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昨日の阪神戦、どうしても書いておかねばならないプレイがあった。


7回1/3の場面、一死一塁で打者はここまで凡退におわっている新井。
浅尾は外角に直球を投げ込むも、新井は狙っていたかのように「一番ヤバいコース」の右中間へ打ち返した。
抜ければ1点差、さらに二塁に走者が残って城島、ブラゼルという窮地に陥るところだ。

だがそこで「らしさ」を見せたのが、この回から守備固めに入った英智だった。
英智は素早い打球判断で追いつき、膝をクシャっと曲げるように座り込んで捕球。
さらにすぐに体勢を立て直し、慌てて帰塁する走者を刺そうと一塁へ送球までした。













おそらく野本であっても捕球まではできていたと思う。
それも、もっと派手にジャンピングキャッチでもして、喝采を浴びていただろう。

だがこの一連の動作の凄みは、敢えて一旦腰を地面につけた英智の判断力にある。
普通に追いついていたのに、英智はなぜわざわざ座るような体勢をとったのか。

英智には見えていたのだ。
捕球後、体勢を整えて一塁へ送球すれば、あるいはゲッツーを狙えるということを。
それを読んでいたからこそ、最短時間で送球動作に入ることのできる体勢をわざわざ選んだのだ。

もしジャンピングキャッチしていれば、当然送球はすることができない。
もし走りながらキャッチしていれば、助走のついた体勢から一塁方向に向き直すまでにロスが生じる。

となると、捕球から送球へ動作を移すのに最も効率のいい手段は「その場で身体の動きを止めること」、
すなわち座り込むことだという判断を、英智はあの一瞬の間に見極め、実践してみせたのだ。



かつて落合竜が「守り勝つ野球」を掲げていた頃、アライバと並ぶ象徴だった英智。
近年は以前に比べれば活躍の機会が減ってしまったのは残念だが、
ゲーム終盤、英智が守備固めについた途端、試合が引き締まるのは何も変わっちゃいない。

監督が「今季一番いい勝ち方」と評したこのゲーム、
久々に英智ここにありを感じた最高に痺れるワンプレイだった。




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この記事のURL | 2010.05.05(Wed)11:08 | 英智 ※ | Comment : 01 | Trackback : 00 | 
私もこのプレイ見てました!
シビレました~v-238
いいもん見せてもらった~と元気が出てきますよね。

>ゲーム終盤、英智が守備固めについた途端、試合が引き締まるのは何も変わっちゃいない。

おっしゃるとおりです。

みぽりん #uvcXFM.c | URL | 2010.05.06(Thu)00:57 [ 編集 ]


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