手に汗握る投手戦と言うにはあまりにも両軍の拙攻ばかりが目立つ、締まりがあるようでない試合であった。
でもまぁ便宜上「熱戦」と表現しておくが、「熱戦」に終止符を打ったのはやはり和田の一撃だった。
和田といえばご存じの通りMVPを獲得した昨季以上の確実性を求め、より視野の広いスクエアへの改造を敢行。
現状ではまだ習得したとは言い難く数字も付いてきていないが、今日の打ち方を見るに完成間近と言えよう。
この改造についてはわざわざ好結果を挙げた打法を変えてしまうことへの懐疑的な見方も根強いのだが、
結局は落合と和田という常人の理解の範疇を超えた天才達が試行錯誤と議論を重ねた末の判断であるため、
もはや第三者が分かったように口を挟むような問題ではないのも事実。
我々はただ黙ってその完成のときを楽しみに待つしかないのである。
それにしても、サヨナラを打った瞬間を捉えた写真を見たとき、私は新打法の底知れぬヤバさに身震いしてしまった。
これが通算打率3割を誇る和田一浩が辿りついた境地だとすれば、まさにそれは漫画か映画の世界。
理解しろって方が無理だ。
!?
寝てる~!
オープンスタンスから酔拳打法へ。和田の終わりなきバッティング道はどこまでも続く。
スポンサーサイト