イレコミ!ドラゴンズ

黄金期の軌跡を形に残しときたくて削除せず放置してます
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[中日ドラゴンズ] [スポーツ]

○中日5-2横浜




花火は儚いからこそ美しい。


夏の夜空にパッと打ちあがり、彩り鮮やかに咲いたかと思うと、余韻だけ残しあっけなく消える瞬刻の美。
夏は花火を眺め、春は桜の下で酔う。
どうも日本人は伝統的に「儚いもの」に情感を感じるらしい。



浜松市営球場での地方巡業で中日が文句なしの勝利を収めた。

個人的な好みの話になるが、私は初夏の地方球場でのナイターほどプロ野球の醍醐味をあじわえるもの
は無いと思っている。じめっとした夜空に、乾いたバットの音と年に一度の興行を楽しむ地元の人たちの歓声が
こだまし、手製の紙吹雪が芝生の外野席に舞い、あちらこちらでやんややんやと野次が聞こえてくる。


粋の良い粗雑さというか、祭りのような賑わいに溢れる地方巡業は古きよきプロ野球の雰囲気を感じるにはもって
こいのシチュエーションである。そこに憧れの中日の選手たちが来て、これぞプロ!と言うような豪快なアーチ
の競演なんぞを見てくれた日には・・・、地元の子供たちにとっては一生の思い出になることだろう。














今夜のクリーンアップ揃い踏みの3発は、狭い地方球場でファンが一番見たがっているものとは?という問いかけ
に対する最も明瞭な形での回答であった。



大歓声と共に舞いあがった打球は浜松の夜空に高々と弧を描き、うたかたの希望を乗せて大勢のファンが待つ外野
スタンドへと吸い込まれていった。その間、時間にしてわずか5秒ほどのことだろうか。


ホームランとは、それそのものは一瞬で終わってしまう、まるで花火のようなものである。
だがその軌道を、その感動を、間近で見たファンは深く心に焼き付け、決して忘れることはない。
それも3発。まだ時期的にはちょっと早いが、さながら夏本番を前にしての豪華な花火大会といった感じか。

余韻に浸り、興奮冷めやらぬまま帰路につくファンの表情は、きっと幸せそうに綻んでいたことだろう。





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