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ファンの王様とコラボレーション


優勝の夜、テレビ中継で中日のCS制覇を見届けた私は、
車を飛ばして急いで水道橋駅前の居酒屋へと向かった。

店内は既に球場帰りの青いユニフォームを着たファンで占領されており、
ひっきりなしに至る所で「燃えドラ」が合唱されていた。
特別な夜だからこそ味わえる、極上の異空間である。

そこで私は見ず知らずの人達と抱き合い、握手を交わし、
訳も分からぬテンションで応援歌を熱唱した。

その中にいた「見ず知らずの人」のうちの一人こそが、
これから掲載するコラムの執筆者・イッキ氏である。
(実は以前、神宮球場で一度だけ挨拶したことがあります)

聞くところによると彼は、凄い経歴の持ち主(下段で紹介)で、
少し会話を交わすと、なるほど確かに"超"が付くほどのマニアックなドラファンだった。

その後、御茶ノ水の居酒屋へと祝勝会の舞台を移し、
結局その日は朝の5時までドラゴンズ座談会を楽しんだわけだが、
イッキ氏の知識と熱意には、ただひたすらに驚かされるばかりであった。

さて今回掲載する事となったコラムは、その特異な経歴に惚れて、
一方的に私が執筆を依頼したものである。

このようなコラボレーションが実現したことは感激の一言であるし、
また改めて「イレコミ」をやっていて良かった、と思うことができた。

そして何より、「優勝記念コラムを書いて欲しい」という突拍子もない依頼に対し、
快諾してくれた上に、予想よりはるかに早く書き上げてくれた氏の心意気に感謝の意を表したい。


PS.日本一記念の祝勝会、楽しみにしています(笑)







【CS制覇記念コラム written by イッキ】

10月20日の東京ドーム。時計は21時を回った頃だっただろうか。
不動の守護神・岩瀬仁紀が去年と同じように木村拓也を抑え、
日本シリーズ進出を決めた瞬間を僕は3塁側の2階席で迎えた。

大声を出して騒いだが、不思議と涙は出なかった。
去年はあんなに涙と鼻水でぐちゃぐちゃだったのに。

思えば中村紀洋の同点タイムリーと立浪和義の勝ち越しタイムリーから始まった今シーズン、
決してドラへの熱が下がった訳ではないが、思い出に残る試合ってあまりなかった気がする。

クライマックスシリーズ(CS)を抜きにすると、上記の開幕戦や、
真夏の天王山での堂上剛裕のサヨナラ3ランなどそれなりには出て来るが、
去年の優勝を決めた「10・10」や山本昌のノーヒットノーラン程のインパクトは正直ない。

しかし、こういった思い出に残る試合がそこまで出てこないという事は、逆に「勝ち方を知った」のではないかと僕は考える。

去年は印象として「劇的な勝利」が多かったと思うが、今年は肝心なところで弱かったのもあったのか、
「気付いたら勝ちを拾ってた」なんて試合がたくさんあったと思う。

それは「強いチーム」「勝てるチーム」である証拠。

実力だけなら去年のチームの方が確実に勝ってるだろう。
だが、悲願の日本一を勝ち取れるのは今年のチームの方だと確信している。

さすがに日本一になったら泣くんだろうなぁ。


■イッキ/1987生
愛知県出身。学生。2003年、CBCラジオ「ドラゴンズワールド」の人気コーナー「ドラゴンズファンの王様」にて圧倒的な知識量を武器に優勝を飾る。久野誠、占部沙矢香、高木守道らとの会話経験あり。関東の試合(いわゆるレフドラ)には年間数十試合足を運び、現在も尚その知識の幅を広げ続けるプロの中日ファンである。


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この記事のURL | 2007.10.23(Tue)22:53 | チーム全般 | Comment : 00 | Trackback : 00 | 


 
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