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○中日5-1ソフトバンク







この数字、ピンと来る方は、多分けっこう多いと思う。

そう、今日の試合前時点でのホークスと中日のチーム盗塁数である。
その差、52個。倍率にして8.4倍という圧倒的な大差。
単純計算、ホークスのスタメン野手は一人平均6~7個の盗塁を決めていることになる。対する中日は・・・0.8個。

ホームランほどの華はないけれど、単打が二塁打に変わるのだから、その重要性はとてつもなく大きい。
まして接戦ともなればひとつの塁を奪うことでチームにもたらすプラス作用は計り知れない。
現在セ首位をひた走る巨人、そしてパの3強の盗塁数がいずれも30個を上回っているのは偶然ではないだろう。


そんな機動力野球全盛のプロ野球界にあって、今季の中日は完全に躓いてしまった。
走れる選手の絶対数が少ない上に荒木が怪我でどうにもならないというのも確かにあるのだが、
それにしたって39試合を消化した時点で7個というのは、ちょっと淋しすぎやしないか。

盗塁は結果の如何のみならず相手バッテリーの集中力を消耗させるという効果も持つわけで、
その点では今年の中日は相手バッテリーに余分なプレッシャーを感じさせない、実に優しいチームになってしまっているのだ。
森野と和田が鬼のように打ちまくっている一方でなかなかチーム状態が上向いてこないのは、
攻撃面でのいやらしさ、すなわち盗塁など足を絡めた野球が全くできていないことにあるのは間違いない。



で、今日の試合。

当然ながらドラゴンズ陣営は「足に気をつけろ!」との認識をもって試合に臨んだことだと思う。
現に初回、安打で出塁した本多はいきなり盗塁を成功させた。やはり来たか!という感じだ。

対するソフトバンク陣営は「足は使ってこないぞ!」との号令をかけたものと推測される。
足はいいから、森野と和田さえ何とかすれば勝てるぞ、と。

近年の傾向として、重量打線が機動力打線と相対した場合、往々にして後者が勝ることが多いように思える。
重量打線とは名ばかりの木偶の坊打線は、キーマンになる主軸が抑えられると成す術もなくなってしまうからである。
一方で機動力打線はどこからでも、どんな風にでも攻撃の術を繰り出すことができ、捉えどころがないところに強みを持つ。

だから戦前、多くの中日ファンはひいき目に見たってホークスの優位を感じたことだと思う。
言いかえれば、足を使われるのはそれだけ相手にとって嫌なのだ。

では、中日がホークスを負かすにはどうすればいいのか。
答えは実に明快だった。








走る、走る、走る、走る、走る!

走りも走ったり5盗塁。
相手のお株を奪う盗塁攻勢で「足のホークス」を手玉、いや足玉に取った中日。


動きだした車輪の中心にいるのは・・・、 間違いなく英智だ。



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この記事のURL | 2010.05.13(Thu)00:05 | 英智 ※ | Comment : 00 | Trackback : 00 | 


 
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