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歴史に残るであろう試合。


●中日4-11ヤクルト

スコアだけ見れば、今夜のゲームは年間ワースト10に入るような酷い内容であった。
おそらく途中でチャンネルを替えたファンも沢山いたに違いない。

数年後に2007年を振り返った時にも、決してスポットライトを浴びる事もなく、
ターニングポイントとして語られる事もない、144分の1のつまらない負けゲームに過ぎないだろう。


だが少なくとも私は、今夜の試合を一生忘れることはないと思う。
ある意味、半端な勝ち試合よりも充実感に溢れた試合だったかもしれない。

それもこれも、「あの男の第一歩」が見られたおかげである。




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堂上剛裕、プロ入団初ヒット&タイムリー



6回に吉川から放った右中間二塁打でプロ入り初安打をマークした剛裕は、
続く7回にも今度は遠藤からプロ初のタイムリーとなる3ベースを放った。

先日の記事で「堂上剛が二軍で学ぶべき事は何も無い」と書いたばかりだが、
二軍1層の堂上剛は、やはり既にかなりのレベルに到達していた。
結果はもちろんの事、褒めるべきはその打席内容である。
特に7回の安打は、決してまぐれ当たりの引っ張り打球ではない。

堂上剛はカウント2-1から遠藤の投げる高めの球を二球続けてカットし、
内角低めに直球を投げざるを得ない状況を作らせたのである。

クサい球はカットし、狙い球を捉える・・・。
これは一流と呼ばれる打者が等しく身につける「技」である。
なんと一軍で一本ヒットを打ったばかりのヒヨっ子が、早くもこの「技」を見せたのだ。

私は驚きと同時に、将来のドラゴンズの青写真が見えた気がした。
そして「負け試合」という目の前の現実など、どうでも良く思えた。


2007年7月27日、吉川から放った2000本分の1から、
堂上剛裕の長く険しいプロ人生がいよいよ始まった。


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この記事のURL | 2007.07.27(Fri)23:43 | 堂上剛裕 | Comment : 00 | Trackback : 00 | 


 
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