰り広げて少しずつ前へ進んでいけば、必ずチームもファンも波に乗ってくるだろう。
だが、陸にいたんじゃ乗る波もない。






とりあえず海へ出よう



ふたたび出港できるか、それとも陸に引き揚げるか。明日の勝敗が今後の方向性を示すことになる。





[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





もう今季残り3試合しかない「呪いの杜」のことをああだこうだ言っても仕方がない。
テキトーに長い試合に付き合ってさっさとおさらばしとけばいいのだ。
おそらく今年の勝負どころは10月までもつれると思うが、
その大事な時期に忌々しい神宮球場での対戦がないのは必ず面白い結末をもたらすだろう。


んなことより、今はこの二日間でようやく晴れた霧を素直に喜ぼうではないか。
晴れた霧―。それは、4月から三ヶ月間、待って、待って、待って、待ち焦がれた末の復活。






森野が……!





帰ってきた!



遂に長打の量産体制に突入した森野。
こっから80試合、終わってみれば3割25本80打点くらいを叩きだしたら土下座してもいい。




[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





今夜の試合で確信した。






神宮球場は呪われている



せっかく館山から3点取って、林昌勇からも奇跡の2ランで同点にして、それで負けるって一体なんだろう。
10回裏に唐突に激狭になったストライクゾーンも含めて呪われているのだ。
小川監督就任以前も、この球場では穏やかならざる事件がたびたび起きていた。忌々しい怪奇球場め!










誰かこいつらにもっとヤバめの呪いかけといて。




[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





今頃、準規は悔しくて悔しくてたまらない夜を迎えているだろう。

尻上がりに調子を上げて完封も見えてきた7回表に、落とし穴は待っていた。
と言ってもそれは自分で掘って、自分で落ちた穴だ。
だからこそ悔しさも一入(ひとしお)であろう。



あの回を振り返ると、先頭の村田にヒットを打たれたのはいい。
そのあと死球、中飛、死球で一死満塁とし、中村紀にはストレートの四球で押し出し。これは最悪。
普通ならここで交代なのだが、落合監督と森コーチの判断は……動かず!
結果、続く稲田には明らかに置きにいった「だけ」のカーブを打たれて万事休す。ここで準規はマウンドを降りた。


制球を乱して走者をため、ストライクを取りにいって打たれるという典型的なダメパターンだ。
だがこうなることは中村紀への投球を見た時点で予想できたし、たぶんベンチも予想していたと思う。
交代のタイミングを采配ミスだとなじるのは簡単だが、これは明らかにミスなんかじゃなく意図的な続投である。
もし投手が川井や小笠原あたりなら、8割方満塁にしたところで交代を命じられていたはず。
つまりベンチ、そして落合監督はマウンドに立つ20歳・伊藤準規にこのゲームを預けたのだ。








痛みを伴ってまで預けるということは、準規が痛み以上の見返りを期待できる投手だからである。
それがいつになるのかは分からないが、川上にも吉見にも昔そういう試合が1個や2個はあった。
今日の失敗を反省し、ベンチの心意気を生かすも殺すも結局のところは準規次第だ。


今夜、枕に顔をうずめて昼間の光景をフラッシュバックしながら眠れぬ夜を送るなら問題ない。
もし「イケメンパラダイス」を見て俳優になっときゃ良かったとか思ってるならアウト。




[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





今日の試合後、トーデンが緊急記者会見を開き、国民に必死の訴えを投げかけた!





 「どうも、皆様のトーデン社長です」
              「本日はこのクソ暑い中お集まり頂きまして誠にありがとうございます」



 「んだんだ!分かってんならさっさと要旨言いやがれ!」



 「ええ、他でもない、本日は重大なお知らせと、併せてお願い事を申したいと思います」





ざわ・・・ざわ・・・




 「なんだ?まさか真夏の計画停電実施と更なる節電の要求か!?」
             「だとすれば熱中症患者の激増は確実!東京は大パニックになるぞ!」




 「ゴホン……、実は現状および今後想定される激しい供給過多に伴い……」



 「……ゴクリ」



 「なるべく浅尾を使わずに勝てるよう選手諸君には頑張って頂きたい」
              「名付けて節タクへのご協力をこの場でお願い申し上げます」



 「せ、節タクだとぉ!なんちゅー安易なネーミング!」
             「……てことは4回途中でさっさと引っ込みやがった朝倉は……?」






 「ハハハ、ありゃ最悪。昼時に冷房21度でつけっぱにするくらい最悪」
              「ま、今日は打線と後続のリリーフに助けられたけどね」



 「この野郎、自分らのこと棚上げやがって!でも朝倉が最悪なのは同意」




というわけで猛暑、これ以上浅尾に負荷をかけないよう節タクにご協力ください。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]








ゲームセット。
村田のバットが空を切った瞬間、二ヶ月以上ぶりに3勝目を挙げたチェンは満面の笑みでナインを出迎えた。
が、しかし、チェンよ。本当に手放しで喜んでいいのか?今日の内容なら完封が絶対条件だったはず。
あろうことか8回にもなって無駄な2点を献上したことを、第一に猛省すべきではなかろうか。


と言うのは、チェンの成長を思ってのことではなく、あくまでチームの今後を考えての意見。
結局のところ、こんな簡単に勝てるゲームで浅尾を使ってしまったことが誤算なのである。



今季の浅尾は61試合目で早くも35登板。このペースでいくと80試合前後は投げる計算だ。
勝ってても負けてても接戦ならとにかく浅尾、というのがここまでのパターンであり、
最近は衰えた岩瀬をカヴァーするために事実上クローザーの役目まで負わされてしまい、
その過労っぷりは財務、金融、経済財政大臣の三役を兼務していた一時期の与謝野馨のようである。


このままでは勤続疲労でぶっ壊れかねないとの警告もちらほら聞こえてくるのだが、
高橋聡が離脱している今季に関してはおそらく最後までこの連日連夜の登板は続きそうな気配だ。
しかし浅尾も辛けりゃもう少し辛そうな投球をすれば首脳陣も考えるのだろうが、






スバーン!




ズドーン!



こんな投球されたら、分かっちゃいるけど使いたくなるのは当然である。
でももしこれで怪我したら、浅尾にだけ特例で労災おろしてもいいと思う。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





極端な話、10回を投げ切った吉見が引っ込んだ時点で、勝とうが負けようがどっちでも良かった。


そりゃ勝った方が良いに決まっているのだが、3時間ぶっ通してゼロで投げ切った吉見に、
少なくとも白星がつかないことが確定した10回裏の攻撃終了時点で私の集中力は切れた。
せいぜい引き分けで終わってくれれば良いや―、そんな感じだ。
それほどまでに今夜、吉見一起が10回を一人で投げてくれたことには深い意義があるのだ。


今季の吉見はここまで7勝ながら完投はなし。(というか未だチーム全体でも完投した先発がいない)
昨年もそうだったが、吉見は余裕で完投できそうな試合でも余力を残して降板する投手だ。
3年連続二桁勝利を挙げながら絶対的エースになりきれていない原因はそこにあると思うのだが、
その吉見がスーパー中日キラーの岩田相手に引けを取らぬ投球で、なんと9回を超えて10回まで投げ抜いた。


これを経験したことで、今後吉見はなんの躊躇いもなく"完投させられる"投手になったと思う。
中5日でここまで投げられることが証明されたわけだから、もう体力を気遣う必要はない。
今まではなんとなく配慮して交代していた場面でも、今後は容赦なく続投を命じることができるのだ。



たとえば今までなら浅尾にバトンタッチしていた1点リードの8回とかでも……、






 「オラオラ!まだいけるだろ!」




こんな感じで浅尾を温存することができるのだ。
これまではてっきりスタミナ不足で「いけない」と思っていたのに、何のこたぁない「なんだ、いけるじゃん」である。
今夜は岩瀬を責める日でない。長い目で見て勝利以上に意義のある吉見の粘投だったと思う。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]






 「すごいぞ!こ、これが噂の……!」











"打てる渡邉"かぁーーー!!!!」




驚いた。まさかあの記事を書いた翌日にこんな大仕事をやってのけるとは。
本人は「マジで奇跡」と謙遜するが、先週からの怒涛の活躍を見るにこれは充分実力の範疇である。

あくまで役割的には離脱したブランコ、そして不調のグスマンの代役としての一塁出場だが、
ここまで長打力に期待が持てるとなると、このままスタメンでも誰も文句は言わないだろう。


思えば1998年春夏、あの伝説の甲子園連覇ナインの一人である上に2005年には20ホーマーも記録。
私は少々、小池という選手を見くびっていたのかもしれない。これが本来の小池正晃なのだ。
覚醒した、ではなく、蘇った、と言うべきか。

暑くて熱い夏、「打てる渡邉」が下位打線を牽引し、負けない燕を追走する!



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]









渡邉博幸。まだ記憶にも新しい名スーパーサブだ。

万が一ご存じでない若いファンには「和田の前に背番号5を付けていた選手」とでも紹介しようか。
とは言え、タイプも能力も和田とは全く異なり、渡邉は守備要員と代打を主とする渋い控え野手だった。
2004年には規定打席未到達ながら一塁手としてGG賞を受賞する史上唯一の快挙も成し遂げている。


その渡邉は現役を通してずっと「打撃さえなんとかなれば……」と惜しまれ続けた選手でもあった。
いわゆる野球脳に優れ、小技もうまく02~06年は5年連続で100試合以上に出場。
それでありながら、最後の最後までレギュラーになれなかったのは、今一歩打撃に難があったからに他ならない。
せめて年間10本くらい打てる打撃力があれば、あるいはその後の戦力構想まで変わっていたのかもしれない。
T.ウッズ、そして中村紀の加入により居場所を失くした名サブは、07年オフに静かに戦場を去った。



さて、今のチームで渡邉的な選手がいるとすれば、同じく一塁手の小池正晃が最も近い位置にいるだろう。
今季の小池はおそらく移籍後最高に調子がいい。今日もマルチで打率は驚異の.421。
サヨナラ弾あり、きっちり犠打あり、中押し弾あり、守備固めだってお手のもの。
まさにユーティリティの名を欲しいままにし、今夜のサヨナラの口火を切ったのもやはり小池だった。








9回裏、勝つならサヨナラしかない局面で代わったばかりの小林宏の初球を捉えてチャンスメーク。

日に日に小池の登場時の歓声と拍手が大きくなってきているように感じるのは気のせいだろうか。
その姿は、かつて強く願っても叶わなかった「打てる渡邉」を体現しているようであった。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]





昔、江川卓司会の「スポーツうるぐす」に「江川な人」というコーナーがあった。

内容は、その日の巨人戦の中で勝負を決するターニングポイントだと江川が予め判断した場面を深夜の
生放送までに視聴者が番組HPを通して理由付きで予想し、正解なら"江川な人"に認定されるというもの。
毎回正解者は1~2人と難易度が高く、試合を通して見ていないと的中できないことがほとんどだった。


では、もし今でも「江川な人」があったなら、今日のポイントはどこだっただろうか。
もちろん"和田の3ラン"だとか、"小池の中押し弾"では正解はもらえないだろう。
そういう結果的な部分ではなく、全体の流れを通して見たときの細かいプレイが肝心なのだ。

それを踏まえて、もしコーナーが続いていたら私は自信をもってこの場面こそがと応募したと思う。






「正解:5回裏、阿部の初安打」




理由を解説しよう。


早々に5点差をつける有利な展開。いくら準規が初先発とは言えさすがに逆転は考えにくい試合である。
だがそれはあくまでこの試合が普通の展開ならばの話であり、今日は少々いつもとは違う事情があった。
そう、5回二死まで完全試合。これこそが5点リードでも安心できない事情だった。

完全試合がいつ断たれるかが心配だった、なんてことではない。
もちろん心の片隅にその期待も少しはあったが、それよりも試合の流れ的に「いつ初安打が出るか」が非常に心配だった。


古株のファンならご存知だろうが、過去に中日は被ノーヒットノーラン直前から大逆転勝利を挙げたことがある。
9回裏まで全く打てる気配のなかった投手を最後の最後で突然攻略できた要因は一体なんだったのか。
私は思う。おそらくその投手がどこか適当なイニングに一本でもヒットを打たれていたら普通に完封していただろうと。

完全試合、あるいはノーノーの影がちらつくと、どうしたって選手たちは意識をする。観客も意識をする。
特に今日は東京ドーム。4万人前後の巨人ファンがなんとかヒット一本でもと祈るように見守る。
そんな中で待望の一本が出ると……「たかが一本のヒット」が、球場のボルテージを猛烈に高めてしまうのだ。
特にそれが無死からの一本ともなれば、攻め側も守り側も雰囲気に飲まれて、5点くらいすぐに返しかねない。
一見ロマンに思える無安打ピッチングは、それが断たれたときのリスクと常に表裏一体なのだ。


で、今日の試合。
準規がどこで打たれるかを若干の期待と大いなる不安の中で見ていたら、5回二死の6番阿部だった。
この瞬間、私は勝利を9割以上で確信した。あらゆる流れ的に、考え得る最高の場面だったからだ。

もし無死での安打だったら、あるいはクリーンアップが絡む巡りでの安打だったら、勝負はまだ分からなかった。
一気に逆転とは言わずとも、2点くらいでも取られていれば展開は大きく変わっていたかもしれない。
だが雰囲気に飲まれかけた準規は、7番小笠原にこそ四球を出すも、8番脇谷を打ち取ってここを凌いだ。
二死だったから、6番だったから、伊藤は冷静さを失くすことなく「あと一死」に集中できたのだ。


だから、私はこの場面が「江川な」ポイントだと予想した。あくまで私の予想であり正解かどうかは分からない。
ただ、ひとつだけ正解だと信じることができるのは、準規は近い将来もっと大成しそうだということ。
テレビ映りも非常によし。長身から投げ込むボールも魅力的。エースナンバーを背負う男の未来は明るい。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]








「あの~、これ知り合いの野球ファンの実体験なんですけどねえ」


「ある日試合を見ていたらば、無死三塁のチャンスにみょ~な寒気を感じたっていうんですよねえ」


 「はてな。扇風機回し過ぎたかな~なんて、気にも留めなかったんですけど……」








 「フッと気付いたら勝手にアウトカウントが一つ増えてたって言うんですよね」


 「おかしいな~?なんだろな~?なんて思ってるうちに二度目の大チャンスが来た」


 「1死一、二塁。よ~し!今度こそ……そしたら、ま~たゾクゾクッ!と寒気がするんだ」


 「イヤだな~、気味悪いな~、なんだろな~なんて思ってフッと気付くと……」








 「さっきと同じだ。いつの間にかアウトカウントが増えてる」


 「訳の分からないまま、今度は3度目の大チャンスが来た」


 「1死二、三塁。すると、やっぱり感じ始めた。さっきと同じ、あの寒気だ!」


 「さすがに薄気味悪くなって塩をまいたんだ。そしたらまいてるうちに、いつの間にか……」








 「アウトカウントがひとつ増えてるんですね~」


 「これはもう普通じゃないぞ。イヤ~な汗をかきながら、4度目の大チャンスがきた」


 「また寒気が来るに違いない。だけど今度はその正体を絶対に暴いてやる!」


 「そう思ってガタガタ震えながら、ジーッとテレビを凝視していたんだ」


 「そうしたらば、はっきりと見えてしまったんですねえ」








 「とんでもないダメ助っ人の姿が……」


 「あとで分かったことなんですけどね……」


 「その正体は、この球場で死んでいった数多のダメ助っ人たちの怨念だそうですよ」


 「いやあ、こんなことって、あるんですねえ……」



冗談ぬきでグスマンってのは、ユーレイよりもタチ悪い。



[中日ドラゴンズ] [スポーツ]






"代打・堂上剛裕"




そのコールを聞いたとき、私は「順番が違うだろ!」と采配に首をかしげてしまった。
直前に代打の野本が三振していたが、一死でこそ堂上剛を使うべきだったと私は考えていた。

一死満塁。いわゆる"最低でも外野フライ"を打てる確率でいえば、長打力で勝る堂上剛の方が上のように思える。
当然ここで堂上剛かと思ったら、打席には野本。「順番が違うだろ!」である。


しかし、仮に一死満塁で堂上剛が倒れたとしたら、果たして野本が打つ確率はどんなものだったろうか。
そこまで考えた場合、すなわち二死満塁で起死回生の一打を打てる確率を考えた場合に相応しいのは……、






バ~ン!



この数字である。この数字が、堂上剛こそが本当の瀬戸際での切り札であることの何よりの根拠だ。
要は犠飛を打てそうなのは堂上剛>野本、ではなく、二死を想定しての野本→堂上剛の順番だったのである。

この順番にすることで、仮に野本が犠飛なり適時打なりを打てば、続いて堂上剛での加点まで期待できる。
一歩先まで読む落合采配と目先の得点を追いがちな素人考えとの違いを思い知った。そんな采配だった。


それにしても得点圏で11打数8安打とは恐れ入る。代打の切り札ポジションをモノにしつつあるのではないか。
守備堅めの英智、代走の岩崎達、そして代打の堂上剛。いいぞいいぞ、スペシャリストが揃ってきたぞ。