イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます
[中日ドラゴンズ] [スポーツ]

●中日2-5巨人



川井は良かった。すごく良かった。


7回3失点という結果は東京ドームの巨人戦では充分すぎるほどの合格点だ。
前回の日ハム戦での制球定まらず滅多打ちに遭った面影はまるで無く、事もなげに強力G打線を淡々と抑え込んで
いく姿は、今後の巨人との戦い方においても投手陣にはなかなか参考になるところが多かったのではないか。



巨人相手の7回3失点は他カードでの9回1失点くらいの価値があると思う。
あれだけ長距離打者が揃っていればどこかで一発食らうのは当たり前っちゃ当たり前で、今日の阿部の2ランなどは
「阿部、すごい!」と感服するしかなく、極端にいうと反省も後悔もさほどしなくて良いと思う。


要はそれ以外の失点、あるいは無駄な走者をいかに出さないかが対巨人の最大のテーマで、ボコボコにされるとき
というのは概して長打を怖がってカウントを悪くしてストライクを取りに行ってやられたり、警戒しすぎて四死球で
走者をためたりとか、相手にやられているというより勝手に自分を追い込んでいるケースがほとんどだ。


そこへきて今日の川井はポンポンとカウントを稼ぎ、巨人の威圧感を感じる前にアウトを重ねていったという印象で、
5回~7回の流れるような軽快なテンポは相手が巨人ということも忘れるほど安心して見ていることができた。

結局は「巨人打線は怖い」という先入観・イメージを過剰に恐れているだけであり、その内実はカウントを悪くする
と痛い目に遭うとか、四球を出して自滅するとか、巨人に対してだけでなくどこが相手でも気を付けるべきセオリー
をよりによって巨人相手のときは意識しすぎてかえって蔑ろにしているだけなのでは、と。

中盤の川井のあまりにテンポの良い安心感のある投球をみていて、そう感じたのだ。








その川井に代わって8回のマウンドを任されたのが、平井だった。

1点差で、9回表は昨日3点を奪ったクルーンという展開からして、ここを抑えればいけるんじゃないかと多くの
ファンが期待したであろうこのイニング。怖い中軸を相手に平井が出てきた時点で青ざめたのは私だけではあるまい。


その平井、まるでルーティンのごとく先頭の小笠原にライト席へ運ばれる。だが、これは仕方ない。
先ほども書いたように巨人戦における「一発」は不慮の事故のようなもので、反省するだけ無駄というもの。


だが最悪なのはここからだった。
まるでピンポン球のように軽い平井のボールは次々とヒットゾーンへ飛ばされ、満塁の場面では不調の亀井に対して
ストレートの押し出しというどうしようもない有様で、事実上のゲームセット。
川井が作った逆転勝利への道筋は、一瞬にして崩壊したのだった。

勝てたかもしれないゲームにおいて、大事なイニングを守り切れなかった平井の罪は重い。
それも一番やってはならない四球での自滅。正直、弁護のしようがない。


だけど思えば2006年頃から平井って、一貫してこんな感じだよなぁということに気づいた。
球威のなさも、直球・フォークの二択の投球も、岡本と方程式を担っていたあの頃からほとんど変わっておらず、
年齢からくる自然な「衰え」はみられるものの、基本線は毎度おなじみの平井さんである。

毎年変わらず我々の肝を冷やすだけ冷やし、それなりの仕事をして帰っていく平井さんの生きざま。
おまえはネタの使いまわしでも毎年なんとなく出てくる、夏場の稲川淳二か!







【追記】

ある有名ブログに、今日の試合のレフトスタンドでの一部中日ファンの蛮行について記されておりまして。

どうもビジター席付近にいた複数の巨人ファンに対して一部中日ファン連中が罵声を浴びせ、

巨人ファンのご家族のお子さんが恐怖のあまり泣き出し、警備員が仲裁に入ったという話で。

私も同じような状況を同じ場所で何度か見たことあるので、おもいっきり目に浮かぶ。

その度に思うのだけど、あの席付近の中日ファンってなんであんなに柄悪いのだろう。

子供とか、家族連れとか、年配の人たちとか、

いろんなファンが来ている只中にあって品のない罵倒を繰り返し、

たとえば「慎之介♪」という阿部コールに対して大声で

「チンコクセー!」とセンス皆無の替え歌を叫んでみたり。

いちいち柵の向こうの巨人ファンを挑発して警備員にどやされたり。

はっきり言って、民度低すぎて情けなくなる。

もちろんそうじゃない、普通に応援に来ているファンのが多いのは知ってるし、

集団ハイ状態になって過激なことを口走ってしまうのは人間心理として仕方ない面もあるので

あまり偉そうな顔して説教することなんてできないのだけど。


それにしても、まるで田舎のヤンキーの集会所みたいなあの陰険な空気は、ちょっと無い。

巨人のユニ着た人がちょっと横切ろうとしただけで、

「てめぇ来んなよ!さっさと消えろよ!ボケ!」

などと実生活じゃ無力そうなヒョロい学生やフリーター連中が、

ここぞとばかりに眉間にしわ寄せて「不良のモノマネ」している様といったら。

正直恥ずかしくて見てらんねー。ってのが本音である。

もっとも、筋金入りの不良も中にはいるのだろうけど。


昨今、成人式やW杯後の街中で乱闘を起こし警察沙汰になっている若者の

姿がメディアで盛んに報じられているが、あそこにいる一部の連中ってのは、

構造的にはああいった「恥ずかしい奴ら」と同じなんじゃないかと思う。

別に美術館で絵を見るようにインテリジェンスに応援しろとは言わないが、

祭りには祭りのモラルがあって然るべきで。

中日ファン=モラルの欠如した連中と捉えられてしまっても、

あの酷い有様を実際に見たことがある者から言わしてもらえば、否定できねーな、と。

ほんと、客観的に自分の行いの浅ましさを顧みて改善されることを望みます。
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コメント
この記事へのコメント
昨日は勝てなくて残念でした。
こんにちは。
毎度とっても楽しく
いくとさんのブログを拝見させていただいております。
正直,更新されないときはつまんないったら(笑)
(図々しくてすみません。。。)



川井投手,試合前の投球も球が走っていて
とってもいい感じでしたし。
昨日は勝てなくて残念でした。
しょうがありませんね。
中日選手陣には,明日以降に
再びがんばってもらいたいです。


「【追記】」以降まったく同感です。
ワタクシ,当日は外野席に程近い席で
その成り行きの一部始終を見ておりました。
あれ,ありえんですよ,中日ファン。
確かに。確かに,あの親御さん,
「なんであそこに座っちゃったんだろー」
とは思いましたが。
周辺の中日ファン,あんなに攻撃しなくてもいいのに。
あのお子さんが,今後

野球なんて大キライっ!!!

ってことになったらどうしましょう。

私の周囲の観客の方も,試合そっちのけで
そちらをずっと見ている始末。
恥ずかしいっす。
巨人ファンの方,すみません。
この場を借りて謝罪します。
(この場を借りちゃってすみません。いくとさん)


人の振り見て我が振り直せ


ああならないように私も気をつけます。
2010/06/21(月) 12:18:09 | URL | 巴 #S1jFQil.[ 編集]
球場のマナー
そんな事があったんですか。
そういう場面に遭遇したことがないのでちょっとショックです。

アツくなる気持ちはわかるけど、悔しさも喜びも平和あってのスポーツ観戦。
野球ファンにもいろいろいるって事ですね。

そういう意味でもいくとさんのブログ、ファンとしてのスタンスが非情に共感できて大好きです。
いろいろ押し殺したりもしてるんでしょうが…(笑)

今後も勝敗に打ちのめされないように末永く頑張って下さい。楽しみにしてます。





2010/06/21(月) 21:42:52 | URL | nagoming #3un.pJ2M[ 編集]
◆nagomingさん
以前より東京Dのあの雰囲気は苦手だっただけに、今回こういう話が
顕在化しても「あー、そうだろな」って感じですぐに納得できてしまいました。
程度の差こそあれ同じようなことはしょっちゅう起きてたでしょうし(球団問わず)。

>いろいろ押し殺したりもしてるんでしょうが…(笑)
いや、ほんと過激なことを書きたい衝動に駆られることも多々ありますよ(笑)
ただそれをいかにネタとして昇華できるかがブログ公開の意義だとも思うので、なるべく抑えて運営してます(^^;
今後もよろしくお願いします♪

◆巴さん
ぶっちゃけ、過半数のファンは穏健な方だと思いますよ。
ただ「騒ぐのが好き」な方が、東京Dのあそこらの席に溜まってしまい、今回のような
ことが起きてしまったのかな~と。
もちろん騒ぐのは楽しいですし、私自身も彼らに混じって応援したこともあります。

ただ・・・基本的に私はスタンスとして「(選手に対して)シね!」までは許容していて、
最近の「負けても平和に応援しよう」的な風潮はあまり好きになれないという、
どちらかといえば過激派の部類に入る人間なのですが、それでもあそこの品の無さには辟易としています。
モラルというのは人それぞれ基準が違い、大変難しい問題ですが、少なくとも巨人ファンに対して
敵意をむき出しにし、最悪攻撃をも厭わないという姿勢には首をひねらざるを得ません。
2010/06/21(月) 22:36:01 | URL | いくと #-[ 編集]
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