イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます
[中日ドラゴンズ] [スポーツ]

20070323171613.jpg


8時半の時計を継ぐ者


【それぞれの2007年。vol1.中里篤史】

中里篤史に特別な思い入れを持つファンは少なくないだろう。
相次ぐ怪我にも負けず、昨年終盤から本格的に実戦復帰した中里。

今季は「リハビリ」も兼ねたリリーフでの活躍が期待されるが、
落合監督は来季からの先発復帰を明言している。

だが、その才能と苦悩を見続けてきた入団以来のファンにとって、
仕事の場が先発であろうと中継ぎであろうと、
"動く中里を見れるだけで満足"というのが本音ではなかろうか。

正直、制球力と変化球にはかなりの不安が残るが、
それでも直球の凄みだけで開幕一軍が確定しているあたりは、
そんじょそこらの投手とは物が違うといった感じか。

そんな中里の復活を、天国からも見守っている方がいる。
そう、8時半の男こと故・宮田征典氏である。

生前、「スポスタ」という東海地方の中日応援番組に出演していた宮田さんは、
若手が練習に励むナゴヤ球場を取材のために訪ねては、
誰よりも温かく、また愛を持って、中里と接していた。

そのやり取りからは、「選手と元・コーチ」の範疇を越えた、
本当の親子か、あるいはそれ以上の愛情を画面から感じたものである。

またスタジオでも、いつも宮田さんは
「物が違う!大エースになれる!」と、
中里を褒めちぎり、復活を待ち望んでいた。
本当に宮田さんは、中里のことが大好きだったのだろう。

しかし中里が本格復活するのを待たずして、
2006年7月3日、宮田さんはお亡くなりになられた。

翌日、日刊スポーツは一面でこのニュースを取り上げ、
「8時半の男 時計が止まった」という見出しをつけた。

宮田さんの野球人生を一言で表した、
非常に秀逸な見出しだと思う。

時計の針が午後8時半を差す頃、
颯爽とマウンドに現れ、颯爽と試合を終わらせた伝説の男。

あれから約40年。

時計の針は永遠に止まってしまったが、
その魂と伝説は、少しも忘れられてはいない。

来る2007年開幕・・・。

8時半の魂を継承する男・中里篤史によって、
止まった時計が再び時を刻み始めようとしている。


スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://dailydragons.blog81.fc2.com/tb.php/147-ff9af7d6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック