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就任当初から1点差を守り切る野球を貫き通してきた落合中日。
その中において、04年から4年連続で50試合以上に登板した鉄腕リリーバーがいた。
まだ浅尾もいなかった頃のリリーフエース。今夜紹介するのは、その男である。





岡本真也



華奢で端正な顔立ちの現リリーフエース・浅尾とは対照的な、山男風の出で立ち。
巨漢から放る150キロ前後の直球と落差の大きい縦スラを武器に、岡本は連日投げまくった。
7平井→8岡本→9岩瀬と繋がる勝利の方程式は球団史でも屈指の名リレーだったと思う。

特にキャリアハイの04年は75回を投げて85三振を奪うなど「空振りが取れる投手」として活躍し、
一発長打タイプの多かったラビットボール全盛の当時、岡本は他球団の打者にとって脅威となった。

だが「空振りが取れる」縦スラはその特性上、どうしても暴投のリスクを伴うボールでもある。
そのため満塁など暴投の許されない場面では直球中心の配球にせざるを得ず、痛打を浴びることも少なからずあった。
また元々制球には難があるため四死球も多く、決して出てきたら安心という投手ではなかったのも事実である。
良くも悪くも豪快。そんなイメージの強い岡本の一番有名なシーンは、やはり豪快なあの「被弾」になるのだろう。


04年日本シリーズ3戦目に西武・カブレラに打たれた満塁弾。
最近では落合監督が采配から"情"を捨てるきっかけになった一打として回顧されることが多いが、
あのときも一発しか狙っていないカブレラに対して真ん中付近へ直球を置きに行った末の悲劇だった。

他にも06年10月7日に横浜・村田に打たれた逆転3ラン、西武移籍後にまたしても日本シリーズで、
今度は巨人・ラミレスに打たれたサヨナラ弾など、とにかく岡本には「被弾」のエピソードがついて回る。
しかしそれは前述の通り縦スラを持つがゆえの二面性であり、当たり前だがピシャリと抑えることの方がずっと多かった。



中でも私が推したいベストシーンは04年8月11日の巨人戦(ナゴヤ)での登板だ。
4.0差で迎えた真夏の首位攻防の2戦目。前日をエース川上で取り、この日は山本昌で勝ち越しを狙う中日。
対するはこの日勝てば200勝を達成する工藤。
目の前での快挙達成は絶対に避けたい中日は、序盤から効果的に点を取り7回までに5-1とリードを保つ。

しかし強打の巨人もさすがの粘りで追いすがる。8回表に高橋聡が一死一三塁のピンチを迎えて4番小久保に回った。
ここでたまらずリリーフーエース・岡本を投入するも、この時点で33ホーマーの小久保には四球を与えてしまう。
一死満塁の大ピンチとなり、打席にはペタジーニ。絶対絶命。

この日スタンドで祈るように観戦していた私は、数秒後に歓喜の絶叫をすることになる。
初球の直球を打ったペタジーニの強い当たりはサードゴロ併殺となり、あっという間に0点で切り抜けたのだ。


このときほどベンチに帰る岡本の背中が格好良く見えたことはなかった。
この勝利で5.0差に離し、以降優勝へ駆け抜けた04年のターニングポイントとなる場面だったと思う。
二ヶ月後のカブレラの被弾も、この勝利があったからこそ進むことのできた舞台である。

そう考えれば岡本真也のハイライトは、あっちでなくこっちだと私は思うのである。




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この記事のURL | 2011.11.27(Sun)23:00 | 岡本真也 ※ | Comment : 04 | Trackback : 00 | 




「きのこ・たけのこ論争」という有名な争いがある。
お菓子「きのこの山」「たけのこの里」のそれぞれのシンパ間で戦われている不毛な議論のことだが、
どちらの陣営につくかでその者の価値観まで測り知ることができるとさえ言われており、
この論争が夫婦間で加熱してしまった折には、最悪離婚問題にまで発展することもあるとされている。
ちなみに私はサクサク部分の多い「きのこ」派なのだが、どちらかというと少数派らしい。


また似たような争いに「ビアンカ・フローラ論争」というのもある。
人気ゲーム「ドラクエⅤ」の冒険途中、主人公たるプレイヤーがどちらかとの結婚を迫られるのだが、
主人公の幼馴染で気立てのよい農民ビアンカに対して、フローラは大国の令嬢にして許婚もいる立場とあって、
どこかの調査によると実に7割弱のプレイヤーがビアンカを選ぶのだという。
しかし私のように「フローラのが可愛いじゃん。金持ちだし」と、迷うことなくフローラを選ぶ鬼畜もいるので、
(そう、この話をすると映画「鬼畜」(1978年/野村芳太郎監督)での岩下志麻の妾の兄弟へのそれのような猛烈な
軽蔑のまなざしを飛ばされるのだ)なんだかんだでこの論争は発売から20年近く経った今もなお、終結をみていない。



これらのように、二択は時として人を大いに悩ませるものである。
おそらく今、多くのスポーツ記者は新たなる二択に頭を悩ませているのではなかろうか。
もうお分かりだろう。





浅尾・吉見論争である



12月1日、コンベンションで発表されるシーズンMVP。
もう投票は終わっているのかどうかは知らないが、有権者の記者は相当迷ったと思う。
何しろこの二人、役割が異なるため単純比較のしようがない上に、各々の役割を文句ない成績で全うしているため、
どちらにもあげたい!というのがファン心理だが、どちらか選べと言われたら…、やはり簡単には答えが出ない。
もはや最後は用紙に名前を書くときのフィーリングに頼るしかないだろう。

ちなみに私は悩み抜いた挙句、浅尾に一票を投じることにした(記者だったらの話)。
理由は79試合0.41という化け物じみた成績。全盛期の佐々木をも凌駕したのが決め手である。
吉見の18勝1.65も凄まじいのだが、過去30年で最強かと言えば、もっと上は何人かいる。
よって歴代球界で類を見ない好成績を挙げた浅尾に軍配を、というのが私個人の意見である。


まあ今年に限ってはどちらが選ばれても最高に嬉しいので、発表が楽しみで仕方がない。
ワーストMVPがあったら迷う間もなく森野に100票。





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この記事のURL | 2011.11.26(Sat)00:22 | 浅尾拓也 | Comment : 06 | Trackback : 00 | 




落合中日を彩った名選手たちを振り返る回顧企画。

前回お知らせした通り、この企画で取り上げる選手は「昨年までに中日を退団した」のが原則である。
8年も経つと、もしかすると新規ファンの方には馴染みの薄い選手も登場するかも知れないが、
その辺りも歴史の長さを感じる要素のひとつとして楽しんで頂けたらと思う。

まずは黎明期にあたる3年間(04~06年)にチームを支えた名選手たちを何回かに分けて振り返ろう。
第一回の今回は、この懐かしいバッターから。





高橋光信



みっちゃんのあだ名で愛された高橋光は、黎明期の落合中日を象徴する名サブプレイヤーだった。
当時のチームは「一芸に秀でた選手」を重宝する傾向が非常に強く、
外野守備の英智、内野守備の渡邊らと共に控え野手として常にベンチを温めていたのがこの高橋光だった。

高橋光の役割は「代打の切り札」。
パンチ力や打撃技術が決してずば抜けていたわけでもない高橋光がこの役割を射止めたのは、
「存在感」という実に抽象的な一芸が他の打者よりもほんの少しだけ秀でていたからである。
だが、そんな曖昧な一芸でも、時と場合によってはチームに勝利をもたらす武器になり得る。


印象的だったのが04年9月7日の巨人戦(東京ドーム)だ。
2位巨人との直接対決の第1Rは、首位攻防にふさわしい緊迫感あふれる展開となった。
試合はエース川上から序盤に3点取った巨人が1リードしたまま終盤に突入。

追いすがる中日は8回表、アレックスの同点打を含む猛攻で二死満塁とし、打席には井上。
この日既に2安打を打っている好調・井上に対するは、右の速球派リリーバー・中村隼。
逆転するには絶好のこの場面で、なんと落合監督は…代打を告げたのだ。
しかも右投手に対し、左の井上に代えて打率2割きっかり(この試合時点)の右の高橋光を出したから仰天した。

セオリー無視の意味不明な采配。もし外れたら非難轟々なのは目に見えている。
強いて分析するなら、この日までに安打より四死球の方が多い高橋光の選球眼と出塁率に賭けたというところか。
だとすれば井上が「打つ」確率よりも高橋光が「選ぶ」ことに賭けたわけで、やはり采配としては斬新すぎる。
誰もが首を捻るであろう珍妙な采配だが、これが的中した。


なんと、結果はストレートの押し出し四球
驚異の「存在感」を放つ代打・高橋光はバットを振るまでもなく逆転の打点を挙げたのである。
この試合を境に切り札として覚醒した高橋光は、翌週には9回一死から完封目前の井川から同点2ランをぶっ放ったり、
翌年の開幕2戦目に今度は大魔神・佐々木から逆転サヨナラ弾を放ったりと大暴れした。

一般的にはこれらのホームランが語られることの方が多いが、私にとって高橋光といえばあの押し出し四球。
「存在感」という数字には表れない特性を最大限に生かしたあの打席で私は野球の奥深さを知り、
また史上最強打線の愛称で259発ものホームランを放ったこの年の巨人を、バットを振らずに倒したのも衝撃的だった。


私の野球の見方をたった一打席にして変えてしまったと言っても過言ではない、忘れられない名シーンである。






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この記事のURL | 2011.11.24(Thu)21:00 | 高橋光信 ※ | Comment : 02 | Trackback : 00 | 




「はいどうぞ!」
着席するや否や発した落合"元"監督のこの言葉で、昨日の退任会見は始まった。
おそらく進行役の角上アナをはじめ、この場にいた誰もが「いつも通りかよ!」と苦笑したことだろう。
元来メディア好きの落合氏なので、今日くらいは和やかな会見になるのかなとも思っていたが、
最初の一言でやはり落合は落合なのだなと再認識すると同時に、その徹底した一貫性にちょっと笑ってしまった。



さて、この退任会見をもって落合監督は8年振りに落合氏に戻ったわけである。
当ブログも今日からは高木監督率いる新しい中日ドラゴンズの動向を見守るスタンスに切り替えるべきなのだが、
先日書いた「最後の一球」という記事を8年間の長い戦いの締め括りとするにはあまりに寂しい気もするし、
まだまだ我が青春時代を捧げた落合中日の余韻に浸りたいという個人的な思い入れもあるので、
年内一杯は契約更改や補強といったトピックスを除いて「落合中日回顧」をしていきたいと思っている。

別れたカノジョとの思い出を未練たっぷりに振り返ってしんみりするような女々しい根性であるのは承知の上で、
でもやっぱり色々思い出したいじゃん!と。もう忘れかけてるようなことも改めて思い出してみたいのだ。
テレビや雑誌でも落合回顧企画は結構組まれているみたいだが、どうしても川崎開幕、06涙の優勝、
そして山井問題といった散々語られ尽くされてきた話題が中心になりがちなので、
当ブログでは「監督・落合」中心の視点ではなく「(落合監督下の)中日の選手」にスポットライトを当てたい。


当ブログを始めたのが06年終盤で、その後も皆勤を続けたわけでなく、08,09年は丸々サボったし、
04,05年の最初期についても思い出はたくさんあれど、それを振り返る手段がこのブログにはない。
(ネットを徘徊すれば当時の記事やら掲示板のログなども残っていようが、大抵は埋もれているだろう)

それらの書いてなかった時期に活躍した選手達のことも、落合中日の大事な乗組員の一人として
何かしらの形で綴っておきたいとは前々から思っていたので、この機会に書くことにした。
ただ現役の在籍選手まで含めるとキリがないので、昨年までに中日を退団した選手限定にしたい。


とりあえず年内はこの特集を中心に週1~3で更新し、2012年1月1日をもってスッパリ高木政権に移行する予定です。
まだ自分の中で落合中日が終わった実感がないので、今しばらく未練にお付き合い頂けたら幸いです。






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この記事のURL | 2011.11.23(Wed)12:11 | 落合博満GM | Comment : 05 | Trackback : 00 | 








中日ドラゴンズ・落合監督の8年間が終わった。
白か黒かの天王山に敗れての終焉は、悔いの残らない潔さだった。

今夜の試合を一言で集約するなら、「あと一歩が届いた者と届かなかった者の差」だ。
象徴的だったのは、追いつきながらグラブの土手に当てて落球した大島の守備と、
片やタイミング的にはアウトでも執念でかいくぐって間一髪セーフをもぎとった松中の走塁。
偶々ああいう形で出ただけで、多分この差を生んだ要因は数えきれないほど沢山あるのだと思う。
よくそれを要約して「気持ち」とか言うが、実際はそんな単純なものではないのだろう。よく分からないけど。



さて…、あまりにその期間が長すぎたからだろうか。今はまだ落合中日が終わったという実感があまりない。
明日からも今までと変わらず落合は中日の監督であり続け、
さっそく来季に向けて頭を切り替えて補強なり戦略を練り始めるのだろうなあ、と。
そんなことを信じてやまない自分がいて、正直「高木中日」というのはイメージもできないのである。

それくらい落合中日は、18歳からの私にとって、当たり前すぎる日常だった。
だから生活の一貫と言えるほど溶け込んでいた落合中日が今夜限りで終わったと言われても、
すぐに受け止めきれるほどダテに8年間試合を見続けてきたわけじゃないし、実感できるわけがない。


アライバという呼称、森野の覚醒、ウッズやブランコ、ドミニカン外人、李炳圭、セサル、
岡本平井のリレー、高橋浅尾、川崎開幕投手、山井の完全試合、06年10月10日、中村紀、抑えの岩瀬…。
どれだけでも思い出せる楽しかった記憶、苦しかった記憶の数々は、すべて落合中日が見せてくれたものだった。
それまで知らなかった真の意味での勝つことの苦しさ、そして喜びを教えてくれたのも落合中日だった。

そんな落合中日も遂に見納め。明日からは全く別の、新しい生活が始まるような気分だ。
希望に満ち溢れた新生活というよりは、不安だらけの新生活になってしまいそうだが、
8年間とんでもなく濃い環境下でプレイしてきた選手たちが、環境変わってどうなるか楽しみでもある。

落合退任に伴って中日を離れるファンもいれば、逆に嬉々と戻ってくるファンもいるだろう。
立場は様々だとは思うが、根は野球好きであることに変わりはない。
理解し合えなかった両者が久々に同じ想いで応援できるなら、それもまた良いことではなかろうか。
なんにしたって私はこれからも中日を応援するし、ペースを落とすにせよ当ブログも継続するつもりだ。


最後に。
今夜の「最後の一球」は摂津が和田から三振を奪ったあの一球だが、あれはホークスにとっての「最後の一球」。
中日にとっての、落合中日にとっての「最後の一球」は、8回裏の岩瀬の一球だったと私は思っている。

守護神・岩瀬の投じた渾身の真っ直ぐが、谷繁のミットに吸い込まれてバッター見逃し三振。
8年間の締めとして、これ以上の役者もいなければ、これ以上の球もない。
岩瀬の投げたあの一球が見られただけで、もう私は充分満足できた。

それくらい文句のつけようもない完璧な落合中日「最後の一球」だった。






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この記事のURL | 2011.11.21(Mon)00:26 | 落合博満GM | Comment : 05 | Trackback : 00 | 

nihonsiries20112_20111115213609.jpg







勝った。負けたら終わりの試合に勝ち、明日も野球が見られることになった。
もうここまできたら勝ち方への不満など言うまい。1点だろうが2点だろうが勝ちは勝ち。
最後までエースの役割を全うした吉見、そして岩瀬、浅尾には手放しで拍手を送りたい。


特にCS以降フル回転でひたすら勝ち続ける吉見の投球は今夜も圧巻だった。
前回登板では試合を作りながらも決して絶好調ではなく、ピンチの多い苦しい内容だったが、
今夜は二度目の対戦にしてなんと前回を遥かに上回る投球をやってのけ、7戦へと導いた。

6回裏、川崎から始まる三人をわずか7球でしとめたところが今夜のハイライトだったと個人的には思う。
「ここがポイント」「この回がポイント」という要所要所を危なげなく切り抜け、
なおかつピンチにも動じず傷口を最小限に留める技術は、さすがエースといった感じ。
杉内、和田というダブルエースを右腕一本で撃破した吉見に誰が文句をつけられようか。
最多勝確定時に、「下位球団から稼いでいるだけ云々」と書いていた記者もどきは土下座して詫びるべきであろう。



さて、球団史上最長の8年間に渡って中日の指揮をとってきた"落合監督"も明日で見納めとなる。
約10年に一度の優勝を地元圏内で祝ってきたローカルチームの意識を根底から改革し、
8年間で四度の優勝という眩いばかりの黄金時代を築き上げた大監督である。
一方でその手法、プロセスを理解できない者には徹底して嫌われ抜かれた監督でもあった。

何を言っても、何をやっても世論は二分し、互いの主張は平行線を辿るばかり。
価値観の違う者同士は決して理解し合えないのだと、この8年でイヤと言うほど痛感した。
宗教じゃないが、落合中日は「信者」か「アンチ」かのいずれかしかない、そんなチームだったように思う。


だが落合監督の言動を巡る論議で盛り上がれるのも、もう明日で終わりである。
明日の試合は、例え負けても腹が立ったり怒りを感じたりはしない気がする。
勝つに越したことはないが、負けても穏やかに「お疲れさん」と言えるだろう。

たぶん明日の第7戦ってやつは、8年間でも初めて味わうような不思議な感覚で臨む試合になる。
うまく言えないが、過去にも未来にも通じない独立したゲームとでもいうか。
かの有名な「10.8」が、「10.8」という独立した特殊な試合、ひいては特殊な一日であったように、
明日という日もきっと朝起きた段階からふわふわ浮いたような妙な気分で過ごすことになるのだろう。







11月20日、日本シリーズ第7戦。落合中日最後の一戦は、「本当の天王山」で完結を見る。



落合中日、来る最後の一日にエールを!
    


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この記事のURL | 2011.11.19(Sat)23:19 | 落合博満GM | Comment : 08 | Trackback : 00 | 





福岡で連勝し、「ナゴヤで決める!」と意気込んでいたのが遥か昔のことに感じる。
そこまで甘くないことは薄々感じながらも、まさか3タテを食らうとは思ってもみなかった。

あまりに残酷で、あまりに悲惨な現実だけが目の前を立ち塞いでいる。
完敗ならまだしも、少なくとも3,4戦目は勝つチャンスは充分あったのだが、
ことごとくチャンスをふいにしているうちに、遂に今夜はチャンスにすら見離された。

対するホークスは1,2戦目の敗戦投手・馬原を三度起用し、今度は汚名返上に成功した。
そして逆シリーズ男になりかけていた内川、松田もすっかり息を吹き返し、
5戦目にして両軍通して初の大量得点を奪っての快勝。本来の強さを見せつけての勝利だ。


もはや勝利の女神は、ホークスしか見ていないようだ。
というか、最初は味方だったのにあまりの不甲斐なさからすっかりフラれたと言うべきか。
まるで、いい感じに誘ったデートで情けない姿を連発して愛想をつかされるダメ男のように。

通常、ここから形勢を逆転するのは非常に困難である。
今さら雰囲気のあるレストランに誘っても時すでに遅し。言い訳がましいメールを送って謝意を示すなど論外。
ましてや女神様の心は、逆境を克服した爽やか系イケメンのホークス君に完全に心移りしてしまっている。
じめじめした根暗キモヲタ・コミュ障ドラゴンズ君は、このままフラれて終わるのか―?








いや、まだだ。この状況、今まで何度も何度も経験したことがある。
今年でいえば、7~8月の一番苦しかった時期にファンは揃って深い絶望を味わい、悲観的なことばかり口にしていた。
「優勝なんでできるわけない」と断言までし、応援放棄までした人間もいた。
それでも中日は優勝した。ゼロと言われた可能性を覆し、連覇を果たしたではないか。

思えば就任初年度の04年4月、ふとした拍子にリーグ最下位に転落したことがあった。
あのときにもメディア、ネット上ではさっそく落合無能・解任論が飛び交っていたものだ。
ところが優勝した途端にそんなこと全部忘れて笑顔と万歳と賛辞が吹き荒れた。
最初っから沈むことなく勝てたのなんて、06年くらいではなかろうか。
8年間、常に落合中日はジェットコースターのようにファンの心を浮き沈みさせてきたのだ。


そして今、またしても全国中日ファンの心は地面スレスレの最低部にある。
死んだ魚のような目をしながら、聞き飽きたフレーズ「もうダメだ」を念仏のように繰り返している。
まさか土曜の夜、再び急上昇し、てっぺんまで加速して行くとはつゆとも思わず。

8年見てきたら、そろそろ学習した方がいい。
このチームは、死にかけてからが真骨頂なのだ。諦めるなど愚の極み。
振り落とされたくなかったら、しがみついてでも落合監督のラスト2試合を見届けるべきである。

その先には、必ず素晴らしいフィニッシュが待っている。






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この記事のURL | 2011.11.17(Thu)23:34 | 落合博満GM | Comment : 06 | Trackback : 00 | 






6回無死満塁での無得点。言うまでもなく、今夜はあそこが全てだった。
いくら森福が絶好調とて、三者凡退であっさり終了はあまりに悲惨である。
希望が絶望に変わった瞬間、怒声混じりのため息の先には、やはり今夜もこの男がいた。







ペナント終盤の快進撃の中で最も存在感をみせた選手は、攻守の要・谷繁だった。
8月の戦線復帰以降、まるで若返ったような打棒と緻密なリードでチームを引っ張った谷繁。
年間通して沈黙していた打線も、谷繁が元気だったあの時期だけは面白いように打ちまくり一気に優勝へ駆け上った。

その谷繁のバットから快音が消えてから、なんと31打数。
CS5試合、そして今夜の第4戦まで、ポストシーズン通して一度も単打すら打てていないのだ。
元々2割ちょいの打者とは言え、いくらなんでも酷過ぎる内容。
9人の野手のうち2人が自動アウトでは、点など入るわけがなかろう。

正直、リード面ばかり注目されていた谷繁が、まさか逆シリーズ男になるとは想定外だった。
第2戦で川崎の盗塁を刺した時点では「さすが!」と評されていたのに、一転して戦犯扱いである。
だからと言っていきなり小田をスタートから出すのも安易この上なく…。うん、困った。


また昨夜の記事ではホークス打線を爆発させなければ勝てると書いたのだが、
結果的に2点に抑えたにも関わらず負けたのは、素直に読みが外れたと認めざるを得ない。
まさか無死満塁で点が入らないほど打線が深刻だとは思っていなかった。
ここまで来ると、もはや流れだの展開だのは関係なしに「勝てるわけがない」レベルである。

投手陣は最強ホークス打線を相手にめちゃくちゃよく頑張っていると思う。
普通ならこれだけで充分勝てるはずなのに、勝てない。
それといって怪我人もいない、投手は上出来。なのにナゴヤで勝てない。
はっきり言おう。手詰まりである。


打開方法は、まともな野球のスコアとして見れる程度に打つこと。
采配どうのこうのではなく、ただひたすら「打てよ!」と。もう、それだけ。
それでダメなら諦める…のはまだ早いので、最後に皆で出来るとって置きの方法をひとつ紹介しよう。

明日の試合開始直前、この季節ならすっかり暗くなっている時間だろう。
窓を開けて空を見上げ、強く中日の勝利を願えば…、きっと叶うはずだ。






しし座流星群に願いを!



ピークは明日の夕方以降だという。まさにドンピシャの時間帯。
谷繁、そして打線の復活は、流星に委ねられた!?






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この記事のURL | 2011.11.16(Wed)23:33 | 谷繁元信 監督 | Comment : 03 | Trackback : 00 | 






さすがに3連勝が難しいのは分かりきっていたことなので、特段痛い敗戦ではない。

むしろ今日あたりは「ホークス打線大爆発の巻」が来るかと思っていただけに、
12安打を放ちながら4点に留まったホークス的には、なおも微妙な違和感を拭えていないのではなかろうか。
試合後、笑顔でハイタッチしながら声を挙げて勝利を喜ぶホークスのベンチが映ったが、
どうも違和感をごまかそうと必死で自分たちを鼓舞せんとする「わざとらしさ」を感じた。

一方の中日はと言うと、4安打で2得点、それも内ゴの間の1点と犠飛での1点という「らしい」取り方だ。
負け方としてもビハインドで始まった試合を最後まで食らいつき、なおかつ浅尾を温存できたナイス敗戦だと言えよう。
中日がナゴヤで負けるときは反攻する気概もなくあっさり終ることが多いので、まだ気概が見られただけでも満足だし、
福岡で登板機会のなかったリリーフ陣を一気に試せたのも大きい。


頭の悪い解説者は「ホークスらしい勝ち方」だの「流れがホークスに来た」だのと場当たり的なことを言うのだろうが、
明らかにまだ流れを支配をしているのは中日であるし、むしろ3試合で今夜が一番中日らしかったとさえ思う。







で、大事なのは明日である。
負けても良いくらいの気持ちで臨めた今夜と違い、明日は貪欲に勝ちたい一戦になる。
予想される先発は最多勝のホールトン。一筋縄には行かない投手ではあろうが、実はあまり心配はしていない。
和田、杉内、摂津に比べれば中日打線が一番やりやすそうな投手でもあり、交流戦でKOした実績もあるからだ。

むしろ気を付けたいのは、ホークス打線を調子づかせないこと。明日はこれに尽きる。
ホールトンが田中将より1点近く高い防御率でも最多勝を獲れたのは、すばり援護点が凄まじいからである。
なんとその援護率は「5.16」。6点以上取られなきゃ良いのだから、そりゃ勝てるわけだ。

ホールトンが投げる試合は、ホークス打線が爆発する可能性が高まる。
明日の焦点は中日がいかにそれを食い止められるかのただ一点で、
もしデータ通りに大差で負けるようなことがあれば、いよいよ流れを手渡してしまうことになりそうだ。


そのためにはホークス打線が目覚めるきっかけをどんな些細なことでも与えない集中力が不可欠になる。
何しろ相手は12球団最強打線。ましてやホールトン効果で能力値がアップした状態である。
極端に言えばセーターに開いたミリ単位の虫食い穴すらも見逃してくれないのが明日のホークス打線。
ほんの僅かな綻びであっても、見せたら即・負けくらいの覚悟が必要だろう。






「っしゃ!バッチコーイ!」



穴あきジーンズみたいな三塁手が凄く心配。



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この記事のURL | 2011.11.15(Tue)23:22 | 森野将彦 | Comment : 04 | Trackback : 00 | 









明暗を分けたのは、3番打者の一振りだった。


先にヒーローになるチャンスを迎えたのはホークスの3番・内川だった。
3回裏一死一二塁。史上2人目の両リーグ首位打者を成し遂げた天才は集中力を最大限に高めていたことだろう。
前を打つ2人がいずれも初球打ちで作ったチャンス。球場の熱気も含め追い風がビュンビュン内川の背を押す。

が、ここで落合監督がゆっくりと歩きながら、球審のもとに何らかの抗議に向かった。
どうやら内川のバットのグリップに巻かれたテーピングについての物言いだったようだが、
もちろんそんなものはフェイクで、真の狙いが内川の集中力を切らすことだったのは明らかである。


結果的にこの作戦は見事に成功した。内川を打ち取ったから成功と言うのではない。
この物言いにより、連続ヒットで一気に高まった球場のボルテージが一旦冷めたのである。
野球は流れの競技だと私は思う。そして流れを作る様々な要因のひとつが観客の熱気だとも思う。

特に敵地では、場合によっては打者よりも観客の作る空気の方が脅威になり得るほどだ。
落合監督はそれを逆手に取って、「空気を壊す」ことで流れを堰き止めた。
いけいけドンドンで盛り上がってきた空気を絶妙の間で壊したあの作戦は、見事としか言いようがない。

対する内川もさすがの首位打者で、なおも流れに乗じようと川崎、本多に続き初球を弾き返す。
これには驚いた。普通ならこのような「間」ができると仕切り直しの初球は様子を見るのが常。
だが内川はテーピングを剥がして球審に見せるという「超無駄な間」を挟まれたにも関わらず、
物言い前と同じテンションを維持してきたのである。そうでなければあの状況で初球打ちなどできるまい。

しかしこの物言いは内川の集中力を切らすだけでなく、吉見を落ち付かせる狙いもあったのかもしれない。
すっかり頭を冷やした吉見は、おそらくどんな球でも初球打ちと決めていたであろう内川を打ち取りピンチを脱した。
もはや打者vs.投手だけでは計ることのできない超ハイレベルな流れを巡る攻防であった。



そこから約3時間後、今度は延長10回表に中日の3番打者・森野にチャンスが訪れる。
二死一、二塁。今日既に2安打を放っている森野にカウント1-1から馬原が投じたのは直球。
解説の野村氏も言っていたが、昨夜小池に打たれたフォークを森野は狙ってくるだろうという読みを
逆手に取っての直球だったと思うのだが、ホークスバッテリーは大事なことを忘れていた。





森野は、なんにも読んじゃねえ!



内川のように配球から流れに至るまでを敏感に読む頭脳派と違い、森野は来た球を打つ本能派である。
言うまでもなく先制打の平田も本能派(本気で何も考えていないだけな気もするが)。

日本シリーズでは考え過ぎてドツボに嵌る打者が多い中で、案外頭カラッポの方が強いのかもしれない。
そんなことを感じた第二戦であった。



まさか敵地連勝すると思ってなかった人は強制拍手です
    


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この記事のURL | 2011.11.13(Sun)23:41 | 森野将彦 | Comment : 06 | Trackback : 00 | 






「こんな強いチームと戦ったことない」


おそらくホークスのファンは、中日に対してこう思わせる気満々でいたのではなかろうか。
ファンだけではない。選手も関係者も全員、今日は勝つのが前提で戦っていたように感じる。
決して慢心などではなく、圧倒的な強さで勝ってきた自信と誇りがその強気を生みだすのである。

今季のホークスはいつだってそうだった。ここぞの大一番にはことごとく勝利し、
懸念されていたCSでさえストレートで勝ち抜いた。もはや敵なし。最強。
今日も多忙の合間を縫って訪れた日本一の経営者の御前で、シーズン通りの強さを見せるはずだった。


だが、勝ったのは中日だった。しかし先制したのはホークスだった。
シーズンでは先制した試合は8割勝つというデータもあり、超満員の観客の誰もが勝利を確信したに違いない。
それも先発の和田毅は絶好調で、7回一死まで驚異のノーヒット投球。
この大一番でノーヒットノーランばい!と興奮気味に騒ぐ博多っ子の姿が目に浮かぶ。

それでも、勝ったのは中日だった。では最強ホークスは一体なぜ先制したホームゲームで敗れたのか。
終始、勝利を信じてやまなかったホークスの何かが微妙に狂い始めたのは7回裏だろう。
和田に初ヒットとなる同点弾を打たれた直後の攻撃。嫌な流れにしないためにも重要な攻撃イニングで、
まず先頭の長谷川が四球を選んで無死から出塁した。ボルテージは一気に上がる。

シーズン中なら、勢いそのままに勝ち越しそうなものだが、一死から三振ゲッツーでこれを潰してしまう。
じわり、じわりと流れが中日に行き始めても、なおファンは劇的な勝利を「するものだと」思っていたかもしれない。
今までそうやって勝ってきたのだから、今日もやっぱり勝つのはホークスなのだ、と。
ところが8回裏も三者凡退に終わり、9回裏もサヨナラのチャンスを得ながらあと一本が出ない。
おかしい。何かおかしい。いつもなら絵に描いたような一打で勝てるはずなのに、なぜ点が入らない!?


そう、ホークスの敗因はこれ。「シーズン中の強さがかえって自信になり過ぎてしまった」こと。
今までなら打っていたであろう場面で打てないことにより、焦りが生じ、打撃が雑になる。
勝ちパターンに持ち込みながら、なかなか決めることのできない不思議な感覚。
それもそのはず、パ・リーグでは中日以上の投手陣を持つチームはホークス以外にはないわけで、
今日のように一向に点が入らない試合展開はおそらくシーズン中ほとんど無かったのではないか。
特に浅尾については全くお手上げといった感じでフォークを空振りしまくっていたのが目立った。


最強ホークスの野球は、最初から最後まで敵を投打ともに圧倒してねじ伏せる野球。
そのどちらかが狂ったときに思いもよらぬ隙が生まれ、今日は小池が見事にそこを突いた。
7回までは間違いなくホークス有利だったが、シーズン同様に投手力で流れを引き寄せたのが中日の勝因。

そして象徴的だったのが10回裏のあの采配だ。







松中、カブレラを連続三振に喫するなど絶好調の浅尾に代えて、落合はあと一人から岩瀬を送りだした。
ホークスからしたらたまったもんじゃない。いくらあと一人とは言え、1点差で川崎である。
まだまだどうなるか分からないのに、落合のこの余裕。12球団見渡してもあそこで浅尾を代えるのは落合だけだろう。

そしてホークスファンは、試合後こう思ったに違いない。

「こんな変なチームと戦ったことない」

圧倒的な投手力と、意味あり気な独特な采配でマイペースに持ちこんだ中日が先勝。
ホークス有利との下馬評で始まったこのシリーズは、最後まで何が起こるか分からない。



皆様が野球に熱狂してるとき、横浜BLITZで「杏果~!」と叫んでいた私に清き拍手を。
     


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この記事のURL | 2011.11.13(Sun)00:19 | 落合博満GM | Comment : 05 | Trackback : 00 | 




それは1999年の秋のことだった。
この年、11年振りに日本シリーズに出場した中日は1勝1敗でナゴヤに戻り、
さあ地元で一気に決めるぞと意気込んで臨んだ第三戦。
2点ビハインドで迎えた6回裏、一死一塁のチャンスで久慈が大飛球を放った。

焦点はフェアか、ファールか。
フェアなら一塁走者は余裕でホームインできるタイミングだし、打者走者も三塁まで行けるだろう。
青に染まった3万8千の大観衆がフェアであることを願って固唾をのみ込んだ次の瞬間。
眼前に飛び込んできた光景はフェアでもファールでもない最悪なものだった。

ライトの秋山幸二が、なんと壁を蹴り上げながらフェンス際で空中捕球。
さらに一切の無駄ない送球で既に二塁まで達していた走者もアウト。
このシリーズ最大のチャンスは、瞬く間にゲッツーという形で消えうせてしまったのだ。

当時中学2年生だった私は、このときの光景をはっきりと憶えている。
そして悔しさを噛み殺しながら、強く強く誓ったのだ。



「秋山め、絶対いつかやり返してやっからな!」








12年経って、ようやく「その時」が来た。長かった。
互いに常勝軍団となりながら、今日まで実現に至らなかったのも妙な因果を感じさせる。
7年前にはほんのあと一歩で叶わなかった竜鷹のマッチアップ。存分に楽しもうではないか。

なんだか今日は前座の巨人君がえらく場を温めてくれたようだが、本番は明日、13時幕開け!






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この記事のURL | 2011.11.11(Fri)23:01 | 落合博満GM | Comment : 02 | Trackback : 00 | 




今季優勝の立役者を選ぶにおいて、ソトの存在を忘れてはならないだろう。
相次ぐ敗戦に喘いでいた時期、チーム借金の数が最大でも「6」に踏みとどまったのは、
吉見と共にローテを支えていたソトの無傷の5連勝のおかげだと言っても過言ではない。

さすがにチーム借金が「10」を超えると優勝争いには絡めなくなるのは阪神を見れば一目瞭然なので、
サラリーマン並の560万という給料で獲得したソトがもたらした恩恵がどれほど大きいことか。
また最終戦績でのヤクルトとの差が2.5差であることを考えても、あの苦しかった時期に
ソトが挙げた5連勝がいかに効いているかがよく分かる。
まさに名前通り、チームに舞い降りた守護天使のごとき活躍をみせてくれたのである。


だが怒涛の勢いは、予期せぬ形で急ストップを余儀なくされた。
10月1日の阪神戦。運命の13連戦直前の週末に甲子園で行われたこの試合で、
ソトは投球中に肩の違和感を訴え緊急降板。以降、マウンドに戻ってくることは無かった。
この頃には川井と山井がローテに復帰していたため致命的な痛手にはならなかったが、
同じことが一ヶ月早く起きていたらと思うと冷や汗が出る。

そのしばらく姿を見せていなかったソトが、満を持して日本シリーズでは復活を果たせそうだという。
CSこそ出番がなかったものの、どうやら状態としては怪我も癒えて問題ないようである。
さすがに先発は厳しいのでシーズン序盤同様、リリーフでの登板となりそうだが心配は無用。
リリーフ時の防御率0点台という驚異の実績を引っ提げての待機となる。



さて、ソトといえばもう一つ注目すべきは、ピンチを抑えたときに飛び出す溢れんばかりの雄たけびである。
劇場型ならぬ激情型とも言えるあの気迫まみれの投球は見ていて非常に痛快なのだが、
ノってくると全くピンチとは言えない二死走者無しで投手を抑えたときなどでも荒らぶるから面白い。

ただ心配なのは、あのパフォーマンスを相手が挑発と受け取りやしないかということ。
セリーグの選手は割と温厚なタイプが多いので何もなかったが、パリーグは乱闘も多い印象がある。
特にホークスにはソトと同郷のベネズエラ出身者・カブレラがいるので要注意である。


もし万が一、カブレラが怒り狂ってマウンドに走って来たら、ソトはこう叫べばいい。





「カモン、ネルソン!」



次の瞬間、中日ベンチから2mの大男がピストル片手に飛び出してくることだろう。






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この記事のURL | 2011.11.10(Thu)23:24 | ソト ※ | Comment : 00 | Trackback : 00 | 




週末から、待ちに待った日本シリーズが始まる。
中日にとって1位vs.1位のシリーズは2006年の日ハム戦以来。
そしてホークスにとってはシリーズ出場自体が8年振りというから驚きだ。

CS制度の施行以降、苦杯をなめ続けてきたソフトバンクは日本シリーズに餓えている。
なんでも春先からリーグ制覇など眼中に置かず、日本一のみを目指して戦ってきたのだという。
その目論見通り、圧倒的な強さでリーグを、さらにCSを一気に駆け抜けてきたホークス。
残念ながらその強さに中日が付け入る隙は、ただの一点すら見当たらない。

セリーグでは無双している投手力でさえ12球団でみれば第2位の防御率。1位はもちろんホークスだ。
他にも打率、盗塁数、得失点差に至るまで、ありとあらゆる分野でホークスはトップに立つ。
はっきり言おう。データを眺めていても中日が勝てる要素はゼロだ。


おそらく下馬評でも東海圏以外の解説者はことごとくホークス有利と読んでくるだろう。
私が解説者でもホークス有利と言うに決まっている。むしろ中日が有利だと言う人は、その理由を教えて欲しい。
それくらい「最強」の名にふさわしいホークスだが、それでも私は中日が勝つと思っている。
もちろんデータ的には中日は不利だ。CPUにシミュレートさせれば100回やって100回負けるだろう。


それでも敢えて言おう。






中日が勝つ!



データだの戦力差だのと言うが、そんなものがアテになるならそもそも中日がリーグ優勝するはずなかろう。
それでも優勝できたのは、データも戦力値をも乗り越える「何か」があったからだ。

9月22日以降の中日は、ひたすら奇跡・奇跡・魔法・魔法の連続で勝ち続けてきた。
あの奇跡と魔法の連続は、決してデータじゃ測り知ることのできない類のものである。
あそこで発揮した確変的な「何か」がまた作用すれば、必ず中日は最強ホークスを倒すだろう。


巷じゃダメ元だとか、気楽だとかいう声もちらほら聞こえてくるが、ファンがそんなことでどうすると喝を入れたい。
強いと言ったって、所詮は同じプロ野球の世界の話。草野球と大リーグほどの差があるわけでもあるまい。
やるからには我々ファンも1球たりとも目を離さず集中するくらいの意気込みじゃないといかんだろ、と。

果たして今週末、ヒーローインタビューを受ける中日の選手は誰になるのか、今から非常に楽しみである。




ん!?




今週末、ヒーローインタビュー…?




週末、ヒーローイン…?




週末ヒロイン…?






あ!




というわけで第一戦の日はももクロちゃんのライブ行くんで、皆様私の分まで応援よろしくお願いします。






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この記事のURL | 2011.11.09(Wed)22:37 | チーム全般 | Comment : 04 | Trackback : 00 | 




あるスポーツ紙が昨夜の采配を「非情采配」と表現していて驚いた。
もちろん見出しとしてのインパクトに重きを置いただけであろうし、他意を勘繰るのは無粋だと思うが、
少なくとも今回のCS5戦をきちんと見てきたファンからすれば「非情」という言葉は出てこないはずだ。


問題の場面は9回表。もう目の前まで手繰り寄せた勝利を前に、落合監督はマウンドへ向かった。
青木にタイムリーを打たれたとは言え、二死一塁。慌てるほどの局面でもない。
それでも落合監督はあと一死をより確実に取るべく、浅尾をマウンドへ送った。

4年前には完全試合目前の投手を下げてまで送りだした絶対的守護神への降板指令。
岩瀬のプライドを顧みず一貫して勝利に徹するその姿が「非情」だと言うのなら、そうなのかもしれない。
ただ、ファン目線で見るならこれと同じような継投はシーズン中もしばしばあったし、
そもそもCS初戦では丸っきり逆パターン(浅尾→岩瀬)で勝ってるわけで、
昨夜の継投をして直ちに「非情采配!時代が動いた瞬間!」と騒ぐのは少し違うのではと思う。


確かに4年前に比べれば岩瀬への信頼度が年々下降しているのは誰もが認めるところだが、
それでもなんだかんだで一流と呼べる成績を残してくる岩瀬は、やはり絶対に必要な存在である。
ただ、以前のように「岩瀬で負けたら仕方ない」と頑なに固定起用するレベルからは落ちただけであって、
浅尾がとてつもない成長っぷりで岩瀬を凌ぐ存在へと進化したからと言って、「イコール岩瀬ダメ」ではなかろうと。

4年前は浅尾が今のポジションにはいなかった。だからあの時点で最も信頼度の高い岩瀬を出した。
今は浅尾がいる。しかも昨夜の岩瀬は明らかに球が高く、絶対に抑えてくれるとは言い切れない状態。
打席には一発長打のある畠山。だが、それゆえに落ちる球で三振を狙える打者でもある。
落ちる球を持っている浅尾と、持っておらず調子も悪い岩瀬。天秤にかえれば自ずと答えは出る。



むしろ私は「非情」どころか極めて人情味あふれる交代劇だったようにさえ思う。
あの時、マウンドに歩み寄った落合監督は優しい目をしながら岩瀬の腰に手をやって降板を告げた。
そして試合に勝ち、胴上げの輪が解けた際に大勢の選手・コーチの中から落合監督が
真っ先に声をかけに行ったのは、他の誰でもない岩瀬だった。笑顔で肩を揉み労をねぎらう姿が印象的だった。

プライドを顧みないどころか、誰よりも岩瀬の築いてきた実績に敬意を払っているのは落合監督だと思う。
無論、実績だけで勝てる世界ではないので、時と場合によっては昨夜のような降板も当然ある。
それでも、あの大事な試合の中でもアフターケアを怠らないあの気遣いこそが落合の名将たる所以だろう。


プライドを重んじるあまり続投させて同点あるいは逆転を許すような「優しい悲劇」を招けば、
メディアもファンも一斉に岩瀬抑え失格論を唱えるのは目に見えている。
ならば同じくらいの優しさをもって降板という選択をしたことに、何ら疑問を挟む余地はない。

そして4年前も今回も「非情采配」とやらの結果、中日は勝った。
采配の正しさを証明するには、それだけで充分である。






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この記事のURL | 2011.11.07(Mon)23:28 | 岩瀬仁紀 | Comment : 03 | Trackback : 00 | 





「CSで敗れても144試合の王者は中日なんだから、2011年の優勝が中日であることに変わりはない」



もし今日も明日も負けていたら、私は自分に言い聞かすようにこんなことを書いていたのだと思う。
括弧つきの優勝という現実をなんとか受け入れようと冷静を装って、「落合らしい」などと強がったかもしれない。


昨日の勝利でほぼ間違いないところまで来たとは言え、試合前の私は一抹の、いや、大いなる不安で一杯だった。
先に王手をかけながらナゴヤで連敗して泣きを見た04年の日本シリーズの記憶が生々しく蘇ってきたり、
眠れる畠山、宮本あたりがいきなり目を覚ますんじゃないかと心配したり。
少なくとも昨夜、威勢よく「決めるんダがね」と書いたのは虚勢でしかなく、内心はビクビクだった。

そもそも今夜はソトか久本で中盤までは我慢し、そこからリリーフ陣の継投で刻むものだと思っていたのだが、
18時ちょうどに中継が始まり、画面に映っていたのは背番号19。吉見一起だった。
(昨日、試合開始までオーダーを見なかったら勝ったため、験を担いたのである)

分かっていながら、指を折ってみた。水曜から数えて、三本の指しか折れなかった。
中三日だ。いくらなんでも強行すぎる。
第一これで負けたら、明日はどうするんだ。あっちは石川がいるのに。また心配が募る。

だが杞憂だった。ごちゃごちゃ考え過ぎて、うっかり一番大切なことを忘れていた。






吉見はエースなんだ



その頼もしい右腕から放たれるボールが次々と糸を引くようにミットに吸い込まれる。
抜群のコントロールという常套句じゃ物足りないくらい惚れ惚れするようなコントロール。
「危なげない」とは吉見のためにある言葉かと思うほど、打たれる気配すらない。
これがエースじゃなければ一体何がエースなのか。完璧すぎる投球でマウンドを支配してみせた。


試合後、お立ち台に登った落合監督は「吉見のこんないい投球を見たのは初めて」と褒めたが、
8年間の政権で吉見が頭角を表した08年まで、このチームのエースは川上憲伸のものだった。
海を渡った川上と入れ替わるように09年からエースの称号を継いだ吉見は、
今や目の肥えたファンも「川上を超えた」と認めるまでの球団史でも屈指の大エースへ成長した。

その吉見が、監督も初めて見るほどの「いい投球」で8年間のラストを飾ってみせた。
8年前に掲げた「投手力を中心とした守り勝つ野球」を、今まさに実証したエース・吉見。
中日・落合監督が指揮をとる最後のセリーグチームとの対戦の幕切れに、これ以上ふさわしい役者はいない。



さて、ゆっくり静養する間もなく12日からは念願のホークスとの初対決が始まる。
04年に惜しくも叶わなかった顔合わせの実現は、99年の雪辱も含んでいる。
噂によれば今季のホークスはめちゃくちゃ強いらしいが、エースが君臨する限り、恐れる必要はあるまい。


まあ監督の言う通りシリーズのことはまた改めて考えるとして、今日明日はCS突破の余韻に浸ろうではないか。








胸を張って言おう。「今夜、王者中日は紛うことなき"連覇"を達成した」と!




優勝ご祝儀の拍手をください(笑)
     


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この記事のURL | 2011.11.06(Sun)23:17 | 吉見一起 | Comment : 08 | Trackback : 00 | 






初回を川井が実に簡単に、わずか5球で片づけた直後だった。
その裏、打線のブレーキとなっていた先頭の荒木が…、アクセルを踏んだ!






エンジン・オン!



昨日までの拙攻が嘘のように、初回から繋がった打線は一挙一巡で4点を先取した。

きっかけは、やはり荒木である。
今日もダメなら呪文を唱えてでも金縛りを解かねばとの冗談を昨日の記事で書いたが、
キレイなセンター返しが青木の前にポトンと落ちた瞬間、その必要がないのを確信した。
3試合も打線をがんじがらめにしていた金縛りは遂に解かれ、本当の意味で選手たちが「動き出した」のだ。


かつてに比べれば盗塁力にこそ陰りは見えるものの、落合中日の1番打者は8年間ずっと荒木だった。
打線を生かすも殺すも荒木次第。そんな重圧下でひたすら安定した結果を残してきた男はそうそうへこたれない。
昨日は二度の満塁機で凡退し、相当悔しい思いをしただろうが、さすがはベテラン。しっかり切り替えてくれた。
「号砲」というには迫力に欠ける荒木らしい単打。だが、ナインには何よりも力強いエンジン・オンの合図だ。

こうなると不思議なもので、昨日までできなかったことがいとも簡単にできてしまう。
最初のチャンスでは待望のタイムリーが飛び出し、当たる気配もなかった平田のバットも火を噴く。
大島も快足を飛ばして内野安打を放ち、効果的な追加点も4番が一振りで叩きだす。
6回以降は12球団最強のリリーフ陣を贅沢に1イニングずつ刻み、追加点を与えずの文句ない勝利である。








これで真の連覇に王手。絶対に取りたかった王手を先にかけた意味はあまりにも大きい。
もうブレーキなんかいらない。このままアクセルベタ踏みで福岡へ突っ走れ!


明日…、決めるんダ!がね。






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この記事のURL | 2011.11.05(Sat)23:56 | 荒木雅博 | Comment : 02 | Trackback : 00 | 









今の中日打線の状態を一言で表すなら、金縛りである。
あれだけ調子のよかった打線が、あろうことかここに来てピキーンと金縛りに掛かってしまった。
幾度となく訪れる四球絡みのチャンスにも、どうしてもあと一打が出ない、点が入らない。


おそらく「一死満塁で山井を代えなかった」場面を采配ミスと捉える方が多いのだろうが、
金縛り状態にある今、仮に代打を出していても結果は同じだったと私は思っている。
もちろんみすみすアウトを献上したことと併せて直後に勝ち越しを許したことで怒りが増幅するのは分かるが。

とは言っても短期決戦。
シーズン中なら泰然自若として金縛りが解けるのを待つという選択肢もあるが、
あと2つ負けたら終了のこの期に及んで悠長に待っていられないのも、また事実である。
解けないのなら、解けないなりに采配ややり繰りで何とか凌ぐのが監督の仕事。
豊臣秀吉じゃないが、「鳴かぬなら鳴かせてみせる」のが、まさに今であろう。

昨日、今日とスタメンの変更もなくそれと言った采配もなかったのは多分落合なりの「敢えて」で、
五分に並ばれたことで明日はいよいよ鞭を入れてくる可能性が高いと思う。
どう見ても確変が終わった谷繁の打順を下げるとか、バットに当たる気配すらない平田を一旦下げるとか。



だがいくら打線を組み替えようが、そもそも安打が出ないんじゃ何も始まらないわけで。
やはりキーマンを挙げるなら、荒木だ。昨年のCSのときも書いたが、このチームは荒木次第なのだ。
荒木が初回にポンと出塁すれば、おそらく一気に金縛りも解けて道が拓けるに違いないし、
今夜のように荒木がブレーキをかけると打線全体が急停車してしまう。これはシーズン中でも同じ。
まさしく荒木は中日打線のアクセルであり、エンジンなのである。

幸いにも試合の中身を見てみると、ヤクルトも調子いいどころか大概酷いのでいくらでも隙はある。
中日に負けず劣らずの貧打っぷりに加え、出てくる投手がことごとく四球、四球のオンパレード。
極めてレベルが低いにも関わらず、金縛りの中日がさらに上を行く悲惨さなので結果的に勝っているだけだ。


もうこれはキッカケひとつで、具体的にいえば荒木の出塁ひとつで劇的に全てが変わるに違いない。
金縛りの原因が荒木なら、解くのも荒木。明日の第一打席の荒木の打席は要注目である。

で、やっぱり荒木がダメなようなら、ここはひとつ呪文を唱えてファンの力で金縛りを解こうではないか。
ググってみると、どうやら呪文にも色々あるようだが、よく分からないから皆知ってて簡単なやつでいこう。
もし明日、荒木が自力で金縛りを解くのに失敗した場合は、強く念じながらこう唱えるべし。






「バルス!」



やっべ、打線破滅させちゃったよ。




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この記事のURL | 2011.11.05(Sat)00:24 | 荒木雅博 | Comment : 04 | Trackback : 00 | 





8回表に飯原に打たれたまさかの一発に関して、チェンに憤りを感じた方は相当いるだろう。
あの詰めの甘さこそが「勝てない投手・チェン」の正体であり、吉見との最大の違いでもある。

だが、だからと言って今夜の敗北をチェンに押し付けるのは少々無理がある。
被弾の苛立ちは置いといて、悪いのはどう考えたって8回まで1安打しか打てない打線だ。
いくらやりきれない被弾とは言え、8回1失点のチェンは責められるべきではなかろう。
昨日から引き続き、打線の状態は最悪。完封負けを喫しまくっていた夏場の頃に戻ったかのようだ。
それでも森野には一発含め鋭い打球が目立つので、明日以降そこまで心配することもないように思える。








それよりも何よりも、今夜の最大の敗因は9回表の2失点。あれがあまりにも痛かった。
それも、攻めた結果の失点ならまだしも完全に様子を見に行っての失点というのが戴けない。

あの回、病み上がりの高橋聡と、戦力外が決定している河原で2失点したわけだが、
対するヤクルトは点差も展開もお構いなしに、明日先発が予想されていた館山を使ってきた。
先の巨人との1stステージでもそうだったが、今のヤクルトはなりふり構わず勝ちにきている。
後先のことなど考えぬその日暮らしの采配で巨人を下し、ナゴヤでもそれは変わらない。


一方の中日はと言うと、昨日から「通常運行すぎる」きらいがやや気になるのである。
1点取られたあとの9回表は、井端から始まる裏の打順を考えると絶対に追加点を許してはいけない回だ。
ましてやこの回は中軸から始まるだけに、とにかく1点差で裏の攻撃に移ることだけを考えるのであれば、
浅尾か岩瀬を使うくらいの臨時運行っぷりを見せて欲しかった。
しかしシーズン中同様、延長戦まで見据えたのかやや様子見的な投手起用をしてしまったところでの2失点。

1stステージではあくまで通常運行(澤村降板など)にこだわった巨人が、超臨時運行のヤクルトに敗れた。
今夜の負けもその点では完全に一致しているが、ヘタにスクランブル態勢を取るのも不安ではある。
果たして一晩で落合監督は何を考え、臨時運行のヤクルトに対しどう手を打ってくるか。


間違っても風が吹いただけで臨時運行になる武蔵野線みたいにはならないでね。



拍手が多いとテンションあがります
       


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この記事のURL | 2011.11.03(Thu)22:31 | チーム全般 | Comment : 03 | Trackback : 00 | 






「めちゃくちゃデカい」



エースの名に相応しい投球をした吉見は、今夜の勝利をこう表現した。
1勝のアドバンテージが付くからこそ、今夜は絶対に勝たなければならない試合だった。
頭を取るか取られるかでは明日以降の展開も大きく変わってくる、その大事な試合に勝てた。
細かい部分では小さなミスも散見されたが、全体的にはいわゆるナゴヤドーム「らしい」勝ち方だったと言えよう。


だが「めちゃくちゃデカい」のは、勝ち負けの話だけではない。
シーズン最終盤に不調に陥ったアライバの復調、そしてなんといってもキーマン森野が猛打賞。
内容的にも明日からの弾みをつけるには最高のメンバーが打ったことが、あまりにもデカい。


そして注目すべきは9回表、シーズン中とは真逆の継投にこそ、中日の真の強さを見た気がする。
8回途中から登場し、イニングを跨いだ浅尾は、しかしボールにバラつきが目立ついまいちの状態。
二つの四球で二死一、二塁とし、対するはホワイトセル。ここで落合監督がマウンドへ向かう。

私はてっきり浅尾をなだめに行ったものだと思い込んでいたのだが、笑みを浮かべて一言二言喋ったあと、
なんと落合監督は球審からボールを受け取り、岩瀬へとスイッチしたのだ。
岩瀬がピンチを迎えて浅尾に後処理を任せるパターンはしばしばあったが、逆のケースは珍しい。

そりゃそうだ。今や浅尾はMVP最有力ともいわれる球界最強のリリーバーである。
言いかえればそれ以上の投手はいないわけで、ちょっとピンチを迎えたからって普通なら代えない。
例えば阪神なら9回に藤川がピンチを背負ったって、十中八九そのまま任せるに決まっている。
ましてや二死だ。今季の実績から考えても浅尾に行かせるのが定石だし、多分シーズン中ならそうしていただろう。









それでも落合監督は最後の一死を取るためだけに、浅尾から岩瀬にバトンを繋いだ。
2007年日本シリーズ第5戦の9回表、山井から岩瀬に代えたあの時と理由は同じ。
こうすることが、流れの行き来の激しい短期決戦においてより確実に勝つための最善策なのである。

その岩瀬がごく簡単にホワイトセルを打ち取り、大事な初戦をまずは取った。
強い。浅尾だけでも相手には充分なプレッシャーを与えられるのに、岩瀬が控える凄さ。
さらにこの二人の役割を固定せず、場面次第で巧みに使い分けられるのが今季の強さの秘訣であろう。

対してビハインドからバーネット、松岡、林昌勇を総動員せざるを得ないヤクルトの厳しい懐事情。
1点差というと紙一重にも思えるが、よく見れば二重も三重も差があるように私は感じた。


本来の野球を存分に見せつけての先勝。結果的にも内容的にも、めちゃくちゃデカい1勝である。




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この記事のURL | 2011.11.03(Thu)00:26 | 岩瀬仁紀 | Comment : 03 | Trackback : 00 | 





歓喜の連覇から今日で丸二週間。
この二週間は優勝の瞬間やビールかけや今季の名試合の映像を何度も何度も振りかえり、
振りかえってはニヤニヤが止まらないというまさに夢心地に浸っていた。

だがそれも今日まで。いよいよと言うか、ようやくと言うか、遂に明日CSファイナルが始まる。
対するはヤクルト。1位対2位が再び雌雄を決するのは、顔合わせとしては順当だと思う。
それでいてCS制度の開始以来、初めて中日-巨人以外のカードとなったこのファイナル。
セリーグで唯一のファイナル皆勤チームとして、貫禄を見せつけたいところだ。



正直、ここまで来たら対策も注意点も解説のしようがなく、神のみぞ知るとしか言えないのだが、
強いてポイントを挙げるなら、やはり中日らしい野球を見せられるかどうか、これにかかっている。
では中日らしい野球とはどういうことかというと、言うまでもなく投手力。これに尽きる。
余程でない限り打線が急に大爆発するとは考えにくい中で、投手に頼らざるを得ないのはシーズン中と同じだ。

そしてアドバンテージがある分、尚更優勢に事を運ぶには明日の1試合目が非常に大事になってくる。
明日勝てば9割は決まり、まあ負けても7割は堅いのだが、それでも明日はどうしても取りたい。


となると、明日の18時、まっさらなマウンドに上がるであろう先発投手にかかる責任は重大なのである。
必勝の1戦目。歓喜への開始ゴングを鳴らすのは果たしてどの「腕」か。






                       こっちの腕?  こっちの腕?




いいや、違う。







今季だけでチームに18個の白星をもたらした、この腕に願いを。
日本シリーズへの道が拓くかどうかは、エースに託された。






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この記事のURL | 2011.11.01(Tue)22:48 | 吉見一起 | Comment : 00 | Trackback : 00 | 
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