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△5-5阪神




とんでもない熱戦を終えて、まず思うこと。






「阪神の気合いは半端ない」




もう、この一言に尽きる。
約半数の試合で二桁安打を記録している「猛虎打線」とやらはどんなもんかと楽しみにしていたのだが、その正体は
鬼気迫る凄まじいまでの気合いの集合体であることが、この二日間でよく分かった。


昨日も今日もそうだが、阪神の安打にはやたら内野安打が多いな、と感じた方は少なくないだろう。
突出して足の速い選手がいるわけでもないのに、なぜことごとくボテボテの当たりがセーフになるのか。
実はあれこそ気合いの成せる技であり、普通なら打った瞬間下を向いてあきらめるようなゴロでもあっても、
阪神の打者は猛然と前だけを向いて走り抜ける。

いや、それ以前の問題として、普通なら三振やファールになってもおかしくないような球を、配球だとかコースだとかを
超越した気合いで無理やりフェアゾーンにねじ込んでいるのだ。
フェアゾーンに入りさえすれば、何が起こるか分からない。まさにそんな感じでダメ元でゴロを打つ。
そこには策もへったくれもない、ただ、当てることだけを考えてバットを振るのみ!と。


一人一人はめちゃくちゃ怖いわけでもないのに、繋がると強力な「線」となる。これぞ真の打線ではないか。
巨人のような「点」を揃えただけの打線にはないチームの結束みたいなものを、今の阪神は持っている。

そして、甲子園の延長戦という逆境にも負けずタイに持ち込んだ中日の集中力も見事であった。
12回の無死満塁の拙攻はあまりにもったいなかったが、阪神の気合いが強打者・和田をも飲み込んだと解釈しよう。




ただ…、ひとつ残念だったのが浅尾の起用法。
この異常な熱戦なら、浅尾は2イニングいかせても良かったと思う。


7回にブラゼルに一発は浴びたものの、あれはブラゼルが凄いだけであり、他の打者は完璧に抑え込まれていたし、
ストレートのノビ、変化球のキレ共に冴えているのはテレビ越しにも伝わってきた。

ならば城島から始まる8回も、本気で勝ちを取りに行くなら浅尾続投がベターだったのではなかろうか。
少なくとも阪神サイドは清水昭に代わったことに対して嫌な感じはしなかっただろう。

確かに浅尾は過労気味に違いない。明日も出るかもしれない。
だが、だからと言って今夜のゲームがセオリーに当てはめるような内容だったかと言えば、そうではない。
セオリーを壊してでも目の前を勝利を確実につかみに行かなければならない、そういう試合だったはずだ。


あくまで私の個人的な感想だが、そこに中日と阪神の勝利に対する決定的な意識の差があるような気がした。
この差があるうちは、竜は虎の尻尾を見据えることはできても捕まえることはできない思う。


とりあえず死の6連戦は明日で終わり。
明日は浅尾を3イニング投げさせるくらいの覚悟をもって、猛虎打線に挑んでほしい。
というか、それくらいの覚悟がないと夏場以降のもっとヤバい試合は乗り切れないだろう。



…おっと、激戦に興奮するあまり、オチもネタもない真面目な記事を書いてしまった。
それくらい今夜は冗談も言えないような熾烈な戦いだったということである。




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この記事のURL | 2010.07.31(Sat)23:58 | 落合博満GM | Comment : 00 | Trackback : 00 | 


 
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